HANAIさん、はじめまして。
そうですか、小布施在住の方ですか。そんな方が見ているとは知らずに、あまりよく勉強もせずに、書いてしまいました。
これからご紹介のサイトをゆっくり見せて頂きたいと思います。
小布施というのはブランドとして確立しているようで、マーケティング戦略と地域の人たちの努力のたまものだろうと思います。
私は夏に、長野の田舎(失礼!)に短期間ながら滞在する予定ですので、さほど遠くないので機会を見てまた訪れたいです。

珍しく2日連続、このブログを書いていますが、世間は3連休というのに、連日ひとり研究室に出てきているので気分転換をしている訳です。
連休の後半だけは何とか、久しぶりに、自然にふれて数日過ごしたいと予定しているので、その前に雑用をかたづけておこうという魂胆です。


キャンパスはいまハナミズキがきれいに咲いています。
学生も姿は見えません。


それにしても、よほど私の腕と要領が悪いのは認めますが、日本の大学の教員は、「教育労働者」でけっこうよく働かされますね。


前にたびたび紹介したコロンビア大学のジムさん(社会企業を専門にしているビジネス・スクールの助教授)から、帰国してからもメールがあります。
一昨日のメールによると、「あと1週間で春学期が終わり、4ヶ月のsummer breakに入る。この間、多くの論文を書かねばならないので忙しいが、妻と3週間、イタリーに行く予定にしている・・・」とのこと。

4ヶ月間の夏休みには思わずうなりました。


もちろん、コロンビアのような超一流大学の(大学院の)教員と私とを比較しても仕方ないですが、彼は週に1〜2のゼミを担当しているだけと言っていました。対して私は、週に6〜7つの学部生相手。


私ごときが研究云々を言うのはおこがましいとは思います。

しかし、日本の一流大学&大学院は知りませんが、私の場合、それなりにまともな本を読んだり研究に取り組むのは、夏休みの数週間ぐらいということになってしまいます。
若い研究者には、もっと時間を持ってもらいたいなという気持ちがしています。


大学教員にとっては教育が大事、教育にもっと時間を割いて、工夫をして・・・と昨今呪文のように言われるのですが、私見では、地道な研究の裏付けがあってこそ、教育によって若者を動かすことが出来るのではないかと考えます。
僭越ながら、教育は技術ではなく個人個人の勉強に支えられた人間力が問われるのだと思います。


他方では、ジムさんから、ヘブライ大学(イスラエル)の友人が6月に来日するので会ってほしいと言われていました。


本日のメールでは、いまイスラエルの大学では(どういうイシュウーでかは知りませんが)大規模なストライキがあって、その友人は立場上、夏はずっと大学にいなければならないことになって来日はキャンセルになったという連絡でした。

大学のストライキなんて、日本では聞いたこともないだけに驚きました。
ストライキどころか、おそらくもう何年も、学生の(学内外を問わず)デモも抗議行動もないのではないでしょうか。

為政者にとってはまことに喜ばしい状況でしょうね。