京都もやっと秋らしくなってきましたね。
我善坊さんコメント有り難うございます。
十字峡さんにもお礼を言いましたが、このブログ、学生君も若干見てくれていると思うので、もとビジネスマンのご意見はまことに貴重にて、参考になると思います。
十字峡さんは、もと3M勤務と理解していますが、「独自の社風」があったのでしょうね。
「企業文化はそれ自体が十分に研究対象になる」とのご意見、その通りですね。私も、もう少し若ければ研究テーマに取り上げたいところです。
但し、これ、一般化する、理論化する、その前に仮説を立てるのが難しいテーマですね。会社によって多様性がありすぎるように思います。
それと私が興味があるのは、企業文化のダイナミズムです。
「合併や買収は社風を破壊します。そのことは資本市場の自由化という議論の中では殆ど問題にされない」というご指摘について、
その通りだとは思いますが、他方で、企業の経営者や構成員が流動化することの意義もあると思います。
M&Aや外国人の経営者・管理職の登場や、そもそも労働市場が流動化することによって、古い革袋に新しい酒が注ぎ込まれ、刺激され、変わっていく・・・そのことにはデメリットと同時にメリットもあるだろうと思います。
例えば、ソニーの管理職が松下に転職する、ホンダからトヨタに転職する・・・そういうことがもう少しあってもいいのではないか。
プロ野球の日本ハムや千葉ロッテマーリンズを見るまでもなく、よく言われるように、変化は、もっと言えばイノベーションは、組織体の核心からは生まれず、辺境や外部からしか生まれない・・・
そう言えば、十字峡さん、来月に某大企業の企業研修でCSRについて講演する、と伺いました。
どんな反応だったか、伺うのを楽しみにしています。