2005-01-01から1年間の記事一覧

今年最後のブログとなりました。ブログを作成する契機となったアリス・テッパー・マーリンに触れて今年を終えたいと思います。 10月25日京都でのスピーチで彼女は、自身のライフ・ストーリーを語ってくれました。高校時代のボランティア体験については前に紹…

寒い日が続きますね。大学も冬休みに入り、私も「京都活動」はしばらくお休みです。もっとも何かと気ぜわしくすべて後手後手にまわって、いまだに東京の留守宅で年賀状を書いています。2006年の年賀状・東京版の図柄は「忠犬ハチ公(香川元太郎画)」で、書…

前回の続きで勝手に「北欧本画廊」(スカンジナビアブックギャラリー、以下「ギャラリー」)を紹介しています。同ギャラリーは2000年から活動開始。02年NPO法人の認証を取得。北欧関連の書籍やグッズを販売すると同時に<交流の場>としても機能しています。…

今朝は京都の町中でも雪が降っており、バスなど公共交通機関のダイヤが乱れているようです。明朝にかけてさらに降るという予報がありますが、本学では明日の祝日も授業がある予定で、教職員・学生君ともにご苦労さまです。 当方は20日(火)、今年最後の「実…

takeshiさん、canaryさん、thank you very much for your comments! machidaさんの口火で海外からもコメントが届き、おかげで当方の考えも整理されてきました。 まずtakeshiさん、ニューヨークや西海岸とニューイングランドとでは大学の雰囲気も違うみたいで…

machidaさんコメント有り難うございます。脳と口をよく動かす若者ですか。自己主張という点で日本もアメリカに近づいてきたのでしょうか。前にも触れましたが、アリスの夫ドクター・ジョン・マーリンが、アメリカの大学生が盛んに議論をふきかけてくるゼミの…

先週末になりますが、中京区の某所で、マーリンさんプロジェクトで頑張ってくれた仲間が集まり、ささやかな慰労会を開きました。写真はその時のものです。夕方から大方は午前1時過ぎまで、お疲れさまでした。 感心したのは、根が真面目な人が多いせいか、KS…

㈱ハッピー橋本社長を招いてのKSEN今年最後の例会は無事に終了しました。参加者の皆さん、ご協力有り難うございました。 人数は12名と小規模だったものの、講師を囲んで午後9時過ぎまで交流会が開かれ、充実した内容だったと思います。橋本さんからは早速…

今年も残すところ2週間あまりとなり、寒い日が続いていますね。喪中欠礼の挨拶状が届く頃になり、当方の加齢もあってか、その数も年ごとに増えているようで、寂しさを感じています。 今年亡くなった著名人では、日本では小倉昌男氏や中山素平氏(元日本興業…

昨日のブログは全世界でジョン・レノンについてのコメントが飛び交ったのではないでしょうか?私のような年寄りは、12月8日というとまずは戦争を思い出しますが、この日はご承知の通り1980年彼がニューヨークのセントラルパーク西のアパート「ダコタハウス」…

ここでは、ソーシャル・アントレプレナーと同時に、社会性を意識した会社にも関心をもっており、オムロンや京セラの事例にふれてきました。 上の2社よりはるかにはるかに小さいけれど頑張っている京都企業に㈱カスタネットがあります。社長の植木さんとは浅…

machidaさんのコメントはおかげさまでいろいろ考えさせられました。”The Fortune at the Bottom of the Pyramid(「ピラミッド底辺のビジネス機会」C.K.Prahalad)は未読です。アマゾンの同書の紹介文によると「何十億もの世界の貧困層は潜在的に起業家精神…

そもそも、日本にソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)なる存在が本当に必要なのか?必要とすれば何故なのか?を考えてみる必要がありそうです。別に呼び方は何でも構わないのですが、どういう人たちかという共通の理解が大事だと思います。ここでは…

katouさんいいコメントを有り難う。エールの交換みたいになってしまいますが、クリスマス・カードをみてお子さんが「かみさま」とつぶやいたという場面もいい文章ですね。 それにしても、もう12月。すでにご案内のように、KSENでは14日(水)㈱ハッピーの橋…

アリス・テッパー・マーリンのdeep truth(本当の自分)ー11月14日および20日を参照ーに話を戻しましょう。 彼女は、ニュージャージー州の大西洋岸に近い、美しいヴィレジで生まれ・育ったそうです。父親は富裕な実業家で、生家の敷地は13エーカー(何と約…

先週末、『ニューヨーク美術案内』(千住博・野地秩嘉、光文社新書)を読みました。10月20日に出版されたばかりで、私がNYを訪れた時には間に合いませんでした。新書ですからとても読みやすく、メトロポリタン美術館、MOMA、チェルシーのギャラリー、そし…

natscoさん、21日コメント有り難う。そうですね。アメリカを象徴する画家はワイエスとノーマン・ロックウェルでしょうね。「絵は公共の財産」という意識もご指摘の通りでしょう。絵だけではなく、公共の財産はみんなで楽しみ・みんなで大切にしようという姿…

NYメトロポリタン美術館には日本語のウェッブ・サイトがあります。開けてみたところ、「ギャラリーでの写真撮影ポリシー」という項があり、「美術館の常設展における写真撮影は私用、および非営利目的の場合のみ許可されます」とありました。ブログに掲載す…

2005年夏のニューヨーク(NY)、私が、近代美術館(MOMA)の「クリスティーナの世界」の前でしばらく立ち止まってしまったのは、絵の魅力だけではなく、多少は、旅のテーマが頭にあったからかもしれません。 旅の主たる目的は、アリス・テッパー・マーリン…

先週末は、1ヶ月ぶりに ――ということは、マーリン夫妻を東京で迎えて以来ということですが ――帰京しました。社会起業家ネットワーク(CAC)代表の服部さんにも会って、今回のマーリン・プログラムでは東京側の運営にたいへんお世話になったので、ささや…

他の人にもあるかどうか知りませんが、私の場合、あることを考えていて、脈絡もなく全く別のことを思い出すという瞬間がよくあります。 アリスの少女時代のボランティア体験を考えていて、突然、夏にニューヨーク(NY)で観た、アンドリュー・ワイエス(1917年…

アリスのボランティア活動は、13歳の夏に始まりました。アメリカでは学校の夏休みが長く3ヶ月近くあるので、彼女の場合、ある非営利組織が運営する、身体障害児のための宿泊キャンプのジュニア相談員としてふた夏を過ごしたとのことです。彼女はそこで、…

日野さん、10日のコメント有り難うございます。NYでのプログラムについてですが、費用等の難しい面もあって、実現性についてはいまのところ分かりません。NYでボランティア体験をしたいという学生が周りに現れたら、前向きに考えられると思います。 nats…

前に、ドクター・マーリンとオムロン京都太陽の車イスのある工場を見せて頂いたことを報告しました(10月31日&11月2日)。その時にビデオを見ましたが、これを会社の方から拝借して、11日の「現代社会入門Ⅱ」の授業で、現代社会学科の1年生に見てもらいま…

10月25日京都での、アリス・テッパー・マーリンのスピーチ原稿を読み返しているところです。 アリスは、日本でNPO活動を続ける・あるいはこれから目指そうとする人たちを念頭におきつつ、「私たちは特別のきずなで結ばれています」と語りかけます。ちなみに…

8日・10日の加藤さんのブログ講座は大好評だったようで、当日参加したメンバーのブログ試作品が早くも浅野さんのサイトに掲載されています。やはり圧倒的に女性が多いようですが、「京(今日)から始まるブログ」が、良質の「シティズン・ジェネレーテッ…

CGMを「シティズン・ジェネレーテッド・メディア」と思いつきで言い換えたところ、ほめて頂き有り難うございます。そのkatouさんとは、錦市場でぐうぜん会うことがありそうですね。私にとっても3日に1度は食材を購入する大事な「台所」です。 本日は、ニュ…

ナノメディアとブログに関する2つのコメント有り難うございます。方や、やや懐疑的、方や、やや楽観的と見方は少し分かれますが、底にある問題意識は共有しておられるように感じました。私としては、まだよく分かりませんが、前回触れたように、これからの…

ここではもっぱらマーリンさん夫妻を中心に報告しており、これからもしばらく同じ状況が続くだろうと思います。「KSEN(京都ソーシャル・アントレプレナー・ネットワーク)」そのものは浅野さん他の努力でこれ以外の活動も持続しています。今月はご案内…

machidaさん、的確なコメント有り難うございます。しっかりフォローして頂きました。だからこそ日本で社会起業家が求められるのですね。障害者の自立という側面で著名な社会起業家はココ・ファームhttp://www.cocowine.comこころみ学園の川田昇さん、スワン…