ksen2005-10-26

本日朝、マーリンさんは関空発10時半の飛行機で北京に向けて離日しました(した筈です)。私も久しぶりに研究室に出て、あちこちの方へお礼のメールやら何やら後始末に追われています。取りあえずセミナーの写真を貼付しますね。小さくてほとんど何も分からないと思いますが会場の雰囲気だけでも見て頂ければ有り難いです。
報告したいことが山のようにあり、他の方に興味のある話かどうか分かりませんが、追々に触れていくつもりです。まずは、このイベントを何とか無事に終えることができたのは、助成を頂いた国際交流基金日米センターhttp://www.jpf.go.jp/j/cgp_j/、および東京・京都でのたくさんのボランティアの皆さんの献身的な努力によるものであり、心から感謝します。みんなが結集した時のパワーがどんなに大事かを痛感しました。力を貸してくれた皆さんにとっても、良い経験・良い思い出になったとしたら、私としてこんなに嬉しいことはありません。東京で後援を頂いた某氏から「企業の社会責任(CSR)という中身のせいか、企画者他皆さんのお人柄が素晴らしいですね」というコメントを頂き、嬉しかったです。
その辺の熱気や雰囲気はマーリン夫妻も十分感じ取った筈です。きわめてタイトな日程で最後までフルに動いてもらい、たいへん心苦しい面もありましたが、それでも喜んで日本を去ってくれたのではないかと思います。昨夜11時半過ぎに、夫妻をホテルに送って行ったときに、アリス(ミセス・マーリン)が「タカシ、あなたもアメリカ生活が長いから理解してくれると思うから、心からの親愛の印としてお別れに抱擁しよう」と言われて、2人でしばらく抱き合いました。それから御主人のジョンさんとも抱き合って最後の別れを惜しみました。短い滞在でしたが、心に残りました。アリスは、アメリカでも著名人ですがさまざまな場で紹介されるときに必ず「hard working and determined( 猛烈に働く、意志堅固な」という言葉が出てきます。しかし、それだけではなく、実に気持ちの優しい・素敵な女性だということが、今回つきあってよくわかりました。少女時代は「シャイな」性格だったそうですがいまでもそういう一面を十分持ち合わせています。感受性の強い・はにかみやだった女性がどうして、「企業に社会責任を認知させたパイオニア」として活動を続けられたのか?人はなぜ・どのようにして「社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)」になるのか?私なりにいろいろと考える機会を与えてくれた6日間でした。