コメントまことに有り難うございます。

こちらは、秋学期が始まり、出だしは、学生も教員もペースをつかむのに時間がかかるので、いささか疲れます。

もう秋、私の田舎(長野県茅野市)では稲や蕎麦の刈り取りが始まったでしょうか。
写真は、9月中旬、実った田の様子です。

今回もコメントへのコメントですが、まず。Mayさんの、選挙報道の番組はすごいという感想、全く同感です。
参議院選挙の報道も、選挙が大事だということは分かるが、NHKまであんなに克明に報道する必要があるんですかね。少し常軌を逸していますね。投票することは大事だが、結果は、翌日の新聞で知ればいいんじゃないでしょうか。


仲川君、充実した慶応義塾の学生生活のようで、何よりです。
社会起業に関係したサークルの立ち上げ、大いに期待しています。
ところで、慶応の総合政策学部には、もと「モーニング娘」の1人がこの春入学したと話してくれましたが、会う機会がありましたか?

吉岡太朗君は、「カスタ君の町屋」で学生たちが実施したイベントに出てくれたので写真を載せておきます。いちばん左に座っています。

前のブログで、「新しい世界にいない君のためつくる六千万個の風鈴」という1首の「6千万人」について、選者の佐々木幸綱氏の「2020年に人口が半分に減るという予測をふまえたもの」という解説を紹介しました。


先日、彼に会ったので、この点訊いてみたのですが、彼は「単なる直感です」と謙虚でした。


坊主さんの、CSRのコメントはいい指摘ですね。

ヤマト運輸が、残業不払いで指摘を受けたという記事は私も読みました。
CSRは難しい問題ですね。
幅広いテーマだし、どこに重点を置くかが企業によっても変わるだろうし、そもそも、企業の社会的責任なんてあらためて言わなくても当然の話でしょうし・・・

ちょっと紙数がなくなって、短くなりますが、以下、感想のみ。


・ 町田洋次さんの最新のブログ(10月3日)が、「アサヒビールCSR」と題して、「高い理念には比べて実践は貧弱。これじゃソーシャル・イノベーションは起こらない」と鋭い指摘をしています。


・ 日本の企業は、環境や品質といった面での取り組みはすぐれているようですが、そもそも、社員の満足度を高めるというCSRには関心が薄いような気がしないでもない。


・ 「社会貢献」を高く掲げる会社の社員が他方で過酷な残業を強いられ、場合によってはサービス残業を強いられるというケースが珍しくないのではないか。キャノンは社会貢献意識の高い会社として評価されているが、他方で契約社員派遣社員の待遇で批判されている・・・という具合です。


・ これは、前にも触れた「ワーク・ライフ・バランス」や日本企業の勤労観にも関連すると思います。


・ 因みに、「誰のための会社にするか」(ロナルド・ドーア岩波新書、06年)で、著者は最近の日本の風潮は、一時は「CSRブーム」というより「CSRバブル」ではないか、という岩井東大教授の指摘を紹介した上で、「ところが、日本のCSR論法には、ふつう、従業員は出てこない」(P.201)という、まことに私も同感したくなる指摘をしています。