ksen2008-09-27


いよいよ昨日から秋学期の授業が始まりました。


入試のシーズンもスタートです。最近は長丁場になり、
早くも明日、AO入試というのが始まり、以後、各種のすいせん入試、
3回の一般入試、という具合に、来年3月はじめまで続きます。

良い学生がたくさん来てくれると嬉しいのですが。


高校生に来てもらう「オープン・キャンパス」というイベント
を日曜に何度も実施するのですが、2枚の写真のように在学生が
会場の準備や当日の応対でがんばってくれて

ありがたいことです。


23日(火)の秋分の日には岡山まで行き、
「オーストラリア留学セミナー」に参加しました。


ベネッセの福武会長が自己資金で設立したという
豪州への留学を支援するGCA(グローバルキャリアアカデミー)
が主催したものです。


当日は、在日オーストラリア大使館から、参事官とリサーチ・オフィサー
の2人と、福武さんの話がありました。


120〜130名ほどの参加者でほとんどが留学に関心ももっている高校生・
大学生でしょう。

私が参加したのは、GCAの責任者が、昔シドニー勤務時代に知っていた
女性で彼女から連絡があったのと、ひょっとして将来、うちの学生を
「海外実習」のプログラムで短期間連れて行くことができないか、検討したい
と考えたからです。

久しぶりに聞くオーストラリアの魅力の話など、懐かしかったです

ーーー美しい自然、多文化社会、フレンドリーな国民性、快適な
ライフスタイル・・・・等々。


あと、いくつか印象に残ったことは以下の通りです。


1.2人の豪州人の大使館員(参事官は素敵な女性でした)が、流ちょうな日本語で
しかも、営業マンさながらのセールストークをしたこと。

・・・どちらも、日本の大使館員にはちょっと想像つきませんね。

2.オーストラリアは留学生の招致に力を入れており、英語圏では
米英についで3番目。教育は同国の4番目の輸出産業であり、世界でも例の少ない
「留学生のための教育サービス法」を制定していること。


3.同国で日本語を第2外国語として学ぶ学生は37万人おり、韓国についで
世界で2番目であること。


4.福武会長からは、

・長年、教育産業にかかわってきて、現在の日本の教育に大きな疑問を感じること

・他方で、オーストラリアの、とくに、TAFEと呼ばれる「職業専門学校」
のレベルが高く、内容も充実していること。

・大学と違う「実践的な教育」を大学と同じレベルの学生や社会人を対象にする,
TAFEをぜひ紹介して留学の支援をしたいと考えてGCAを作ったこと



等の話がありました。


なかなか興味深い2時間でした。

5.最後に、質問の時間があったのですが、会場での質問はゼロ。

これもいかにも日本ですね。学生さん、いろいろ聞きたいことがある
でしょうが、みんなの前ではいやなのですね。