坊主さん、インターネットが「性善説」にそったツールだという認識は、村井純さんや梅田望夫の発想の原点だろうと私は理解しています。


面白いと思うのは、これがきわめて「アメリカ的」である、ところがアメリカの価値観には同じくらい強力な「性悪説」があるという、この両面性ですね。


前にも書きましたが、「ザ・フェデラリスト・ペーパー」でジェームス・マディソン等が強く主張し、その結果でき上がった米国憲法は権力の「抑制と均衡」のシステム化を徹底して追及していますが、その根底にあるのは「性悪説」です。ピューリタンの思想からくるのでしょうか。


何れにせよ、アメリカでこの2つが強い価値観として共存しているのではないかと思います。なぜか?は私も十分説明できないのですが、面白いと思っています。


授業についてですが、「カスタ君の町家」での「実習」について、学生諸君のレポートを楽しく読んだところです。


某君のまとめです・・・「今回この授業を通して、さまざまなことが学べ、良い経験になったと考えております。そしてこの経験は、今後あらゆる活動で活かされると考えられます。さらに、失敗を恐れて行動を起こさないと、何も始まらなければ、何の変化を起こすこともできないのだということを実感しました。また、少しは社会の厳しさや、現実を知ることができたと考えます。今後は、その社会についてさらに深くかかわっていきたいと考えています。
 

また、この授業はこれで終わりですが、この1回で終わらせてしまうのは非常にもったいないのではないかと考えます。これだけの経験ができたので、これを活かせばさらなる発展が望めるのではないかと考えます・・・」


彼がスピーカーに来てもらうことに成功したのですが、そこについて・・・「僕は、一度拝見して感銘を受けた映像作品の製作者に依頼することにしました。依頼するにあたり、気持ちをしっかりと伝えるには、メールや電話ではだめだと考えました。そこで、手紙を送ることに決めました。しかし、まともに手紙を書いたことはありません。そして、おそるおそるほぼ初めて便箋と向かい合いました。僕も含めて全員が、この授業で一番苦労したのはこの交渉であったと考えます・・・・」


彼の誠意が伝わり、藤原次郎さん奥村恵美子さんが来てくれることになりました・・・・


秋も「町家」を利用させてもらいたいものです。

ただ、個人的には、8月6日(月)の3回目のフィールド・リサーチを行った、横浜寿町と谷津倉智子さんの活動(写真)についても、授業で現地訪問が出来ないか?とも考えているのですが。