mytopgunさん、本は読み返しがいいですね、とくに若い頃に読んだ童話・小説など。

『ペスト』(カミュ、宮崎嶺雄訳)“The Great Gatsby”“The Catcher in the Rye”などなど、何度読んだことでしょうか。


mayさん、個人的な希望としては、図書館では、なかなかポケットマネーで買えないような・高価な・装丁の見事な・手に取るだけでゾクゾクするような美しい本(辻邦生全集もその1つ)を揃えてほしいものです。

なにわ節と心意気は大阪人ですか。中村医師は、福岡の任侠の徒の血を引くようです。


話は変わりますが、少し長くなりますが、いま大騒ぎの、宙に浮いた年金記録の問題です。


これって、腹が立つよりも、呆れてしまいますね。日本人はこういう事務的なことだけは優秀で勤勉で他国より優れている、と信じていたのですが・・・

これでは米国に敵いませんね。アメリカでこんな話、聞いたことがないように思いますが。


1.まだこの騒ぎが起こる前、今年の3月に、渋澤 健という方のメール「シブサワ・レター」が米国の年金に触れています。
出だしだけを以下に紹介します。


「先月、米国政府から封筒が届きました。中身は、私のSocial Security(社会保障)の明細書で、私が高校生のときにアルバイトで稼いだ時代から米系企業に勤めていた10年ほど前にわたる期間の毎年の所得が一覧表で記載されていました。あの時、あの場所で働いていたという思い出の記録でもあります」


そして、送られた記録には、現在までに米国政府に支払った社会保険の総額、62歳・65歳・70歳で退職したときの年金支給金の予想も記載されている・・・・

渋澤さんはこのあといろいろ面白い指摘や問題提起をしておられますが、紙数の関係で省略します。


2.実は私も、米国で10年近く働きましたので、65歳を過ぎて、些少ながらドルで年金を頂くことになりました。このための申請手続きについて簡単に触れますと、


(1)若いとき、そもそも貰えるなんて思っていなかったので、Social Security(社会保障)番号を記憶していなかった。しかも正確にいつからいつまで勤務したかも記録していない。
(2)しかし、所定のフォームに「番号を記録していない」「正確ではないが、何年何月〜何年何月、アメリカで働いた」と記載してマニラの米国大使館に送付した
(3)フォームの記載漏れや質問等があり、何度かやりとりし、時間はかかったが、別に、それ以上の証拠書類を要求されることはなく、基本的には、当方の申告だけで、米国政府側がすべて調べてくれて、今年から、送金してくれるようになった。


これって、すごいことなんだなあ、と改めて、アメリカという国を少し見直しているところです。


3.しかも、この事務をフィリッピンのマニラで処理しているというところが面白い。
さらにしかも(私はその必要はありませんでしたが)、マニラに電話をかけると日本語の出来る職員の応対も可能と書いてありました。

日本も社会保険庁をインドにでも移して、アウトソーシングをした方がいいのではないでしょうか。