2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

生誕900年の西行の生きた時代と「紅旗征戎吾が事にあらず」

1. 前回は、和歌の「返しの文化」について、待賢門院堀河と西行のやり取りの実例を紹介しました。 Masuiさんから「男女は単なる平等であればよいだけではなく、その間に強いレゾナンスが生じ、1+1が2になるのではなく、その何倍にもなるところが真の平等で…

小さい薔薇の花と、「待賢門院」&「堀河局」

1.文字通り猫の額ほどの庭の片隅で、二年前に調布の神代植物園で買った薔薇の小さな花がまた元気に咲きました。散っては、また何度も花を咲かせます。 薔薇を自分で育てるほどの庭の広さも元気も知識もありません。しかし見ていると、この花がその棘もあって…

田舎のこと、日本女性のこと、和歌のこと

1.今年はGW連休の遅く、田舎に来たので、先週はほぼ当地に滞在し、畑にも何度か行きました。 まだ寒く、日中も薪ストーブを焚く日が多く、八ヶ岳に雪が残っています。 浮世を離れて、散歩をしても殆ど人間には会わず、挨拶するのは鹿ぐらい。 もっともこの時…

蓼科に来て、中世の日本女性と和歌のことなど考える

1.岡村さんコメント有難うございます。旅を通じて元気な日本女性のパワーに感心しておられる様子が微笑ましいです。触発されて、今回は昔の日本女性のことなど考えます。 まずは、5月3日に「空飛ぶ婆や」が無事ロンドンの娘のところから帰国しました。 翌4…