オムロン京都太陽で

machidaさん、的確なコメント有り難うございます。しっかりフォローして頂きました。だからこそ日本で社会起業家が求められるのですね。障害者の自立という側面で著名な社会起業家はココ・ファームhttp://www.cocowine.comこころみ学園の川田昇さん、スワンベーカリーhttp://www.swanbakery.co.jp/の故小倉昌男さんでしょうか。2人とも私財をなげうって事業を立ち上げました。他にもたくさん居られることでしょう。
ところで社会企業を立ち上げるにはお金と労力が必要ですね。僭越なようですが、私は「現代社会入門」の講義で、若者にボランティアの大切さを伝えています。汗を出すのもボランティア、お金を出すのもボランティア。お金のない者は(私や君たちのように)汗をだす、お金のある人は少しでも世のため人のためにそれを使う。ともにボランティアではないか。そんなことを言っています。
話がそれますが、障害者の方々の自立を語るときに「ノーマライゼーション」という言葉を使いますね。手元の広辞苑をひくと、「障害者などが地域で普通の生活を営むことを当然とする福祉の基本的考え。またそれに基づく運動や施設。1960年代に北欧から始まる」とあります。実はこの言葉が、ドクター・マーリンには通じませんでした。「ノーマライゼーション」という英語を、そういう意味ではアメリカでは使わない。この言葉は抽象的かついろんな意味に取られるので(ビジネスの世界では人員削減という意味合いも出てくる)避けた方がいい、とのコメントでした。アメリカでは「メイン・ストリーミング」というんだそうです。
日本では「ノーマライゼーション」というのは辞書にも出てるぐらいごく普通の言葉になっていて、その名前の協会だの研究会もあるようですし、少し驚きました。英語というのは難しいですね。それともアメリカではこういう考え方や運動そのものが進んでいないのでしょうか?あるいは、特別の言葉を使う必要がないくらいあまりに当たり前になっているのでしょうか?不勉強で申し訳ありません。誰か、ニューヨークに長く住んでいる方でも教えてください。