快晴で11月が始まりました。
今日・明日と「学祭」があります。
写真はいま撮ったばかりで開始直前、まだ学生たちが準備中です。
本日は、保護者の方にも来てもらい、懇談会も開かれます。
やはりこの景気への不安、就職への懸念もあってか、例年より多くの方が
来られるようです。
そこで、こんなパンフレットも配ります。
これは、私のゼミ生3回生16人のうち8人がグループを組んで
現代社会学科の案内(24ページ)を作成してくれました。
なかなかいい出来で、入試課もこれは高校生向けにも
使えるという判断で予定よりはるかに多く、5000部印刷しました。
文部科学省が支援している、特色ある教育プログラムというのがあって
個々の大学からの申請ベースですが、本学も採択されて、
今回の私のゼミもこれに則った活動をしています。
学生の自主性を育てるという狙いで、「プロジェクト実施型ゼミ」
と呼んでいます。
企画・取材・編集・執筆すべて8人のメンバーが自分達で仕上げました。
ゼミの時間だけでなく、ほぼ毎日のように集まって
作業していました。
もちろんたくさんの人たちの協力や支援があってこそですが、
それでも、これだけの作品を残したのは褒めてやりたいと思います。
内容もさることながら、チームワークを取り、時に意見や協力度合いの違い
を乗り越えて、何かを成し遂げたという経験は貴重なものでしょう。
ある学生はレポートに、「この春学期はゼミで始まりゼミで終わった」と書いていました。
「“チームワークは大事である”川本先生のこの言葉は今よく理解できる」とも。
実は、指導教員である筈の私は、ほとんど何も指導しませんでした。
彼らが自主的に動くことを信じること
そして、最後まで、成し遂げるまで、辛抱強く、待つこと・・・・・
私がやったのは、たかだか、そんなことでしょうか。