東京と京都、年寄りの逆襲

コメントへのお礼が遅くなって、まことに申し訳ありません。


さわやか福祉財団中島さん、初登場ですね。

よろしくお願いいたします。柳居子さんとの意見交換、興味深く拝読しました。

拙いブログを利用して頂いて、未知の人(とくに東京と京都!)同士が交流するというのは
場の提供者として
まことに嬉しいものがあります。これに懲りずに今後ともご参加よろしくお願いいたします。


それぞれのご意見、ご尤もと思います。

京都は私も「よそ者」で遠慮勝ちに言わないといけないのかもしれませんが、
京都市の財政(とくに地下鉄や市バスなど)
まことに厳しい状況にあるようです。


従って、決して明るい話題ばかりではないと思いますが、それでも、そのブランド力は国内外において
大きな意味
を持っているでしょうから、京都人だけではなく皆の共有財産にしたいものですね。


生粋の京都人の柳居子さんから異論があるかもしれませんが。


コメントのお礼が遅れた理由の1つに、例年のこと、そして今年が最後ですが、
この時期、ゼミ生の卒論指導があります。


18日(金)が提出期限。4回生の必修ですから、これを出さないと卒業できません。

卒論についてはまた触れるかもしれませんが、昨年と同じ15名、
個人差はありますが、学生も私も一緒になって、その仕上げに苦心惨憺しています。
本日も、4つの会議の間を縫って、2名が研究室に打ち合わせに現れ、明日は、8人が個別に来る予定です。


そんな中で、週末は気分転換にごく気楽な音楽会に行きました。


アリババと15人の盗賊」と名乗る、
素人の男性合唱団、ほとんどが慶応大学ワグネル・ソサイエティというクラブのOBで、
おじいさんやおじさんばかり、引退したひともまだ働いている人もいる、しかしポピュラーな曲ばかり
アカペラで歌い、楽しく、満員の入りでした。



感想は以下の通り。

・「隊長」と呼ばれる人が、編曲・指揮をやり、当日の司会・進行も。これが軽妙でうまい。


・今年が21回目の演奏会で、うち京都は4回目、あとは毎年東京で。奥様など身内も来ておられたようで、
これも京都の魅力でしょう。アンコールで「おこがましいですが」の前置きで「祇園小唄」をうたってくれました。


・この日登壇したのは、17人ですが、全員が1曲必ずソロをとる。皆が晴れ姿を見せられるというので、
もちろん技量の個人差はありますが、いいアイディアですね。あとカルテット、合唱などで、全部で21曲。

・いつもやるそうですが、当日誕生日の人に、花束を贈って、「ハッピーバースデイ」を合唱。
この辺の演出もなかなか。

・編曲も面白く、シューベルトの「菩提樹」をもじった「菩提寺」、「6番田園」をもじった「田園墓地」など、
歌詞もユーモラスで笑ってしまいます。しかも、年寄りらしく、老いと死をちゃんと歌いこんで、
これも一種のゆーもあですね。

・同行した同僚はもと大学のコーラス部ですが、全員、全曲(オリジナル編曲も含めて)
暗譜で歌ったのに感心していました。


私は、もともと音符も読めないので、たた楽しむばかり。

何れにせよ、お年寄りが、元気に楽しそうに、チームで動いているのは、(本人たちがいちばん楽しいでしょうが)、
観客にとっても気持のよいものです。


「アリババと15人の盗賊」別名「年寄りの逆襲」だそうです。