ksen2005-11-12

8日・10日の加藤さんのブログ講座は大好評だったようで、当日参加したメンバーのブログ試作品が早くも浅野さんのサイトに掲載されています。やはり圧倒的に女性が多いようですが、「京(今日)から始まるブログ」が、良質の「シティズン・ジェネレーテッド・メディア」に育っていくことを期待したいです。
昨日は、久しぶりにマーリン・プロジェクトの京都メンバー数人が集まり、今回のセミナーの総括をしました。助成金元である国際交流基金あての事業報告や収支報告のうち合わせも兼ねました。収支はおかげ様で赤字にならずに終了したようで、ほっとしています。もちろん(たぶん、他のメンバーも)若干の持ち出しはありますが、若い連中には大いに汗を出してもらった訳で、前にも書いたように汗を出すのも、お金を出すのも同じくボランティアと考えて、私としては満足しています。
ニューヨークに無事帰国したアリスからは、下の娘あてにメールが届きました。「あなたのお父さんから、”Deep Truth”(本当の真実)を喋ってほしいと頼まれて、京都でスピーチ内容を少し書き直しました。読んでもらえると嬉しいのでメールします(Your Dad asked me to speak "deep thuth" at the Kyoto NGO meeting. I thought you might like to read my comments there)」ということで、スピーチ原稿が添付されています。下の娘はたまたま10月22日(土)の東京でのセミナーに出席してアリスにも会っているので、それを念頭においての今回のメールだと思います。
今回のセミナーの1つの目的は、彼女がいま熱心に取り組んでいるSAI(ソーシャル・アカウンタビリティ・インターナショナル)とSA8000という企業の社会責任を人権・労働条件の側面からとらえる国際基準の1つを日本でもっと知ってもらうということにありました。それと同時に、「社会起業家」としてのマーリンさんにも焦点を当てたいという思いで、東京と京都でそれぞれ2種類のセミナーを企画しました。東京では2回のセミナーの両方に参加する人は少数でしたが、京都では半数以上が24日・25日の両日に参加しました。
そこで私としては、25日は内容の重複を避けるために、SAIの説明は省略して、もっぱらアリスのNPOの活動や思いを中心に据えて聴衆に元気や示唆を与えるような話をしてほしいと頼みました。そんな訳で京都に来てからも観光そっちのけでスピーチ原稿に手直しすることになったのです。その点、アリスに最後まで働いてもらったことは申し訳ないと思っていますが、その際、彼女との会話の中で「deep truth」という言葉が何度も出てきました。京都でのスピーチ最終原稿がNYから届き、果たして彼女のdeep truth が出ているか?もういちど読み直してみたいと考えていますが、それはまた次回以降にしましょう。