2020-01-01から1年間の記事一覧

タイム誌「100年100人の女性」と2人のアメリカ最高裁判事

1.前回のブログで、朝の散歩で通る家に咲き誇る薔薇の花の写真を2枚載せたところ、友人が「気に入った」と漢詩を送ってくれました。 「紅白薔薇(そうび)花影新(あらた)なり」で始まり、 「杖を停め陶然とする一散人」で終わる七言絶句です。 散人は「役…

「検察庁法改正案反対意見書とタイム誌「今年の女性」」続き

1.朝の散歩では見事に薔薇で飾られたお屋敷を眺め、眼の保養になりますが、そろそろ終わりでしょう、残念です。 散歩しながら家人と、「お役人や新聞記者の言動は、私ども市井の庶民とは違うようだ」といった話もします。 長年、友人夫婦3組6人で毎月1回、自…

薔薇が咲いた。京都「ミンナソラノシタ」の話。

1.小さな庭に、昨年末に神代植物公園で買った薔薇の苗木が花をつけました。「プリンセス・ミチコ」です。神代植物公園もいま盛りでしょうが、閉鎖中です。 前回は「タイム誌選出100年の100人」の話をしました。今回も続けるつもりでしたが、頂いたコメント優…

タイム誌が選出した「100年の100人の女性」

1.外食する機会がなくなり、食事は毎日自宅で(我が家は何年も前から一日二食です)、家人が用意してくれるのを頂き、感謝しています。 友人の中には奥様を先に亡くされた方もいて、たいへんだろうなと気になります。それとこの時期、シーツを夏用に替えて古…

マスクも届き、㈱カスタネットの植木さんからも電話。

1. 今回も新型コロナウィルス関連のもろもろ報告です。 朝の散歩以外は自粛を続けています。幸いに我が家は長年生協と契約していて、週1回、食材を届けてくれます。 アベノマスクは届きました。家人に任せて、開けずにそのまま施設に送りました。「アベノマ…

BBC(英国放送協会)の「健康に暮らす国とCOVID-19」の記事

1.京都では、山鉾巡幸も中止、祇園のお茶屋も「イノダ」も臨時休業とのことで、一時的とはいえ、文化と伝統も消えていきます。 このところ毎回COVID-19の話題ですが、前回の岡村さんのコメントに、家に四六時中一緒にいると、「DVを初めいろんな問題が生じて…

朝の散歩で考えた、新型コロナウィルスの「死者率」

1.「あの戦後の惨めな経済情勢から,我々は努力して今日の繁栄を築くことが出来ました。しかし戦争で失った命は帰っては来ませんでした」。 前回頂いたMasuiさんのコメントを読み返しながら、命を守る人たちを思い、自粛を続けています。 ここ2週間、出かけた…

新型コロナウィルスと闘うロンドンから

1. COVID―19は世界で、日本で、いつどのように収束できるのでしょうか? 前回はニューヨークの情報を報告しました。コメントをいろいろ頂きました。 ・田中さん:リーダーは心を込めて、命をかけて、国家・国民を守る。自ずと、言葉と態度に出ると思うのです…

「ソーシャル・ディスタンシング」とニューヨークから

1.東京でも「ソーシャル・ディスタンシング」が当たり前の日々になりました。 つい10日ほど前までは、冒頭の写真のように桜を楽しむ家族連れが見られました。いま同じ駒場公園には入れますが、ほとんど人気はありません。 2.とうとうアメリカが感染者で世界…

「ソーシャル・ディスタンシング」の中で、アーダーン首相を考える

1.「social distancing(他人と距離を保つ)」と「self isolation(ひとりになる)」という、今まで耳にしなかった2つの英語が、メディアに頻繁に登場するようになりました。この週末は東京も諸外国に近い「外出自粛」になりました。 世界のどこを見ても逃げ…

ドイツ・メルケル首相のスピーチとある英国クルーズ船の対応

1. 新型コロナウィルスについて、ドイツのメルケル首相が18日夜異例のTVスピーチを行い、世界で話題になっています。 「第二次大戦以来の試練」に直面して、国民の連帯を呼びかけました。ドイツ政府の公式サイトから英文で読むことができます。 https://www.…

この時期出掛ける場所として、墓参と神代植物公園。

1.今年の3月は、10日は東京大空襲から75年、11日は東北大震災から9年。そしていまは伝染病。13日の読売新聞論説は「21世紀の人類の、感染症との最初の本格的な闘い」と位置付けています。 東北大震災について東京新聞に、震災で若い父親を亡くした8歳の少女…

「コロナウィルスでカミュの小説『ペスト』が売れているらしい」

1.コロナウィルスは世界的に拡大していますね。 渋谷のスクランブル交差点もいつもより人が少なく、外国人観光客が立ちどまって写真を撮る、普段の光景は見られません。 皆様のところもそうでしょうが、商社勤めの長男は15日まで原則在宅勤務、ただし管理職…

アンドリュー・ヤンとベーシック・インカム、『ベーシック、命をつなぐ物語』(廣田尚久)

1. 新型コロナウィルス問題、早く収束してほしいですね。 私も家にいる時間が多くなりました。近くの散歩は続けており、梅やまんさくが咲く、立派なお宅の庭を眺めたりしています。 世界大で感染者が増えていて、経済も先行き懸念が広がっています。2月27日…

王維の「鹿柴」と新島襄「寒梅」VSアメリカの選挙は?

1.前回は、美しい日本語を耳で覚え、暗誦することが大切だと思う、と書きました。 (1)もちろん、他の言語でも言えることで、詩であれば英詩も漢詩も同じでしょうね。 先月末に京都の街を歩いて苔に夕日があたる景色を眺めて、漢詩に、 「復(ま)た照らす青…

三好達治『詩を読む人のために』と「きれいな日本語」

新型コロナウィルスが日本でも拡散しているようです。 1.(1)こういう状況では、京都もおそらく観光客激減でしょう。 私も今月、大坂・京都に行くつもりでしたが、中止しました。風邪の症状があり、81歳の老人が咳やくしゃみが取れないままで電車に乗るのは、…

京都を歩き、人に会い、かるたを取りました。

1. (1)もう10日以上前ですが、京都に2泊しました。今回は遅ればせながらその話で す。中国からのコロナヴィルス発生がすでに報道されていましたが、まだあまり気にせずに、歩き、多くの人に会いました。 穏やかな日和で、大徳寺の早咲きの梅がもう咲いていま…

京都で考えた「寅さん」とアメリカ大統領選挙

1. 前回のブログで、いま上映中の映画「お帰り寅さん」を観るきっかけになった台詞 (「人間は何のために生きている?」)を、岡村さんに教えて頂いたことに触れました。 寅さんの映画を全作見ている友人が、このせりふが出てくるのは39作目の「寅次郎物語」…

「男はつらいよ、お帰り寅さん」を観る

1.ここ2回続けて、気候変動と「グレタ効果」をご報告しました。コメントをいろい ろ頂き、関心の高さを感じました。「若者が主導して(権力者や年寄りはせめて邪魔しないで)グレタさんを日本に招いてほしい」という意見もありました。 この問題、私としては…

「グレタ効果」―「時には、子どもの眼で世界を見ること」

1. 前回のブログ「タイム誌2019年“今年の人”にグレタさん」では、渋谷が「学生時 代にもっともよく通った懐かしい街だった」と書きました。 中高までの通学に使った「館(やかた)ぶね」と呼ばれるバスの思い出話に触れたところ、同級生のMasuiさんから「自…

タイム誌「2019年今年の人はグレタ・トゥンべリさん」

1.渋谷駅周辺の再開発が進み、その変貌が著しいですが、地下鉄銀座線の新しい渋谷 駅が1月3日からお目見えしました。 学校が港区麻布にあり、中高の同級生には渋谷から通学する者が(私を含めて)多く、懐かしい土地です。60年以上も昔の思い出話の投稿が同…

 2020年最初のブログは、豆台風の襲来と年賀状の話

1. 今年最初のブログはもっぱら私事で申し訳ありません。 昨年12月後半の我が家は、娘が休暇を取って幼い孫を連れて英国から一時帰国。 狭い家はてんやわんやでした。下がまだ2歳で時差調整ができず、夜寝ないので老夫婦も(もちろん娘も)グロッキー状態で…