米国

『なぜアメリカの大学は一流なのか』を読み返す

今回は厚かましくも、25年も前に書いた拙著から始めます。 『なぜアメリカの大学は一流なのか,キャンパスを巡る旅』と題して、丸善ブックスから2001年に出版。 3回刷りました。読売新聞など書評でも取り上げられました。 (1)当時宇治市にある私立大学に勤務…

生誕100年の三島と100歳で逝ったジミー・カーター

前回のブログで、存命なら今年100歳になる三島由紀夫の特別展を駒場の日本 近代文学館でやっていたことに触れました。 (1)そして、見知らぬ男性から文学館への道を訊かれて案内したと書きました。 (2)飯島さん田中さん藤野さんからコメントを頂きました。 (3…

タイム誌「私たちはトランプの時代に生きている」

カレンダーの写真を2枚載せました。 一つは京都の友人から頂いた「舞妓さんカレンダー」。もう一つは、友人の奥様作成の、前年の海外旅行で撮った写真付き。今年は、彼女が昨年長期滞在したフランス風景です。 少しは良い年であってほしいと願っています。 2…

病室でトランプ勝利を知りました。

私事で恐縮ですが、三連休明けの5日、検査入院をして、昨日退院しました。 (1)尾籠な話で恐縮ですが、便秘がしばらく続いたあと2回下血があり、貧血になりました。 (2)某大学病院の消化器内科に行ったところ、即入院となりました。 点滴を続けながら6時間の…

アメリカに女性の大統領が生まれるか?

野次馬の一人に過ぎませんが、アメリカ大統領選挙が面白くなりました。バイデンが二期目挑戦を諦め、トランプ・ハリス両氏の対決となり、接戦が予想されています。 8月19~22日の民主党全国大会(DNC)は、カマラ・ハリスとティム・ウォルズ の正副候補者が…

「平和を我らに」と「もしトラ」

前回は、イスラエルのガザ侵攻に抗議する大学生の動きを1960年代後 半と対比した、TIME誌の記事を紹介しました。映画「いちご白書」にも触れ、藤野さんからコメントを頂きました。 この映画、NHK・BSが先週5月30日放映しました。 最後の10数分は衝撃的な映像…

「2023年パーソン・オブ・ザ・イヤー」はTaylor Swift

米タイム誌が毎年選ぶ「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」は 1927年から続く同誌の看板記事です。その年、良くも悪くも「世界に最も影響を与えた人(個人とは限らない)」が選ばれます。 2.2023年は米国のシンガーソングライター、テイラー・スウィ…

「税金クイズ」と「バイデン一般教書演説」

世田谷梅が丘の羽根木公園では3年ぶりに「梅まつり」が開催され、散歩がてら二人で覗いてきました。 (1)早春を感じさせる日和で人出も多く、野菜を直売する農家や寄付を呼び掛けるNPOなどもテントを出していました。 (2)あるテントでは質問票を渡され、「税…

アメリカ中間選挙を振り返る

今回のアメリカ中間選挙は、野次馬には面白かったです。 昔の職場の同期会で、アメリカ通の某君がニュヨーク・タイムズの記事をもとに解説してくれました。 (1)予想以上に、民主党が善戦した。 (2)上院で民主党が50議席を確保し、ジョージア州の決戦投票を残…

「英語で歌舞伎、人々に笑いを」

1.「テレビのニュースをつけても、世界も国内も暗い話題ばかりで明るい気持になれない」と妻が嘆いています。 前回紹介した精神科の医者が書いたベストセラー『80歳の壁』には、ご丁寧に「高い壁を低くするヒント50音カルタ」まで載っています。 最後の「わ…

タイム誌「大谷選手は“ミスター・エブリシング”」と、友人の絵

前回は,タイム誌の表紙になった大谷翔平選手の写真を載せました。以下、記事の一部をご紹介します。 (1)「すべてを備えた男(Mr.Everything)」と題する記事で、まずは「昨シーズン彼は、米大リーグの歴史で今まで誰も見たことがないことを成し遂げた」と評…

バイデン新大統領の評価とホワイトハウスからの手紙

今回はアメリカの話。就任して4か月強過ぎたバイデン大統領の内政面での評価が 高いようです。 (1)5月28日には2022会計年度(今年10月~来年9月)の予算教書を議会に提出し、「大きな政府路線」を鮮明にしたと報じられました。 ・すでに、3月には約200兆円の(1…

「なにか邪悪なものが迫ってくる」(エコノミスト誌続き)

今回も英エコノミスト誌5月1日号「中国と台湾」の続きです。前回は「論説」を 紹介しましたが、今回は「解説」と「ビジネス」です。 「論説」は、何としても米中の戦争を回避すべきという“提言”が中心でした。 他方で「解説」の方は、情勢判断を主にして「台…

エコノミスト誌がとり上げる台湾問題

今回は、国際面の大きな関心事を取り上げます。 バイデン政権下、米中対立が新しい局面に入ったと言われます。中国に対決する明確な姿勢を示し、その中の一つに「台湾問題」があります。アメリカの主導により、4月16日の日米首脳会談後に続いて5月5日ロンド…

大統領就任演説とフォークソング「This land is your land ♪」

先週はもっぱらステイホームで、小さな庭に鳥が来るのを見るのが楽しいです。 妻が、みかんをかりんの木の枝においておくと、目白が来ます。大きなひよどりもきます。妻は、「たくさん食べてしまう」と言って、追い払うときもあります。それでも、先に目白が…

タイム誌「2020年パーソン・オブ・ザ・イヤー」は「アメリカの物語」を変えるか?

新大統領の就任を3日後に控えて、アメリカはどうなってしまったのかと感じている人が多いのではないでしょうか。 6日連邦議会の議事堂にトランプ落選を認めない過激な右派の暴徒が押し入り、トランプが扇動したとして、下院は弾劾の手続きに入り、13日可決さ…

神代植物公園で薔薇を見る、アメリカは大統領&議会選挙直前

1. 調布市の神代植物公園のバラ園は都内で最大とのこと。いまが秋薔薇の盛りで、先週の天気の良い日に家人と訪れました。立派なカメラを持って、熱心に接写撮影している人を多く見ました。 私の場合は、カメラも安物だし、技術もないので、芸術的な写真は無…

米副大統領候補の討論会((10月7日)と「マンタラプション」

先週は気温も下がり、雨も多い東京でした。蓼科の里山でも稲の刈り入れが終わり、紅葉が始まっていることでしょう。 ところで、選挙もあと3週間ちょっとになったアメリカは、大統領とホワイトハウスのコロナ感染に揺れています。この混乱の中で、15日の2回目…

引き続きアメリカ、RBG判事の後任問題とブレアナ・テイラー射殺事件の陪審判断。

東京に戻って、お彼岸でもあり、2回墓参に行きました。家人の実家の墓は上野に近い谷中の天王寺にあります。終えてから「谷中ぎんざ」を歩き、名物の「すずき」のメンチカツをビールと一緒に頂きました。コロナの前は行列ができる店でした。 前回紹介したル…

今回はアメリカです。ギンズバーグ判事死去と米大統領選。

1,日本時間の昨日、アメリカの最高裁判事、ルース・ベーダー・ギンズバーグ(RBG)が87歳で死去しました。この時期の彼女の死はアメリカにとって大きな事件です。5月31日のブログで彼女を紹介しました。 https://ksen.hatenablog.com/entry/2020/05/31/08160…

ミシェル・オバマ前大統領夫人、厳しいトランプ批判と「共感」について語る

1.アメリカ民主党大会が17~20日コロナ禍の中で「バーチャル開催」され、ジョー・バイデンとカマラ・ハリスの正副大統領候補が決まりました。11月3日共和党トランプ・ペンス組との選挙で、今後4年間のアメリカの帰趨が決まります。 大会初日の最大の話題は…

米タイム誌「コロナ対応ベストの国は?」(イアン・ブレマー)

1.まだ「ステイ・ホーム」中の先週に、パソコン詐欺にやられかけました。 (1)たまたまロンドンから「フォーブス・ジャパン」に寄稿した記事を読んでくれというメールが来て、サイトを開けていろいろ操作しているうちに、突然警報が鳴り、ブロック画面が出てP…

ミネアポリスでの黒人男性死亡事件とタイム誌

1.前回、アメリカ最高裁の女性判事の話をしたところ、岡村さんが若い時に訪れた中米コスタリカのことを書いてくれました。 1ヶ月の長い滞在でこの国に好感情を抱いたようです。2017年3月、国連が核兵器禁止条約を採択したときにコスタリカが議長国として取り…

タイム誌「100年100人の女性」と2人のアメリカ最高裁判事

1.前回のブログで、朝の散歩で通る家に咲き誇る薔薇の花の写真を2枚載せたところ、友人が「気に入った」と漢詩を送ってくれました。 「紅白薔薇(そうび)花影新(あらた)なり」で始まり、 「杖を停め陶然とする一散人」で終わる七言絶句です。 散人は「役…

王維の「鹿柴」と新島襄「寒梅」VSアメリカの選挙は?

1.前回は、美しい日本語を耳で覚え、暗誦することが大切だと思う、と書きました。 (1)もちろん、他の言語でも言えることで、詩であれば英詩も漢詩も同じでしょうね。 先月末に京都の街を歩いて苔に夕日があたる景色を眺めて、漢詩に、 「復(ま)た照らす青…

京都で考えた「寅さん」とアメリカ大統領選挙

1. 前回のブログで、いま上映中の映画「お帰り寅さん」を観るきっかけになった台詞 (「人間は何のために生きている?」)を、岡村さんに教えて頂いたことに触れました。 寅さんの映画を全作見ている友人が、このせりふが出てくるのは39作目の「寅次郎物語」…

タイム誌「2019年今年の人はグレタ・トゥンべリさん」

1.渋谷駅周辺の再開発が進み、その変貌が著しいですが、地下鉄銀座線の新しい渋谷 駅が1月3日からお目見えしました。 学校が港区麻布にあり、中高の同級生には渋谷から通学する者が(私を含めて)多く、懐かしい土地です。60年以上も昔の思い出話の投稿が同…

エリザベス・ウォーレンと「アメリカの資本主義への新しいプラン」

1. TVを観ていたら、ラグビーW杯の決勝戦を終えての座談会で、元日本代表の五郎 丸歩選手がこんな趣旨の発言をしていました。 「もちろん日本代表チームのさらなる活躍を期待したい。同時に、日本人選手がたとえばイングランド代表のジャージーを着て活躍す…

トランプの再選戦略(タイム誌)と「テキサフォルニア」(エコノミスト誌)

1.昨年の今ごろは、近畿・九州で記録的な大雨がありました。今年も九州は大雨に見舞われました。 我々は蓼科の田舎家にやってきましたが、日中はさほど雨は降らず、湿気の少ない気候で助かります。 体調もあって5月&6月に来られなかったので、今回早めにや…

タイム誌「2018年今年の人」続編です

1. 前回は「みんなが愛唱するような第二の国歌があるだろうか?」と書いたところ我 善坊さんから、日本人の心情にぴったりではないかと「里の秋」、岡村さんからは「懐かしい思い出の歌」として“We shall overcome”“ Hobo's Lullaby(流れ者の子守歌)”をあ…