いよいよ春、花の季節です。

4月1日9時から新任者・昇任者の辞令交付式、10時から入学式。前日の3月31日は
退職者の辞令交付式と懇親会がありました。

こういうのが実に丁寧なのが本学園の特徴で有り難いというか、なかなか雰囲気の
良いものです。

たまたま、関西の某大手私立大を定年退職されて来て頂いた某教授がおられますが、
そこでは何のセレモニーもなく、ただやめるだけ。退職の辞令を貰うことも、まし
て理事長・学園長・学長以下が出席する懇親会などはなし。

まあ、小さな組織だから可能といえばそれまでですが、良い伝統だと思いました。


丁寧なのはいいのですが、入学式のあと連日、オリエンテーションがあり、
明日の土曜にもフレッシュマン・オリエンテーションと称する、学科別の新入生
歓迎パーティもあり、月曜からはもう授業が始まります。これでは学生もややくたびれるのではないかと思います。

おまけに、挨拶、ルールや約束ごとの説明、教員のメッセージや自己紹介が延々と続きます、教員ですから、
「優しい人になれ」だの「本を読め」だの「新聞を読め」だの「一生の友を作れ」だの、
「夢と目標を持て」・・・だの、まあ私も含めていろんなメッセージを発信します。

各教員が推薦する図書(5冊)なんていう情報も含まれます。

「適当に聞きなさいよ」と一言アドバイスをしたくなります(事実、挨拶でそう言いました)。


ところで、この「推薦図書」ですが、上述した某教授が私の著書をあげてくれました。
1ヶ月前に出した『折々の人間学―京都で考えたこと』(西田書店)と言う雑文集です。

着任の挨拶時に名刺代わりに差し上げたのですが、何とも恐縮した次第です。もちろん、ごまを
すって頂く理由など毛頭ありません。
「さまざまな生き様を優しい眼差しで記述した人間学入門である」とは先生推薦の辞です。



これ、もちろん書店で売るつもりはなく、お会いした方には厚かましくお配りしているのですが、
海外などにはまだお送りできないでいます。



朝「イノダ」でお会いする柳居子さんが有り難いことに[http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200903310000:title=
ブログ]で紹介してくれました。

それと、アマゾンで、まだアマゾン経由購入できていないのですが、何と、私の直接知らない方が、コメントを書いてくださり、何と、5ツ星まで下さいました。

有り難く、心から感謝申し上げると同時に、
やや自慢話しみたいで、うんざりする方も居られるでしょうが、なにとぞお許しのほど。