週末だけですが、茅野の田舎にやって来ました。
そばの刈り取りに参加する予定でしたが、日程が合わず、代わりに霧が峰に行って「コロボックル・ヒュッテ」の手塚宗求さんに会ってきました。
稲の刈り入れは終わりました。
写真は、モネが似たような風景をたくさん描いていますね。
ところで、今回は、デボラ・カーです。
と言っても、私より若い世代には、知識も感慨もないだろうと思います。
しかし青春時代に、映画と出会い、映画女優にわが心の女性を夢見た人は少なくないではないか。
それは、吉永小百合、山口百恵、あるいはオードリー・ヘップバーン・・・いろいろあるでしょう。私は、デボラ・カーでした。
18日の朝刊で彼女の死去を知り、早速ネットで、NYタイムズで詳細な追悼記事を読みました
(前にも書いたように、NYタイムズは過去の記事も無料で読むことが出来るのです!)。
1921年9月30日、スコットランド生まれ、07年10月16日英国サフォークで死去、86歳。ロンドンでバレーを学び、舞台でデビュー、1946年にハリウッドでへ。50年代のハリウッドの黄金時代を飾る1人。
「黒水仙」「クオ・ヴァデイス」「ゼンダ城の虜」「キング・ソロモン」「お茶と同情」・・・・・
「地上より永遠に」で、バート・ランカスターとハワイの海辺で熱烈なラブシーンを演じ、「王様と私」でユル・ブリナー扮するシャム王と「シャル・ウィー・ダンス」を踊った、デボラ・カーです。
6度、アカデミー主演女優賞候補になったが1度も受賞せず、1994年に特別名誉賞を受賞。
受賞理由には、「比類ない典雅さと美しさを備えたアーティスト。その映画での存在は、完璧さ、規律正しさ、そして優美さにあふれた女優として際立っていた」とあります。
「英国のバラを思わせる、貴婦人のような物腰とイメージ・・・・」とも書いています。
一切トラブルを起こさない女優(「"NO Problem"Actress」としても知られたそうです。
しかし、何度観ても、素敵としかいいようがないのは、超メロドラマ「めぐり逢い」(1957年)です・・・・
大学生のときに、この映画を観てから、とにかくニューヨークに行きたいと思ったものでした。