11月があわただしく過ぎ、12月も年末まで何だかだと雑用に追われそうです。

というわけで、記録に残しておきたいことがたくさんあるのですが、ブログの更新が遅れがち。

まずは本日は、横浜・寿町のフィールドワーク(11月6日訪問)からもう、ちょうど1ヶ月経ってしまいましたので簡単にでもふれておきたいと思います。


1. 寿町は横浜ドームや横浜中華街や山手にも近いところで、かっては日雇い労働者の町として知られ、東京の山谷・大阪の釜ガ崎と並んで日本の「三大ドヤ街」と呼ばれます。現在は、高齢化が進み、住民の約8割の5000人以上が生活保護を受ける「福祉の街」に変貌しています。


2.この地域の再生を住民ともに取り組んでいる人たちがいます。核となるのは、
・NPO法人「さなぎ達]」理事長・山中さん(本業はポーラ・クリニックを経営するお医者さん)事務局長・桜井さん
・ 同「さなぎの台所」の理事長・前田さん
ファニービー(Funnybee)株式会社代表取締役・谷津倉さん
・ 自称ホームレスのYさん
・ および、たくさんのスタッフ、ボランティア、住民


3. 長くなるので次回以降にせざるを得ませんが、例えば、ポーラ・クリニックは医療を、「さなぎ達」は路上生活者およびそれに至る恐れのある人々が「自立自援」できることを目的に、「さなぎの台所」は食事の提供と職業訓練、ファニー・ビーは、ドヤ(簡易宿泊所)にバックパッカーなど外国人旅行者を受け入れる事業など地域活性化のための試み・・・等々みんなが力を出し合って、活動しています。


私はドヤ街を訪れたのはこの年になって始めてですが、彼らに会って活動を伺ったり話を聞いたりするのは、実に貴重な経験で正直いって感じるところがたくさんありました(私自身この年になるまで何か他人の役に立つ仕事をしたか?という疑問を含めて)。

実は寿町に連れていってくれたのは、コロンビア大学の大学院で「社会的企業の経営やイノベーション」を教えているジム・マンディバーグ助教授です。
彼は来年1月始めまで、日本における「社会的企業」の調査・研究のために来日しています。寿町を訪れるのは8回目とのことで、私よりはるかに知識も人脈も豊富です。


実は私とジムの訪問は、谷津倉さんもYさんも翌日とっくにブログに書いておられます。
私よりはるかに忙しくプレッシャーもきついだろうに、わざわざ私達のために半日割いてもらい、おまけにすぐにそのことを記録に残す・・・そういった姿勢にも感心し、自らを反省しているところです。
ご迷惑でない範囲で、また伺いたいと思っています。