mytopgunさん我善坊さん、有り難うございます。

たしかに矢内原氏の人選はラディカルですね。
これが戦後の昭和22年に出版された「続編」となると、イザヤ・パウロ・ルッター・クロムウェル内村鑑三の5人ですから、さらにラディカルです。

因みに、うちルッターとクロムウェルは戦前に執筆して前者は中央公論に掲載されたが、後者は検閲にかかって掲載されなかったそうです。


我善坊さんも本書を書棚に残してあるというのはさすがですね。

私も本だけはなかなか捨てられず、いつも妻の不評をかっています。
いちど、私が海外勤務の間にだいぶ捨てられてしまい(中には大学時代のノート、特に、丸山真男の「政治学」を私としては珍しく全て出席して丁寧にノートしたのも含めて)、それに嘆いたので、勝手に捨てられなくはなりましたが、「死ぬまでに何とかしてよ」としょっちゅう言われています。


矢内原さんの本書の特徴は、9人の人物のうち新渡戸稲造内村鑑三の2人は直接の恩師だということです。

「内村先生よりは神を、新渡戸先生よりは人を学びました」と書いています。そういう教育者に巡り会った幸運(影響を受ける方の素質もあるでしょうが)を思わずにはいられません。


もう1つの特徴は、これらの人物をひたすら持ち上げているのではなく、欠点を含めて大いに愛していることです。


「リンコーンに多くの欠点がありました」

あるいは「先生(新渡戸稲造)は決して欠点の少ない人ではありません。多くの人間的弱点があり、また自分でそれを知っていました」・・・・等々。


何れにせよ我善坊さんの言われるように、古い本を取っておき、時にひっぱり出して何度も読み返すことの楽しさは、何とも言えませんね。


最後に、まったく関係のない話ですが、冒頭の写真のように、週末、中・高時代の友人夫婦4組で、温泉旅行に行ってきました。志賀高原に近い奥山田温泉の「満山荘」に1泊。

全10室の家族だけでやっている小さな宿。源泉掛け流しの硫黄泉にごり湯で、屋根がけのない露天風呂です。

130回や80回というリピーターの猛者がいるそうです。
連れていってくれた友人の某君は4回目。
雪をかぶった山々や星空を仰ぎながら温泉に入り、久しぶりの命の洗濯でした。

25日(日)に京都に戻りました。