ksen2006-06-10


我善坊さん早々にコメント有難うございます。

「歴史改ざん」とは、よく言われるように、言葉を換えれば、歴史は常に勝者によって作られる、ということでしょうね。例えば、ネイティブ・アメリカンによって語られたアメリカ史を私達はもたない。


 ちなみに、「パリの街が「ダ・ヴィンチ・コード」熱に浮かされている」(日経ビジネスによる「Business Week」記事の紹介)など、ビジネスの拡がりも興味がある動きで、たしかにこれも「グローバル化の産物」(仏出版社社長)でしょう。
授業で、(映画を含むアメリカの)ビジネスだの「マーケティング」だのも話しているので、その点からも関心をもっています。


・ フランスだけで500万部以上売れて、一般書籍として過去最高の発売部数、読者年齢層の4人に1人が読んだことになる。
ソニー・ピクチャーズの映画公開がさらに拍車をかけている(5月19日世界公開。6月5日現在全世界の売り上げは約650億円。3週目に入っても欧州・日本で首位を維持している)
ダ・ヴィンチ・コードの謎解きは、フランス人やアメリカ人にとって最新の流行であり、散歩ツアー、パック旅行・・等々、「これはフランス出版界初の派生商品マーケティングだ」。
・ 昨年、ルーブル美術館の入館者数は前年比20%弱の伸び、過去最高の750万人に達した。
等々。


日本でも、グーグルで「ダ・ヴィンチ・コード」で検索すると検索結果が実に、13百万件以上(「ニューヨーク」での検索結果が19.7百万件と出ますから、比較してその大きさが分かります)、「マグダラのマリア」でも30万件と出てきますから、驚きです。日本人のオタクも多いですね。ちなみに「ソーシャル・アントレプレナー」は残念ながらまだ7万弱です。


私も、典型的ミーハーなものですから、またルーブルに行ってみたくなりました。
ソニーの株は買いかもしれませんね。