年末でもあり、今年1年間それなりに時間を費やした「ブログ」について、私にとっての意味を整理しておきたいと思います。


1. 梅田さんであれば,「ブログを書き始めたとき、自分はいったい何が好きなんだろう、何についてなら書けるんだろう」と考えた(『ウェブ人間論』P.162)。
 そして付け加えて、「やっぱり読書だな、読んだ本の一部を抜き書きしたりするのって本当に幸せな時間だなとか・・・・」=「自分で自分を発見したということ」.


私の場合、以前から文章を頻繁に書いていたこともあって、この点はそれほど強くは感じませんでしたが、言いたいことはよく分かります。


2. もともとは、「京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク(KSEN)」の活動と「ソーシャル・アントレプレナー社会起業家)」について少しでも多くの人に関心をもってもらいたいという気持ちで始めたものです。
ただし、この点は、初期の効果を果たしているかどうか、やや心配ですが・・・もっと努力しなければ・・・と反省しています。


3. 次に、私としては「近況報告」をお伝えするという意味が大きいです。
普段、京都で一人暮らしをしていることもあって、家族・友人・知人に、いろいろ個別に報告する代わりにブログを見てもらえると有難いという「手紙」の役目を果たしてくれます。

そして、国内はもちろん、アメリカや豪州などの友人も見てくれていると思うと、嬉しいです。


4. それのいわば裏返しというのでしょうか、・家族・友人・知人のブログを読んで、「彼ら・彼女らも元気にやっているな」と確認する楽しみがあります。


身内や[KSEN]の仲間はとうぜんですが、


 例えば、横浜寿町を訪問したことは以前のブログで報告しましたが、そこで知り合ったNPO法人さなぎ達の谷津倉さんYさんのブログを覗くことで、その後お会いしていませんが「元気で活動しておられるな」と知って、「お役にたってはいませんが精神的には応援しています。頑張ってくださいね」と自らの思いを確認するだけでも、嬉しい気持ちになります。


もちろんこの点は、こちらがブログを書いていなくても先方のを覗くだけで済む話ではありますが、こちらも書いていると、同じ「ブログ仲間」としてお互いに頑張っているな・・という、一体感というか、大げさに言えば「同志意識」が生まれてくるところが面白いところです。


5. 最後に、記録を残しておくという価値が、これは意外に大きいです。
まず、授業でしゃべるネタを保存しておくということがあります。
また、短いエッセイを2つ連載しているのですが、ブログに残したことを整理して原稿に仕上げることが多く、素材をとりあえず記録しておくという点でまことに助かっています。
 


この点は、先日、KSENの仲間から、「バックアップを残しておいた方がいい」と言われたのですが、不精をきめこんでまだ実行していません。
ともかく、いまのところは、量的には,
すでに優に1冊の本になる文章を書いてそれが、1銭もコストをかけずにネットに残っているのですから、どういう仕組みでそれが可能なのか、アナログ人間の私にはさっぱり分かりませんが、とにかく感動しています。



ということで、読んでくださる方が少しはいるだろうという淡い期待を抱きつつ、来年も発信を続けるつもりです。

どうぞよろしく、ご指導・ご支援をお願い申し上げます。