蓼科・東京ほか

24回茅野市平和祈念式典とジョン・レノンの「イマジン」

1.先週の日曜日には、借りている畑に行ってじゃがいもを掘りました。 今年は畝づくりと植え付けの時に体調を崩して娘夫婦に全て任せ、収穫時だけ老人が横取りしました. そんなことで量も減らし、おまけに気候不順もあって小粒の物が多く収穫も例年の4分の1…

蓼科で過ごす夏の日々と、後を継ぐ人たち

1.当地もぐずついた天気が続き、一向に夏らしくありません。農作物の出来が心配です。お陰で、例年より人出が少なく散歩をしても人より鹿に出会う方が多いです。 ここでは信濃毎日という地方紙を購読していますが、「外国人旅行者伸び悩む諏訪地方」という記…

頂いたコメントと、最近の病院治療のこと

前回は昔の職場の同期会のことを書きました。夫婦同伴というのは珍しい、とコメントを頂きました。製造業の大企業に勤めたMasuiさんが、「人数こそ沢山いますが、男性ばかりで、最後は元気よく社歌を歌ってお別れです。」とあり、「社歌」のある会社もあって…

夏はそろそろ終わるが、災害は終わらない。

1. 蓼科高原は9月に入って、すっかり秋らしくなり、稲も実り、そばの花も満開です。今年は猛暑のせいか稲の実りも早いようで例年なら10月初めの刈り入れが刈り入れが終わるのではないかと言われています。 そろそろ東京に帰る準備をしないといけないなと家人…

当地にも台風12号と豆台風、吉田拓郎の「夏休み」

1. 先週は大相撲御嶽海の「県出身力士初の優勝」で,信濃毎日は号外を出し、朝刊は二日続けて彼の大きなカラー写真と記事とで埋まりました。何せ、木曽郡の小さな町の出身ですから大騒ぎです。 横綱不在でも連日満員御礼の相撲を見て幸せな日本国は、異常な暑…

猛暑の名古屋での大相撲その他

1. 前回は古いレコードを涙を呑んで捨てたことを書いたところ、十字峡さんから「京都の某市民活動センターがレコード図書館を開設して寄贈を受け付けている」という情報を頂きました。 情報提供に感謝です。ただし私のは、個人的な思い出は1枚1枚強いのです…

新しいDellのTVと蓼科高原の日々

1. 昨日の東京は終日肌寒かったですね。朝の散歩の途次写真を撮りましたが、淡い色の紫陽花は雨や曇り空によく似合いますね。 もっぱらPCと読書で時間を過ごしました。 TVはあまり好きではなく、天気予報とBSの国際ニュースぐらいしか見ません。そう言えばブ…

田舎のこと、日本女性のこと、和歌のこと

1.今年はGW連休の遅く、田舎に来たので、先週はほぼ当地に滞在し、畑にも何度か行きました。 まだ寒く、日中も薪ストーブを焚く日が多く、八ヶ岳に雪が残っています。 浮世を離れて、散歩をしても殆ど人間には会わず、挨拶するのは鹿ぐらい。 もっともこの時…

蓼科に来て、中世の日本女性と和歌のことなど考える

1.岡村さんコメント有難うございます。旅を通じて元気な日本女性のパワーに感心しておられる様子が微笑ましいです。触発されて、今回は昔の日本女性のことなど考えます。 まずは、5月3日に「空飛ぶ婆や」が無事ロンドンの娘のところから帰国しました。 翌4…

今年も「メサイア」、「エコノミスト」誌の2017年の「Country of the Year」は?

1. 2017年も本日で終わります。(1)皆さまは年末をどのようにお過ごしでしょうか? 私であれば、変わり映えせず、忘年会が少し(恒例で二子玉川の高島屋内の蕎麦屋にも行きました)と、年賀状書き、「メサイア」と「墓参」でしょうか。 「メサイア」は7年前ま…

信州暮らしと「小さな村の物語イタリア」

1. 信州の田舎暮らしが続いています。昨日の、いや昨年の繰り返しの様な平凡な日々です。昨年の20日には、地元のリーダー2人、東京からの一時滞在5人総勢7人の老人がボランティアで「オーハンゴンソウ」駆除作業。 我々夫婦も参加しましたが、今年は22日、昨…

第22回茅野市平和祈念式に出席して

1. arz2bee さん、「小倉昌男さんの理解が進んだ」とのコメント嬉しく拝読しまし た。私もかねてから尊敬する人物です。大学での「社会起業論」の講義でも氏のことを何度も語ってきました。 2. 8月6日早朝には、22回目の「茅野市平和祈念式」に参加してきま…

信州の田舎暮らしと東京新聞が懐かしい

1, 7月中旬から茅野市の山奥に住む時間が長くなりました。 福岡・大分や秋田の豪雨はまことに悲惨・お気の毒ですが、長野県中部、いわゆる「中信」は有難いことに比較的災害の少ない地域です。 それでも7月下旬は雨も多く、特に夜によく降ります。 友人2組…

詩集「わが涙滂々」の英訳本と東京新聞の記事など

1. 連休の田舎暮らしを終えて東京に戻りました。 孫も英国に戻りました。学校が始まり、出掛ける前に一人でチェス盤に向かっているという写真が届きました。「詰め将棋」ならぬ「詰めチェス」というのもあるのですね。前々回、たった2人が参加する課外活動で…

連休は蓼科の田舎で畑仕事

1. 連休は老夫婦2人で田舎に過ごしています。 八ヶ岳にはまだ雪が残りますが、里に下りると桜や花桃が満開、家の周りも徐々に木の芽が芽生えています。 老骨に鞭打って畑仕事に精を出しました。 3軒の仲間で地元のオーナーの畑を借りて、耕し、畝をつくり…

アメリカ大使館員の踊る「恋ダンス」など

1.今年も元旦の朝から家人が庭のかりんの枝にオレンジを置いておくと、小鳥が飛んで来てきれいに平らげていきます。平和な光景です。 もっとも家人は憤慨していますが、大きなヒヨドリが我が物顔にたくさん食べて、小さな目白は少し上の枝にとまって親分が食…

古今集「秋来ぬと目にはさやかに〜」と「萩」と「荻」

1. ささやかなブログを毎週日曜日には更新しようと考えているのですが、1週間の来るのが早いこと。 ということで、前回のブログに頂いたコメントのお礼が遅くなりました。 臨床心理が専門のGoro Hiranoさん有難うございます。 「イギリスへの移民の次の世代…

御射鹿池や清里テラスももう秋の気配

1. 9月に入り、高原はもう秋の気配です。 稲穂が実り(あと1か月弱で刈り入れです)、蕎麦の花も満開。月見草、女郎花など秋の花も咲き乱れ、赤とんぼも舞っています。我が家は借りている畑の後始末に行ってきました。 留め釘を外し、マルチ資材を畳み、うね…

八ヶ岳農業実践大学校のこと、「あとらす」のこと

1. 前回のブログでは、組織社会と共存する社交社会の存在が大事だとする『社交する人間』(山崎正和)を紹介しました。 「社交」を成り立たせる理念(礼儀作法、感情の統御、共感、平等、自己表現、上下関係のない・つかず離れずの人間関係など)が文明の前…

オーハンゴンソウの駆除と『社交する人間』(山崎正和)

1. デトックスマツコさん、7月24日付の・ジパング会員証の不携帯で「制裁」を受けた話に、8月15日にコメントを頂き、有難うございます。 80歳の母上が同じような目にあって、おまけに「ほとんど犯罪者扱い」だったとのこと。会員証をただ忘れただけで、いく…

6月の蓼科はれんげつつじや金ぐさり

1. 先週は数日、田舎で過ごしました。築40年の古い家でいろいろ手直しが必要になって、工事に立ち会うという用事もありました。畑の野菜の育ちぐあいも見てきました。 6月の蓼科は田植えが終わって田には水が貼り、新緑の林には、のんびりとかっこうの鳴…

まだ、テレビで見た諏訪大社の御柱祭です

1. 平野さんコメント有難うございます。 ご質問の、サンダースの演説の実況をPC 経由見たのがyoutube.かどうか、はっきり分かりません。多分、そうだと思うのですが、私の情報源はワシントン・ポスト(WP)の電子版です。このサイトを開けると、大統領選の記…

パソコンでサンダースの演説を、テレビで御柱祭りを見る

1.5月5日の日経朝刊は1面トップで「米大統領選、トランプ氏指名確実」の大見出しと「クリントン氏と対決へ」の小見出しでした。前回のブログに「共和党はインディアナ州の結果でほぼ決まり」と書きました。翌日のNY Timeの社説は「共和党はいまやトランプの…

まだ日本語やらクロスワード・パズルやら

1.t-kono1223さんのコメント、水村さんの『日本語が亡びるとき』に興味を持っていただき、有難うございます。 お勧めの金谷武洋著『日本語は亡びない』(ちくま新書2010年)は未読ですが、サイトを覗くと、著者はカナダの大学で日本語を教えている人だそうで…

戦後70年安倍談話と英訳を読み比べる

1. 八ヶ岳山麓のこのあたり、お盆の今ごろが一年でいちばん人が多く、故郷への帰省、涼を求めて訪れる人たちで賑わいます。いきおい当方は、人込みを避けて近くを散歩するぐらいになります。 15日の土曜日は、前日のテレビで聞いた70年談話を新聞がどう報じ…

茅野市で迎えた70年目の「原爆の日」

1. 築40年の古い家は長野県茅野市の豊平というところにあります。標高1350米の八ヶ岳山麓ですが、今年の夏はこんな高地でも日中は日差しが例年より厳しいです。 豊平は、ペスタロッチの研究で知られる教育学者・長田新の出身地です。彼は、広島文理大教授の…

蓼科高原の「梅雨の晴れ間」と憲法の長谷部恭男元東大教授頑張ってください

1. 「梅雨の晴れ間」とでも言う日が本当にあるのだなと痛感したのは6月4日(木)です。 この日、蓼科高原・原村のペンションに1泊で、年1回が18年続いている中高の友人夫妻4組8人の旅行があったのですが、この日だけ絶好の快晴でした。 車山高原から霧ヶ峰…

憲法記念日に蓼科物語

1. 1週間に1度は更新をと心がけていますが、先週(4月26日)はペリリュー島で戦った中川州男大佐の悲劇を書いたのがフェイスブックとの連携がうまく行きませんでした。悲しい話なのでFBが避けたのかもしれません。 本日は、GWの最中とあって老夫婦で八ヶ岳山…

読書週間と「最近何読みました?」

1. 我善坊さんarz2beeさん有り難うございます。コメント心に沁みました。 「きけわだつみのこえ」は幾つも改版があると思いますが、学生時代に読んだ本がもう手元にないので原典にあたっていません。ブログは(例えば紀要に書くなんかと違って)どうもこの辺…

タイム誌「The Answer Issue(何にでも答がある時代)」

1. arz2beeさん、有り難うございます。懐が深い英国、面白いですね。 同地に長く住む、ある日本人が、「英国を特徴づけるのは、2つのC,階級(Class)と 田舎(Country、カントリー)」と言ったことを思い出しました。前々回の、我善坊さんの言われる、(1)…