2014-01-01から1年間の記事一覧

前回は「ごきげんよう」今回は英国の貴族とラグビーの話

1. 先週は、雑用があって3回、六本木まで出掛けました。 うち1回は、六本木の高層マンションの先輩の自宅で年に3回ほど開かれる「Hサロン」と呼んでいる集まりです。夫婦3組プラス男女3人の計9人の高齢者が集まって、コンビニで買ったお弁当を頂いたあと、…

小林秀雄「伝統について」と漢詩や和歌のこと

京都はすでに35度以上の猛暑日を経験したそうで、日本はまさに熱帯ですね。仕事でロンドンから一時帰国した次女が「英国ではこの暑さは考えられない」と悲鳴をあげていました。 前回のブログにフェイスブック経由コメントを頂いたシドニー在住の方に「シドニ…

鳩サブレーのこと・百人一首のこと

1. 上着の要らない季節になりました。歩くと汗が出て、散歩もごく手軽に済ませています。庭で日を浴びるのも暑くなりましたが、週末は長女夫婦が来て庭でお喋りをしました。お花と「鳩サブレー」を貰いました。http://www.hato.co.jp/hato/久しく手にしたこ…

英国「エコノミスト」特集「中国の未来は?」

1. 海太郎さん有り難うございます。世田谷区の読書会というのは引退したお医者さんのご夫婦がボランティアで始めたものですが、なかなかのインテリさんが多く勉強になります。それだけに運営の苦労があるかもしれません。私は例によってあまり他人の思惑など…

「日本ではペストに相当する大変なことが〜」

1 今週の週末の東京も五月晴れ。この陽気のせいか、あるいは前回ちょっと触れた老人性特有の症状への懸念か、分かりませんが、4月28日・5月5日ブログへのそれぞれ海太郎さん柳居子さんのコメントへのお礼を忘れてしましまいました。遅くなりましたが、失礼の…

五月晴れと『ペスト』(カミュ、宮崎嶺雄訳)の再読

1. 5月10日&11日の東京は、まさに五月晴れの気持ち良い週末でした。世田谷羽根木公園を歩いたり墓参に行ったりしましたが、新緑もつつじも鮮やかでした。六本木の国際文化会館ではまだ武者人形を飾っていました。 庭に居る時間も含めて、日中はもっぱら外で…

連休は五月晴れの蓼科高原で

1. 今年の5月大型連休は後半の3〜6日は、蓼科高原で過ごしましたが、好天が続きました。日中はまだ雪を被った山々が良く見え、夜は星空がきれいでした。 桜が東京より約1カ月遅れて満開。その他、こぶしの花、雪柳、れんぎょう、水仙、芝桜などが一斉に花開…

京都鳥羽での藤見・同志社キャンパス訪問など

1. 4月の末、大型連休が始まる週末、京都に1泊しました。 今回はもっぱら遊び&私用で27日の日曜は夕方まで独りで行動。 まず京都駅から満員の臨時バスに乗って南に下がり、「鳥羽水環境保全センター」(京都市上下水道局)内の、120メートルも続くという見…

「日米中韓関係」とジェラルド・カーティスさんのメッセージ

1. 皆さまコメント有難うございます。 柳居子さん、天皇のお田植え行事の紹介、興味深く拝読しました。 こういう行事や風俗、約束事、「和の精神」のような「価値観」までも、本当に日本古来に根差したものか、「創られたもの」ではないのか、確かに再考し…

世田谷市民大学新学期と福沢諭吉

1. 桜の花は徐々に北上中。北国でも咲きだしました。 標高1300メートルの高地は例年5月が桜の季節で、先週は今年初めて長野・蓼科高原の田舎の家を覗きに行ってきましたが、まだ花も緑も無く、春遠しの感。途中、中央高速に乗って、山梨県のあたり、釈迦堂と…

豪州の友人夫妻も首相も、ヘーゲル米国国防長官も訪日訪中

1 海太郎さん、スティーブン・キング『11/22/63』に興味を持って頂き、有難うございます。 この小説なかなか面白いと思います。ただ、当時の人気TV番組だの歌だの俳優だの固有名詞がたくさん出てきます。 例えば日本の小説で「“あまちゃん”の主演女優のよ…

まだスティーブン・キング『11/22/63』とマリーナ・オズワルド

1. 4月が始まり、東京の桜満開。ブログやフェイスブックでもあちこちの桜の写真で満開のことでしょう。 当方も負けずに拙い写真を載せますが、いつも散歩する北沢川緑道と東大駒場キャンパスです。今年は冬が長く寒かったせいか、殊のほか結構な風情です。 2…

『11/22/63』(スティーブン・キング)とネット時代の読書

1. 柳居子さん、京都の銭湯の状況についてのコメント有難うございます。 書いておられるように京都も減ってきているでしょうが、それでも銭湯は「江戸のしぐさ、昭和のぬくもり」だそうですから、まだまだ東京より「ぬくもり」が残っているのではないだろう…

銭湯だの友人の活躍だの中国だの

1 暖かくなったと思ったらまた冷たい雨降りの日もあります。 冬が過ぎても寒い日は、週に1回は近くの銭湯で温まります。 近所の人に教えられて昨年になって知ったのですが、世田谷区の65歳以上の年寄りに、請求すると年に12回無料で入浴券が貰えます。これを…

京都の梅見、NYタイムズの「安倍氏の危険な修正主義」社説訂正

1. 13日は全国的に荒れた天気でしたが前日12日はおだやかによく晴れて、たまたま京都滞在、梅の名所北野天満宮に行ってきました。 先日、東京学士会館で冷泉貴実子さんの「現代に生きる冷泉家の和歌」という講演を聴いたことを思い出しました。 彼女の著書『…

スティーブン・キングの『11/22/63』とケネディ大使

1. 昨日は東京も細かい雪が時折舞い冷たい日。それでも少しずつ春へ。散歩する北沢川緑道沿いの小川には小さな亀さんがやっと姿を見せました。 5日夜はNHK「クローズアップ現代」で初めてテレビに登場したケネディ駐日大使のインタビューを見ました。アメ…

少しずつ春というのに新聞が伝えるのは「破られたアンネの日記」

1. 昨日はコートも要らない穏やかな好天。今朝は細かい雨が降り、明日はまた雪が舞う予想も。 こういう風にして東京は徐々に春に近付いていくのでしょうか。 昨日は世田谷梅ヶ丘の羽根木公園まで散歩。 梅の花が盛りで人出も多く「梅まつり」をやっていまし…

空気・福沢諭吉・トリノとソチの荒川・羽生両選手

1. 我善坊さん有難うございます。全くご指摘の通りですね。 「空気」を吹き飛ばすにはどういう方策が要るでしょうか? かって福沢諭吉は、私たちが目指すべきは「文明」であり、文明を支えるのは「品性」、それを妨げるものとして以下の3つを痛烈に批判し…

雪の日に『コミュニティを問いなおす』(広井良典)を読み返す

1.このところ東京都内も2度にわたって積雪。 久しぶりの大雪の日。 日本ではなぜか、「オーバーシューズカバー」を履いて歩いている姿をあまり見かけないような気がするなと、NY時代を思い出しました。 写真のように、靴の上にただかぶせるだけのゴムのカバ…

NPO「ミンナソラノシタ」応援しています

1. 憂うつになる政治向きの話は今回はやめて、短い滞在ですが1月・2月と京都で過ごした報告です。ウン十年も若い・元気な人たちと会うのは嬉しいものです。 ソチ・オリンピックも(私は全く見ていませんがTVがあまりにこればかりと不満を言う人もいます…

雪の降る音とクラウディオ・アバドと歴史認識

1. 柳居子さんarz2beeさん海太郎さん、まことに有り難うございます。 歴史認識の問題やら政治向けの話は書いているのも気持の上で疲れます。 読んで頂く方にもまことに恐縮・感謝です。 柳居子さんの「日本のメディアが・・・センセーショナルに・・」のご意…

公開セッション「東アジア国際紛争の打開に向けて」

1. 我善坊さん、「書くように話せ」のフォロー有り難うございます。 ご指摘の点に多少関係があるように思うので、2月1日東大の政策ビジョン研究センターが主宰した表題のパネルディスカッションを聞きましたので、その報告をしたいと思います。小さいが内…

元陸軍少尉小野田寛郎氏死去と海外の報道と・・・

1. 我善坊さん6日経っての更新でお礼が遅くなりましたが、長文のコメント有難うございました。日本人は「書き言葉」を重視するという指摘は面白いですね。「名演説ゆえに胡散臭く感じる(こともある)が、よく練られた文章は高く評価する」ですか、なるほど…

キング牧師の「私には夢がある」をインターネットで聴ける、夢のような時代

1. 前回はアメリカの市民運動・人権運動が最高の盛り上がりを見せた「1963年ワシントン大行進」から50年経った昨年8月に、タイム誌が特集号を組んだことを書きました。 「最初に聞いたときは強烈な感動を受けた」というFBのコメントを頂いたように、この日の…

キング牧師の「私には夢がある」から50年

1. arz2beeさん重ねてのコメントまことに有り難うございます。 ご指摘はまさにその通りと思います。正式な判決名に原告と被告の名前を付ける理由について、樋口東大教授(英米法)は、 勝訴か否かを問わず、権威に挑戦したブラウン、エディス・ウィンザー・…

米国最高裁判事は「終身」で「上院」の承認が要る

1. arz2beeさん有り難うございます。ローマ法王についてのご意見、タイム誌もまさにご指摘と同じだろうと思います。ところで友人から、カトリック中央協議会は「教皇」と呼ぶことを要請していると親切に教えてもらいました。「法王」は単純に塩野さんの言葉…

タイム誌「今年の人」3位のエディス・ウィンザー(84歳)とは?

1. 前回のブログはタイム誌が選ぶ「2013年今年の人はローマ法王」と報告しました。 間連して、豪州のシドニーではクリスマスのバチカンのミサをテレビが実況放映するという報告を在シドニー野田さんから頂きました。 豪州でカトリック信者がどの程度居るの…

タイム誌2013年今年の人は、フランシスコ・ローマ法王

1. お礼が年を越してしまいましたが、国世さん海太郎さん、第九とメサイアについて書いて頂き有り難うございます。今年もよろしくお願い致します。 お2人とも自ら歌うという主体的な関わりで、ただ聞いている当方とは違う経験をされていること羨ましく思いま…