国際

英誌エコノミストが予測する「2024年の世界」

先週も、銀杏の落葉を踏みながら東大駒場の図書館まで往復しました。 (1)視力・知力ともに衰え、小さな活字を読むのがしんどくなりましたが、英誌エコノミストだけは、図書館で毎週目を通すようにしています。 (2)その中で、11月18~24号は、「2024年の世界…

「新しい再軍備の時代がやってきた」「日本は戦うか?」

前回のブログで、エコノミスト誌5月27日号が、世界的な軍拡の動きを報じたと 紹介しました。 (1)今回補足したいと思ったのは、読んで少し違和感を覚えたからです。 軍拡の記事は事実の報道でしょう。しかしそのあとの論調はそれを非難するのではなく、西欧諸…

「トランプ復帰の可能性」と「平和の配当は終わった」

先週は六本木の国際文化会館で、同世代3人、昼食をとりながらのお喋り会がありました。 英国エコノミスト誌5月27日号の2つの記事が話題になり、最後には「長く生きても良いことはないね」という悲観論が出ました。 2. 1つはトランプ前大統領についての論…

NZのジャシンダ・アーダーン前首相のこと

今回は、いささか旧聞です。まずは、4月に行われた統一地方選挙の総括です。 (1)5月1日の毎日新聞社説は、 「統一地方選は、投票率低下や議員のなり手不足など課題を浮き彫りにしたが、前向きな動きも見られた。女性当選者の増加である」と述べ,女性の当選者…

「涅槃寂静」と追悼坂本龍一

前回のブログは「桜の俳句」を語る茶話会の話でした。 (1) 京都法然院にある谷崎潤一郎のお墓には「空」と「寂」の文字が彫られてあると書いたことに、Masuiさんからコメントを頂きました。 「この二つの言葉は私が仏教の教えの中で最も大切にしている言葉で…

タイム誌2022年“今年の人(パーソン・オブ・ザ・イアー)”

先週は「10年に一度の最強寒波」、東京も寒かったです。 (1) 京都市内では雪が積もった由。 そんな中、岡村さんが、祇園の舞妓さんの写真と動画をメールで送って下さいました。「祇園町の新年会」でのご披露だそうです。 動画は、舞妓さんが二人で「祇園小唄…

エコノミスト誌「2022年カントリー・オブ・ザ・イヤー」は?

今年のお正月には、米タイム誌と英エコノミスト誌を読みました。 毎年の恒例ですが、その年の最終号のタイム誌は「今年の人(パーソン・オブ・ザー・イヤー)を、同じくエコノミスト誌は「今年の国(カントリー・オブ・ザ・イヤー)」を載せます。 エコノミ…

モーリシャスでの「日本文化イベント」

1.蓼科の夏を終えて帰京してから10日以上経ちましたが、体調はいまいち。 夏の疲れが出たのかもしれません。 発熱と咳がありコロナを心配しましたが、抗原検査キットによる検査では陰性でした。 年齢のせいもあって回復に時間がかかります。 それにしても、…

5月の薔薇とウクライナのオルガ・ルデンコ編集長のこと

1.五月晴れの気持ちよい日、妻と二人で調布の神代植物公園に満開の薔薇を見に行きました。大勢の人出でした。 2.それぞれに付けられた名前を確認するのも楽しみです。 「プリンセス・チチブ」「イングリッド・バーグマン」などは毎年迎えてくれます。 「ピー…

ETV特集「ウクライナ侵攻、海外の知性に聞く」

前回、「今年ばかりは墨染めに咲け」という古歌を紹介しました。 藤野さんから「京都の墨染寺(ぼくせんじ)に、この歌に因む墨染桜がある」という情報を頂きました。岡村さんはこのお寺に行って撮った写真を載せて下さいました。 お二人のご親切に感謝です…