ksen2006-02-14

11日(土)12日(日)と入試があり、私は大阪天王寺にあるYMCAの会場に詰めていました。日中はもっぱら会場に缶詰で、夕食のあとは近くのホテルに2泊という単調な時間でしたが、何となく大阪市に対する土地勘が増したような気がしました。
天王寺駅大阪市の南東、和歌山や高野山などに行く私鉄のターミナルで、土地に詳しい人によるとこのあたりが「Deep」な、つまりほんまの大阪だそうです。在日韓国人が多いという・焼き肉屋が集中していることで有名な鶴橋も近く、通天閣釜ヶ崎も比較的近くだそうです。


監督補助をしてくれた事務局の若い女性は豊中に住んでいるのですが、梅田から南にはほとんど行ったことがないそうで、なるほどと思いました。私も、京都に8年住んで、やはり仕事で梅田あたりしか行ったことがなく、何となく大阪って特徴のないところだなあという印象を持っていたのですが、今回Deepな雰囲気をほんの少し嗅いだような気がして、フィールドワークをしたり人権問題を考えたりするのにふさわしい場所だろうなという気がしました。
帰り、車で来ている同僚になんばで下ろしてもらって、心斎橋筋のアーケード商店街を本町まで歩きましたが、ここも延々と商店が並んでいて(日曜日だからでしょうが相当な雑踏ぶりです。大丸心斎橋店も通り沿いにありますが、18世紀半ば大丸(当時は呉服屋松屋)の発祥はこのあたりのようです。


ということで、3日ぶりに京都のアパートに戻ると、昨年ニューヨークでお世話になった長く同地に住む日本人女性からバレンタインのカードが届いていました。こんなものを頂くのは始めてなので、厚かましいですが例によって写真を撮って載せてしまいます。
“Happy Valentine Day”とありますが、中身はアメリカ50州の州花を紹介するカードです。NYはバラ、私が昔始めてのアメリカ生活を送ったテキサスはブルー・ボネットという野の花、ケーセンの仲間・淺野さんが長く暮らしたワシントン州(シアトル)はシャクナゲだそうです。ハワイはハイビスカス、マサチューセッツはもちろんメイフラワー。
そう言えば、これ、いろんなところで紹介しているので、よくご存じの方もいるでしょうが、以下のようなジョークがあります。
「日本の国花は桜(あるいは菊)、中国は牡丹、オランダはチューリップ。じゃ、アメリカの国花は何か?」
「さあ」
カーネーション・・・・・というのは冗談で、アメリカには州花はあるけど、国花は特にない。カーネーションは、カー・ネーション(自動車の国)と引っかけた駄洒落でで、英語の綴りも同じ」
以上つまらぬ話でした。