山ももう秋の気配でしょう。

都会もコスモスが盛り。
広辞苑によると「秋桜:コスモスの異称」とあります。


9月も中旬となり、本日は大学はオープン・キャンパス。

13日(土)には大阪まで行き「ソーシャル・イノベーション大阪」第1回に参加しました。

40人強の参加者で、なかなか盛会だったと思います。
私は、「ソーシャル・アントレプレナーシップ社会起業家精神)とは?」と題してしゃべったのですが、
まあ前座で、30代の若い活動家2人の話が興味深かったです。

1人は、株式会社道頓堀スタジオジャパンの取締役・小田切聡さん。

年間3万2千人の大阪にくる観光客への商品の企画・販売、まちづくりイベントの開催、
観光集客のコンサルティングなど。

引き受けたときは会社が巨額の負債を抱えていることを知らなかった、本当に苦労したが、
何とか単年度黒字にこぎ着けることができた・・・等、元気に、しかも、
大阪が好きで好きでたまらないという気持ちが伝わってくる話でした。


もう1人は、NPO法人ココルームの上田假名代さん、
詩人で自ら「詩業家」と称する。

大阪西成区のいわゆる釜ヶ崎のココルームとういうカフェを開いて、
ここに住む人たちと関わろうとしています。
行政の支援や協働を図りつつ、しかし時に行政に振り回されながら、
アートをツールに、生活保護受給者、ホームレスなど底辺にいる人たちや、
障害や自己破壊の衝動に悩む人たちとつながろうとしている、実質的に
ソーシャル・ワーカーのような役割も果たしています。

こちらは、とても事業として持続するかどうかは疑問なしとせず、
むしろ福祉ボランティアと呼ぶべきかもしれませんが、本業の詩作ではむろん食べられません。

それでも明るく、元気に生きている姿には、感動しますし、不遜な
言い方にはなりますが、根底には、この仕事が好きで好きで仕方がない、という、
「他人のため」以上に「自分のため」という軸足がしっかりしている構えがあるのだろうと思います。


当日は呼びかけ人の1人の、大阪NPOセンター事務局長山田裕子さんのコメントもありました。

同センターは、NPOの支援だけではなく、社会起業家コミュニティビジネス
を含めた講義のCSO(市民活動組織)を応援していきたい、という姿勢に興味をもちました。


私は、京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク(KSEN)の、
ここ3年強の活動についても、
広報を兼ねて報告しました。

そのKSENですが、「かんさい元気人リレートーク」の第4回を、9月24日、
「カスタ君の町家」にて開催いたします。
すでにKSENのサイトにて案内しております。


大阪に負けずに、京都(に限りませんが)の元気人も集まりましょう。