- 私事で恐縮ですが、三連休明けの5日、検査入院をして、昨日退院しました。
(1)尾籠な話で恐縮ですが、便秘がしばらく続いたあと2回下血があり、貧血になりました。
(2)某大学病院の消化器内科に行ったところ、即入院となりました。
点滴を続けながら6時間の輸血の成功を待って、大腸の内視鏡検査を受けました。
(3)結果は、「大腸はきれいで、問題ない。出血も止まっている。原因が特定できないが、痔の可能性が高い」。ゆえに「取りあえず退院し、今後は外来でフォローする」となりました。
(4)普通の生活に戻って構わないそうですが、薬をいろいろ貰い、便の管理が大変です。痛みがないのが幸いです。
医者からは、「痔は老化現象のひとつ。若いときから便の管理が大事。便秘と下痢を比較したら、前者の方がはるかに怖い。まずは出すことが大事」と言われました。
- 妻に支えられて自宅に戻りましたが、ふらつきが残り静養中です。
入院中に、米大統領選挙があり、トランプ前大統領が返り咲きを果たしました。
(1)何れも電子版ですが、米紙ニューヨーク・タイムズは、「米国は危険な選択をした」と題する社説を載せました。
(2)英国エコノミスト誌は、「ドラルド・トランプの勝利は衝撃的(resounding)だったが、2期目の政権も同じく衝撃的だろう」
そして、
ウクライナからイスラエルまで、ドナルド・トランプに媚び、必死だ」と述べました。
(3)「衝撃的」なのは、「民主党カマラ・ハリスとの大接戦になる」との事前の予想をくつがえして、トランプの圧勝だったこと。
議会も上下院とも共和党が制したこと。これで、三権分立が世界でもっとも進んでいると言われるアメリカ合衆国の、立法・行政・司法の三つがすべて保守派に支配される。トランプは誰の制約を受けることなく、自分のやりたい放題の存在になるでしょう。
(4)なぜこういう結果になったかについてはたくさんの報道がありますが、
最後に一つだけ、年下の友人加瀬みきさんのコメントの一部を紹介します。
彼女は、私と同じ職場から米国の大学院を経て、首都ワシントンの某シンクタンクの研究員を長く勤めました。
(5)加瀬さんは言います。
・「民主党敗戦の理由はさまざま分析されますが、トランプの人心をつかむ上手さに対し民主党のおごり、自滅が大きかったと思います」。
・「トランプの下品な、しかし多くの労働者階級の人には自分たちの仲間で自分たちを理解してくれるとおもわせる話し方や表現に対し、民主党は民主主義を敬うまともな人間ならトランプを拒むべきという上から目線でした」。
そして、・「白人だけでなく黒人やヒスパニックにも「女が大統領になるのは許せない」という男尊女卑があったのも間違いありません」。
(6)今回も「ガラスの天井は破れなかった。それがアメリカ社会なのか」というのが、私の率直な感想です。