英国:ラウンドアバウトその他

1. コメント有難うございます。

(1) さわやかNさん、経験談を興味深く拝見しました。

こういう情報交換は役立つように思います。
もっと事前に聞いておけばよかったと反省しています。
生ハム(プロシュート)とメロンは私も好物です。生ハムがおいしいですね。

(2) 柳居子さん、ご指摘に感謝です。
奈良・平安時代の巻物の写真撮影までは全く考えていませんでしたが、西洋絵画の撮影も、木と紙の国では無理でしょうかね。
絵葉書が売れなくなるからではないかという推測を披露してくれた友人もいます。


2. ということで英国事情、今回は車についてです。

(1) 当然ながら20年前に比べて車が増えました。
スピードは以前より出しています。それにも拘わらず、日本と違って、
道路はあまり変わっておらず、田舎の狭い道も昔の通り。
対面交通でも向こうから来ると、バックしてところどころにある「エスケイプ」
で相手を待つという具合です。

そんな細い・細い道を5キロも走って終点にホテルがあって1泊しました。


従って、今回レンタカーで若干運転しましたが、依然住んでいたときに使用した1988年版の地図を今回も持参して十分に活用しました。
(2) そういう事情もあるのか、「スマート」という2人乗りの小さな
車をよく見かけます。写真はローマでの光景ですが、こういう駐車も出来る
のは便利ですね。


(3) 車で走っていて、やはりこの国(欧州側もそうですが)でいちばん特徴的なのは ラウンドアバウトです。

ウィキぺディアによると以下の通り。
 「ラウンドアバウト(Roundabout、RA。又はrotary)は、道路交差点の種類。中心の「島」の周りを既走車両を優先し周回するシステム。
2009年現在、日本には類似のものしかない(法整備も十分になされていない)。
欧米、イギリス連邦諸国などで普及している。
統計上は、通常の交差点より安全とされている。」

信号はきわめて少ない。田舎の道ではほとんで見かけない。

ご存知の通り、これ、なかなか便利です。
ラウンドアバウトでは、信号待ちの必要もなく、必ず「右側優先」で、
左を見る必要は全くない。

出るときも、中に居る車が優先だから、いちど入ってしまえば安心。

いちど中に入って、出る道路が確認できなければ、もう1回廻ってきてもいい。

従って、右からの車が多いと、中に入るのに苦労するので、信号の方が流れるかもしれないが、そこそこの車の流れであれば、渋滞解消にはこちらの方がいいと思う。

何れにしても、なかなか面白いシステムで、車に乗っているとどこにでも普通にある。
町中には、小さな・ラウンド・アバウトもある。

その代わり、歩行者はここでは反対側の道路には行けないので、歩く人間の多い
日本では無理かもしれない。
また、自転車は歩行者と同じ道ではなく、車と同じ道路を走るルールという点も
日本では難しそうです。

(4) もう1つ、これは日本でもあるかもしれないが、「ランプ(lump、こぶ)」が多い。

スーパーの駐車場や区切られた住宅地にはよく見かける。

写真のように「こぶ」になっているので、スピードを出したくても出せない(車をこすってしまう)。


夏によく行く、田舎の家は「チェルトの森」という区画の中は最高速度30キロと表示してあるが、これを守っている人は殆どおらず、60キロぐらい出している車が多い。


こういう区域に「ランプ」を付けてもらいたいなと思いました。

以上、車に乗っての雑感です。