ksen2006-11-15


そふとさん、有り難うございます。
そうですか。『若者はなぜ・・・』の著者・城繁幸氏にインタビューし、若者世代からの激しいコメント・告発を聞かされましたか。


インタビューといえば、「カスタ君の町家」のインタビューはいかがですか?


13日には植木さんのコネで某全国紙の大阪本社の記者が取材にきました。
「カスタ君の町家」と「京都文教大学社会企業家勉強会」との協働プロジェクトについても説明しました。


このプロジェクトの第1回を、17日(金)開催します。
「働くこと:本音で語る」というワンコイン座談会で匿名の若手企業人2名と学生12名が中心になって、これに外野席も加わりワイワイガヤガヤやる予定です。
『若者はなぜ・・・』も話題になるのではないでしょうか。
「京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク(KSEN)」も後援します(スタッフ不足でなかなか自前の企画実施が難しいので・・・)


もっとも、中高年にも言い分はあるはずでしょう。


日経ビジネス」10月30日号の第2特集記事は「団塊イリュージョン、巨大市場の幻想を砕く格差拡大」です。
約700万人といわれる団塊の世代が来年から定年退職を迎える。一般にはお金持ちで時間的なゆとりもあるといわれる(「時金世代」)が、ここでも資産格差が拡大しており、「豊かな団塊世代」というのはイリュージョンではないかという問題提起です。
カルチャースタディーズ研究所というところが2000人の同世代を対象におこなった調査では、自分を「下流」と認識する人が46%とのこと。


さらにこれらの調査をもとに団塊世代を8つのグループに分けて分析しているが、最大のボリュームだったのが「①団塊ニート」と呼ばれるグループで4分の1がここに属する。


このグループの特徴は「年収もすくなく、消費への意欲もひくい。仕事、趣味、ボランティアにも積極的に取り組まない。朝から図書館で新聞をよんでいるタイプだそうです。


ちなみに8つのグループは、このほか、「②スポーツ新聞(ゴルフ三昧の普通のオヤジ)」「③下町マイホーム(アウトドア好きのマイホームパパ)」「④貧乏文化人(1人好きの学生気分おじさん)」「⑤ニューファミリー(グルメと旅行好きな山の手エリート)」「⑥アンノン族(流行好きな若作り女性)「⑦社会派(元は全共闘、今はボランティア)」「⑧ヒッピー(イージーライダーは古民家好き)」だそうです。


私は「団塊」組より年上ではありますが、この中では①か④でしょう。
これが格差社会の現実でしょうか。



小泉・竹中流の論理によれば、「市場原理・競争原理」のもとで、競争力のない人間が「負け組」になっていくのはやむを得ないということでしょうか。
しかし、年功序列を信じて働いてきた多くのサラリーマンにとって、いきなり「市場原理」と言われてもつらいですよね。