今週は東京にも行き、大学にも出勤しましたが、学生の姿もちらほらでキャンパスも静かです。


その学生についてですが、吉岡君という文化人類学科の2回生の男子学生が、第50回短歌研究新人賞というのを受賞したそうです。昨年の19歳に続く最年少受賞で、短歌に詳しくない私は知りませんでしたが、なんと、あの寺山修司がかって受賞したというたいへん権威ある賞だそうです。


別の学科の学生で授業で接したことはありませんが小さな大学なので面識はあり、短歌をつくるという話も本人から聞いたことがありますが、そんな快挙を成し遂げるとは驚きと同時に嬉しいことです。関心のある方は以下の大学のウエブサイトをご覧ください。
http://www.kbu.ac.jp/kbu/gakugaimuke/070821tanka/070821tanka.html

私はこの方面に無知なので内容のコメントは出来ません。
以下は受賞作ではないそうですが、サイトに載っている彼の作品の一部を引用しておきます。

「峠から無限にひろがる星空に吸えないたばこを吸わされそうで」
「遠い日の記憶にいますぐなりそうな星空を見る君をみないで」


詩才などにとても縁のない当方は、論文の原稿書きに四苦八苦しながら、8月最後の週末はまた田舎にやってきました。

平均年齢65才弱の4人で、塩尻市にある鉢伏山という標高1900メートルほどの山に登り(もっとも歩いたのは最後の15分だけ)、見晴らしのよい山頂でおにぎりを食べたり・・・あまり人の行かない山ですが、鉢伏山荘という山小屋があり、9月22日にはここでコンサートが開催され「冬の旅」を歌うとのこと。トイレも水洗できれいなのに感心しました。


近所の親しくしている農家が自家用に作っているトマトを分けてもらったり(これが実においしい)・・・

近くの小さなホールで、早稲田グリークラブのOBという合唱団が歌う素人コンサートを楽しんだり・・・合唱のメンバーは私と同年輩が多く、もと銀行員だの、もとアナウンサーだの、もと会社役員だの・・・みんな楽しそうに、「聞かせていただいて」より「聞いていただいて有難う」という感じ・・・


次次世代の少年少女のとんぼ取りに付き合ったり・・・

というように過ごしているうちに、夏も終わりそうです。