- ウクライナの状況がますます悲惨になっています。
3月4日、ゼリンスキー大統領は、「原発が砲撃された。人類史上初めて、テロリスト国家が核のテロリズムとなった。欧州は目を覚ますときだ(Europe must wake up now)」と訴えました。
- 以下は、ここにいたる過去一週間で、記録したい事々です。
まずは、英国ガーディアン紙の2月27日社説です。
(1) 同紙は、「プーチンのウクライナ侵攻は,第二次世界大戦以来、欧州で最大の地上戦であり、1つは自由を求めるウクライナの、もう1つは、より広範な地政学的な、2つの「戦い」である」
(2)そして、
「悲惨かつ厳しい状況は、長く続くだろう。我々の実行力と決意とが問われている」
「今は、ウクライナが苦難の淵にある。しかし明日は、その影響は世界に広がるだろう」
3.ロシア侵攻の直前、ゼレンスキー大統領は、ロシア国民に向けて、ロシア語で9分間語りかけました。Youtubeで視聴可能で、英語の字幕付きです。
https://www.youtube.com/watch?v=p-zilnPtZ2M
(1)本日、私はプーチン大統領に電話を試みました。しかし、「沈黙」でした。
ですから、ここで、ウクライナの一市民として、あなた方ロシアの人々に訴えます。
(2) もちろん私たちは何よりも平和を欲しています。しかし、自由と生命を脅かされたら、守ります。攻撃する兵士たちは、私たちの「背中」ではなく「顔」を見ることになるのです。
(3)そして、
「戦争で最も苦しむのは誰ですか?」
「戦争を最も望まないのは誰ですか?」
「戦争を防ぐことが出来るのは誰ですか?」と問い、すべてに、
「人々です。あなた方を含む普通の素朴な人々(ordinary simple people )です」と答えました。
- そのロシア人について、ガーディアン紙は3月2日,
――「モスクワで、2人の母親と11歳から7歳までの5人の子供が逮捕され、何時間も拘束された。子供たちは、“戦争は嫌だ(No to war)”と書いたポスターを持ってウクライナ大使館の前に花を捧げようしていた」 ――こんな記事と、泣いている女の子の写真とヴィデオを載せました。
(個人情報を理由に子供の顔写真は後に修正されました。ここでは修正後を載せますので泣き顔は写りません)。
- 日本ではどうでしょうか?
市民による抗議の集会が各地で開かれています、
2月28日(日)渋谷ハチ公前広場での集まりには、若い人と女性が多かったですが、企画した人たち誰もが、「居ても立ってもいられず、行動を始めた」と発言しました。
日本に住むウクライナ人とロシア人(「私は戦争に反対するロシア人です」と書いたポスターを持った)が日本語で、悲しみと戦争反対について語りました。
5.私の友人・知人からは
(1)日本の戦争の悲惨な記憶を伝えるメールが届きました。
某君は当時6歳、「浅草に住み、東京大空襲で米軍の焼夷弾で辺り一面火に追われる中、逃げる途中で親に離れてしまい、姉に手を引かれて上野駅に辿り着いて命が助かった恐ろしさを鮮明に思い出します。戦争は絶対してはいけない・・・」と皆に送ってくれました。
(2)1970年のソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」について語る人もいます。
民間人を含めて2千万人以上が犠牲になった独ソ戦に加わったイタリア人兵士の行方を
捜す妻をソフィア・ローレンが演じる映画です。
(2) 「映画の中でも印象的な、あの見渡す限りのひまわり畑は、 ウクライナの南部、ヘルソン州で撮影された由。
映画では中盤、そのひまわり畑の下には、第二次大戦時、この地で戦死した何万人という人々が、 敵も味方も区別なく、折り重なる様に埋められている事が、映画を見ている者にも分かる仕掛けになっているのです」というメールをもらいました。