ksen2006-02-20


また,PCが手元にない週末でしたので、月曜、研究室に出て皆様のメールやブログを覗いております。
我善坊さんから、NHKBSで映画「ビューティフル・マインド」を観たというメールが来ました。アカデミー賞受賞の、ゲーム理論で名高いジョン・ナッシュを主人公にした映画です。私は、ゲーム理論は多少商売上知っておく必要があるので、映画のDVDを持っています。我善坊さんの質問ですが、以下引用させて頂くと、「この映画のラストの方で、主人公のノーベル賞受賞が決まると(数学者なのに経済学賞を受ける)、周囲の人々が寄ってきて、次々に胸の内ポケットから万年筆やボールペンを抜いて彼のテーブルの上に差し出すという、感動的な場面があります。学者などのこういう栄誉を祝福するのに、みんなが自分の大切にしている筆記用具を即席の祝いにするという習慣があるのでしょうか?なかなか洒落たやり方ですね。小生は知りませんでした。どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ご教示ください。」
私も、この場面たしかにいい光景だと思いましたが、習慣については知りません、ということで、どなたかご存じですか?

machidaさんは最新のブログでゲイツ財団について精力的に調べておられます。「コア・コンピタンス経営資源の集中)」の手法をとっている、少数精鋭の経営陣・・・等々を指摘しておられます。

canalylondonさんは、「フィナンシャル・タイムズ(FT)」紙の紹介。私も、昔ロンドン勤務時代、毎朝(週末はない)の必読情報だったので懐かしいです。但し、難しい英語で悩んだ記憶があります。
FTの「英語を母国語とする人たちが閉めだされつつある」という記事の紹介がありますが、似たような内容がNewsweekの国際版05年3月7日号日本版4月6日号にあります。
日本版は「正しい英語はもういらない?」という記事で、今や世界ではネイティブ・スピーカーの方が少数派。すでに英語を話す人のうち、母国語とする人とそうでない人の割合は1対3。動詞や関係代名詞のルールを無視し、自分流にカスタマイズした「新しい英語」を話す人が増えている。・・・
といった内容で、「自分の英語を堂々と話すべきだ」と、こういう動きをサポートする学者も出てきているそうです。例えば、「th」の発音が苦手なアジア人が「thing」を「sing」や「ting」に聞こえないよう発音の練習をする必要はないというロンドン大学言語学者の発言を紹介しています。すでに国際線では「three」を「tree」と発音しているパイロットが多い、その方が理解されやすいからだ・・・とか。
この記事を昨年春学期のゼミの時間に学生に配って、だから君たちも自信をもって自分流に話し・書けばよいのだ、と励ましたのですが、果たして効果があったかどうか?