2012-01-01から1年間の記事一覧

年末の東京新聞記事と寂しいこと・心配なこと

1. これが今年最後のブログのつもりで、遅くなって恐縮ですが、美川さん(FB)、我善坊さん、柳居子さん、コメントまことに有難うございます。「また硬い話を!」と言われそうですが、コメントに触発されて、付言いたします。まず、美川先生の話は、まこと…

タイム誌アジア版は「日本の右傾化」について

1. 遅くなって恐縮ですが、さわやかNさん有難うございます。 残念ながら、何か事故や問題が起こるたびに、自分たちが自身で倫理を守って社会を良くしていくという姿勢よりも、政府の「規制強化」に期待するのが私たちの習性になっているように思います。 …

再びアメリカの司法制度と連邦最高裁

1. 我善坊さん、えまのんさん、柳居子さん、まことに有難うございます。 皆さんが私と同様に、「国民審査」に悩んでいる様子が伺われ、たいへん参考になりました。ご質問の「国民審査を有効にする方法」は私もよく分かりません。 ただ、今回も(少し硬くな…

最高裁裁判官の国民審査に悩む

1. 柳居子さん、コメント有難うございます。なるほど ジャック・ウェルチも山奥の鹿も私たちも所詮は同じような存在でしょう。 それでも、アメリカで26人をいちどに射殺した(うち20人は5~10歳の児童)というニュース(15日)を聞くと、彼らの恐ろしさも感…

これが最後のジャック・ウェルチと「競争」

1. 我善坊さん、またまた貴重なコメント有難うございます。 フェイスブック経由見て頂いている方にもお礼と同時にフォローしていないお詫びを申し上げます。 どうもフェイスブックというのがまだ苦手です。 元来がマイペース主義なせいか、スマート・フォ…

コメントに感謝と山を下りる

1. お礼が遅くなりましたが、皆様のコメントに感謝です。 示唆に富むコメントばかりで全ての要約はとてもできませんが、一部を以下に整理させて頂きます。(1) 人物形成にあたっての両親の存在。とくに、「穏やかな父親と激しい気性の母親という取り合わせ…

京都でジャック・ウェルチを読み終わる

1. 前回は「ソーシャルビジネス塾」で塾生とジャック・ウェルチが書いた 『ウィニング、勝利の経営』を読んでいる話をしました。 11月の最終週に京都に1泊し、合計4時間の発表と意見交換で本書を終えました。 こういう機会が無ければ絶対に手にとることが…

京都でジャック・ウェルチを読む

1.8日振りのブログです。この間、茅野・京都・東京を移動ばかりしており、PCには触りませんでした。たまにPCから離れた生活を送る、いやPCだけでなくテレビも携帯もない昔の生活を思いだす機会も悪くないなと感じているところです。 2.といっても…

『バグダッド・バーニング』と『大村はま、優劣のかなたに』(苅谷夏子)

1. 我善坊さん、加藤わこさん、貴重なコメント有難うございます。 マキアベリがそんなことを言っていましたか。 せめて「君主論」もう一度読みたいものです。わこさんが我善坊さんの、「市民を腐敗から解放するという回り道こそが必要」に触発されて、「愚…

オバマ再選から考えたこと

1. アメリカ・オバマ大統領再選については、日本でもマスコミの報道や専門家・識者の意見が多くみられます。いまさら異国の素人が追加するのもどうかと思いますが、主としてNY TIMESを読んでとくに、誰がオバマを支持したかについて書いておきます。他国の…

京都府「人づくり事業」の研修生と「1冊の本」

1. 前回は京都の日曜日をのんびり過ごした記録でした。 日曜日を除く5日間は多少は仕事らしい時間でした。 メインは社団法人京都ソーシャルビジネス・ネットワークが企画・実施、京都府が支援する「ソーシャルビジネス人づくり」の研修プログラムにて、今…

山奥を降りて京都に5泊6日です

1. 柳居子さん、有難うございます。 いつも的確かつ鋭いコメントには敬服していますが、今回に限っては光栄ではありますが、「田舎のおじいさん」という長年付き合っている連れ合いの見る目の方が現状には的確だろうと思います。 2. その「田舎のおじい…

八ヶ岳も雪化粧、様々な自然と様々な人間

1.24日は全国的に厳しい寒さになったようです。 当地も一気に気温が下がり、24日朝の八ヶ岳は写真のように、雪化粧です。 2枚目の写真は3日前の21日(日曜日)に撮ったものですから、 あっと言う間に景色を変えました。 もっとも今朝は雪はだいぶ少なくな…

蓼科高原の秋と『福翁百話』

1. 柳居子さん、いつも的確なコメント有難うございます。「人との巡り合い・・が人の営みの殆ど全て」の言葉は身に沁みますね。 しかも、月並みですが、出会いは別れの始まりでもある。 前回お話した、コロボックル・ヒュッテの主・手塚さんも逝って、霧ヶ…

蓼科遠来の客と手塚宗求さん

1. 例によってお礼が遅くなりましたが、柳居子さん、さわやかNさん、有り難うございます。 碑の文章についての起草者の苦労、いつものように鋭いご指摘ですね。 さわやかNさんも、その通りでしょうね。殆どのアメリカ人は「どこの馬の骨か分からない」ル…

福沢諭吉祖先発祥の郷由来碑

1. 蓼科高原はすっかり秋めき、紅葉も始まりました。 つい数週間前まで黄金色だった田も刈り入れが終わりました。 秋晴れの比較的好天が続いており、青空に八ヶ岳がよく似合います。 東京で学生となっている世田谷市民大学のゼミ「福沢諭吉を読む」は最終2…

「自由の気風はただ多事争論の間に在りて存するものと知るべし」

1. 古いブログに、お2人から初めて、全く別のコメントを頂いたので驚いています。 こんな昔の拙文を読んで頂いたことに、まずお礼を申し上げます。かねて、頂いたコメントへのお礼と再コメントは本文に載せることにしていますので(実は他のやり方を知りま…

「社会」と「人間(じんかん)交際」について

1. 例によって遅くなりましたが、「職人魂」についての柳居子さんと我善坊さん、ミヒャエル・エンデの「モモ」に登場する床屋のフージー氏に触れたFBの中島さん、何れも有り難うございます。 僭越ながら、何れも卓見と思い、たいへん興味深く読みました。…

『社交する人間ホモ・ソシアビリス』と『職人』

1. さわやかNさん、我善坊さん、有り難うございます。 どちらも真っ当なご指摘、「職人」とは近代以前の文化ということでしょうね。 だからこそ、ポスト工業化社会においては、再び「職人文化の復権」が大事になってくる・・・これは、再読したばかりの名…

東奔西走とは格好いいですが

1. ブログの更新が8日ぶりとなり、柳居子さんのコメントお礼もすっかり遅れて失礼しました。「見て、覚えよ」、いい言葉ですね。 日本の職人さんの技は1つの文化なのでしょうね。たまたま目下、東京の古い家を事情があって解体しており、1昨日、現場で現…

田舎で暮らす日々

1. arz2bee さん、有り難うございます。まことに正論だなあ、と感じ入った次第です。 「皮を切った程度の皮肉」「リーダーの重要な“脂質”」、何れも、思わずにやっとしてしまう言葉ですね。 前回、オバマの演説のサイトを載せ忘れましたが、 http://www.yo…

 民主党大会でのオバマ大統領受諾のスピーチを聞く

1. フェイスブック(FB)での中島さん古屋さん、コメント有難うございます。FB上での返事がうまく出来ず、申し訳ありません。そのうち若者に教えてもらいます。 2. 今回はオバマです。 YouTubeで、6日夜、彼が2期目の民主党大統領候補を受諾した党大会で…

秋の気配の蓼科と若者たち

1. 加藤わこさん、さわやかNさん、mikkoさん、柳さん、遅れましたが、コメント有り難うございます。学生たちとの会話の報告をきっかけに、皆様の若者への思いと気付きを披露して頂き、まことに感謝しております。 今回は、そのお礼で終りそうですが、 その…

「点と点をつなぐ」(connecting the dots)と日本の若者

1. 前回は、2005年スタンフォード大学卒業式でのスティーブ・ジョブズの有名なスピーチとそれを聞いた卒業生を追ったNHKの番組を学生に見せたことを書きました。あのときジョブズのスピーチを聞いた卒業生は、7年後(まさにジョブズが56歳で死去した)、あ…

 「スティーブ・ジョブズの子供たち,ハングリーであれ愚かであれ」

1. 柳居子さん、さわやかNさん、コメント有難うございます。 ご質問の「どういうダンスか?」について私が聞いたのは、「現代ダンス」「伝統ダンス」「ヒップホップ」の3つの由。中学の体育の先生にすれば、「教えろ」と急に言われても困るだろうなという…

猛暑の京都雑感

1. 我善坊さん、有難うございます。 アマチュアリズムについては、どうしてこういう発想が生まれ・大事にされ・しかも死語となっていったか?不勉強で知らないので恥ずかしいのですが、気分としてこの言葉にはたいへん共感を覚えます。ご紹介のあった八幡…

君原健二さんの「私の履歴書」

1.mikkoさん、前々回の私のブログへの2回目のコメントのあと、宇治市は大雨の被害でたいへんでしたね。 http://mikko-t-0513.blog.eonet.jp/default/2012/08/post-7c31.html ブログの写真におどろきました。あの高い宇治川の堤防を越えて水が氾濫したのは…

 コメントに感謝とオリンピック雑感

1. 加藤さん、柳居子さん、mikkoさん、コメント有難うございます。 ・ 鹿の被害だけでなく、私たちは、自然の脅威・災害や、自由に暮らしている動物たちとどう折り合って生きていくのか? 難しい問題ですね。 「神」「天」の視点からは、自然も動物も人間…

「繁栄度指数」と自然と鹿のこと

1. 前回、あるシンクタンクが発表している「国別繁栄度指数」を紹介しました。 上位30の国が緑で、中間の50が黄色、下位30が赤に分けて下の写真のようになります。 「豊かでない国々」がアフリカ・南アジアに集中しているのがわかります。 世界に大きな…

イチロー続きと「レガタム繁栄度指数(Legatum Prosperity Index)」

1. 藤野さん・下前さん(何れもフェイスブック)、過分なコメント、まことに恐縮です。生粋の京都人のお言葉は、「叱咤激励」と理解しなければいけないと肝に銘じております。中島さん(フェイスブック)さわやかNさん、度々の発言有り難うございます。イ…