情報開示は大事ですね

さくらさん、1月22日付けのブログにコメントを頂いたようで有り難うございます。

大阪交野にある大門酒造アメリカに日本酒を売り込んでいる元気企業について、「現在、事例研究の対象企業にできるか・・・とても興味を引くのですが、客観的な指標である財務データが分からず、分析がしにくいのかな」とあります。

コメントはまことに頷けるところがあって、どうもこういう企業やNPOのウエブサイトを見ていて、唯一不満なのが、財務データの情報開示のないことです。
上場企業の場合は義務づけられていることから財務情報が入手できますが、そうでない場合、先方の気持ち次第になってしまいます。


CSR(企業の社会的責任)についても同じようなもどかしさを感じます。
「こんな良いことをしている」という企業側の一方的なメッセージあるいは広告宣伝が優先しているような気がしますが、どうでしょうか。


その点で、NPO法人かものはしプロジェクト(代表の村田早耶香さんを本学に招いて講演をしてもらったことは、以前、ブログに書きました)のウェブサイトを、私は高く評価しています。

「年次報告書」というサイトがあって、どのような活動をしたかを財務データを含めて正直に開示していて、好感も持てますし、具体的に活動内容が理解できます。

数字が分かるというのは安心だし、良心的だと思うし、これなら、まことにささやかであっても、寄付をしたいなという気持ちになります。


もともとサラリーマン、とくに銀行勤務だったせいか、会社でも非営利組織でも政府でも、結局のところ、数字が全てだろうと思います。


もちろん大学も例外ではないわけで、本学を含めて、日本の大学でこういう情報をウェッブサイトに公開しているところは、残念ながらまだまだ少ないようです。

CSRならぬUSR(大学の社会的責任)も、道半ばということでしょうか。


そんな感想を書いているうちに紙数がなくなりました。

週末は、土日とも研究室に出ましたが、連休疲れもあってか、生産性はあまり上がりませんでした。


そんな訳で、土曜日(10日)の夕方は久しぶりに「京都ソーシャルアントレプレナー・ネットワーク」の仲間に会い、これからの企画について打ち合わせたりしましたが、珍しく2次会は失礼して早めに退場し、10時前には寝てしまいました。