ksen2006-01-09

7日から大学も3連休ですが、当方は今年始めてひとりで過ごす週末でアパートにこもっていても仕方ないので誰もいないキャンパスに出たりしています。
我善坊さん、貴重な情報感謝です。こういうのがブログの楽しみですね。早速、サイトを覗いてみました。レンブラント学者の肖像」と「読書する画家の息子・・・」ですか。前者は難しそうな本を広げていますが画家の息子の方は楽しそうに読んでいますね。伊集院氏の3回目(本日)もシャルダン「画家・・・の肖像」という男性の登場でした。
京都は7日は市内でも夕方まで粉雪が舞いましたが、8日は幸い晴れました。今年始めて、アパートから小1時間、東山・哲学の道を歩いてから大文字山に登りました。
京都に来てからいつも年の初めに1回は登ることにしています。いろいろルートがあるようですが私はいつも銀閣寺脇の道から、ゆっくり歩いて30分弱。高い山ではありませんし、子供たちも年よりも見かけますがそれでも途中きつい勾配もあって、毎年、いつまで続くかなと思いながらの道中です。
今年は寒さと雪で、例年になく雪ものこり、道が凍っていてすべりやすいのでいつもより時間がかかりました。頂上も寒かったです。
頂上には「弘法大師(右から左の横書きです)」と書かれた小さなほこらがあり、不信心者の私も手を合わせます。ほこらの左上に木札があって、「霊元天皇御辰幸記」という表題で、「寛文10年長月6日に如意嶽大文字登山のこと」とあります。グーグルで調べると(こういう検索が本当に便利になりましたね)、在位1663〜1687年とありますから江戸時代初期のようです。洛北白川村の雪輪御所に隠居している叔父道晃法親王のお寺に秋の一日を松茸狩ご清遊のあと大文字に登るという前書きで以下につづきます。
「いささか南に歩みて又山に登る。一町ばかり上がりて隣の山の境地。これより浄土寺の山なりという。それを12町ばかり上がりて頂に至りぬ。見渡せば、今朝にかわりて、西に連なる山ども見ゆ。都の道もよく晴れて見ゆ」
紅葉のころ登るのも風情があり、今年はもう1度チャレンジしようかと考えながら山を下りました。銀閣寺の正門を横にみて参道を下がって鹿ヶ谷通りを左に少し行くと、お気に入りの場所「ゴスペル」があります。ここで毎回同じく、ビールを1パイントと「おてんばパテ」というのを注文して1時間ほど読みかけの本を広げました。読書には読書にふさわしい好みの場所も大事だなと思いました。