5日夜、京都のアパートに到着。幸い新幹線も順調。6日(金)から仕事開始です。賀詞交換会もあり、理事長・学長のご挨拶も拝聴しました。学長から、私のブログを「お気に入り」に入れて下さってるという話を聞き、大学の悪口など書けないかなとちょっと心配しています。
まずは無難な話題からということで、前にもご紹介したのですが(05年11月25日)、昨年7月に撮影したワシントン・ナショナルギャラリーにあるフラゴナールの絵を、しつこく再度披露します。というのも、1月6日の日本経済新聞最終頁「読書する人十選」の2回目に登場したからです。

この欄は、テーマ毎に10回連続で絵や写真を紹介している楽しい企画ですが、今回は作家の伊集院静氏が読書をテーマにした作品を取りあげ、初回がルノワールの「読書する女」(オルセー美術館)、そして2回目にフラゴナール登場となりました。
「私がこれまで知る限りでは本を読む人物を描いた絵画の中ではこの作品が一番印象的だ」とあります。友人のTさん夫妻が、この絵を観るのを第1の目的にアメリカに出かけたことを以前に書きましたが、伊集院氏はまだ観ておらず、憧れの絵画なので、いつか「ナショナルギャラリーに行ってみたい」とのことです。
日経にはフラゴナール「読書」と紹介されています。フランス語の原題は知りませんが、グーグルで調べたら”la lectrice”とありましたからこれがそうでしょうか。英語では”Young girl reading”、日本でも「読書する少女」として知られています。
若い女性がこれほど夢中になるのは、恋愛小説だろうか」と伊集院氏は書いていますが、たしかに何を読んでいるのか推測してみるのは楽しいものです。これが2回目、あと8回でどんな絵画等が披露されるのでしょうか。私も若干興味を持って同じ題材で描かれた絵はがきを目にすると購入しています。いまのところ手持ちはすべて女性がモデルで、男性が読書する作品も1つぐらい教えてもらいたいと思っています。