京都

京都で墨染寺にも行きました

今日は雛祭り。東京も梅が盛りです。 東京での梅見を楽しみつつ、まだ京都の話です。 2.2月16日、藤野さんと昼食をともにしながら「源氏物語」の話をしているうちに、「墨染寺(ぼくせんじ)に行きませんか?」という話になりました。 (1)京阪電車で、「東…

京都の朝は、まずはイノダコーヒ

前回は京都に一泊した話でした。 (1)久しぶりに泊りがけの旅です。13年暮らした街だけに、この機会にお会いしたい方も多いのですが、滞在時間が限られます。 (2)フェイスブックを見て「会えずに残念」と言って頂く方も居られて有難く、こちらも同じ思いです…

京都祇園の料理屋に6人が集まりました。

先週木曜日(2月15日)、妻と二人、久しぶりに京都に出掛けて一泊しました。到着日は雨が降りましたが、暖かかでした。 宿は地下鉄「烏丸御池」近くの安宿ですが、どこに行くのも便利で、応対 も親切で気に入っています。 昔単身赴任したときに13年住んだ、…

オスロで「戦争を知らない子供たち」を歌った岡村さん

今回は、岡村さんのエッセイの紹介です。 いつもコメントを頂く岡村さんは,京都の祇園で生まれ・育ち、町内会の会長さんです。 若い頃に海外一人旅をして、コメントにも度々旅の思い出に触れておられます。まとまって話を聞きたいなとかねて思っていたところ…

今年も東京で「京語りの会」

1.4月22日(土)、東京での5回目の「京語りの会」がありました。 主催者は松井孝治慶應大学教授。 (1) 講師は5回連続の下前國広さんが、「京(みやこ)」と「都(みやこ)」の話。 今回はそれに、 (2) 長唄をバックにした京舞と (3)「公家町と京都」と題す…

「紫式部の着物と源氏物語の帯」

先週、いつもの散歩コースの駒場民芸館の梅が、花を咲かせました。東大キャンパスには水仙も咲いています。 もっとも10日(金)の東京は雪交じりで寒い一日。 家に閉じこもり、皆さまのフェイスブック投稿を楽しく拝見しました。 いつまでも現役の京都人の元…

3年ぶりの京都と「田澤さん偲ぶ会」

3年振りに、新幹線に乗り、京都に2泊しました。 12月中旬でしたが、13年も住んだ街、懐かしかったです。 旅の目的は、観光でも仕事でもなく、友人や知人と会ってお喋りをする、時々街を歩くといった時間で、楽しかったです。 2. 出掛けたきっかけは、今年9月…

第四回京語りの会に出席しました。

1.5月14日(土)、東京は赤坂で、今年最初の「京語りの会」が開かれました。通算4回目です。 (1) 最初は京都の有名人・下前さんの「床屋談義」でした。2回目からは同氏の語りに加えて、もうひとり講師が加わりました。 (2)今回は、「帯匠誉田(こんだ)…

モルドバのワイン、宇治のお茶

1. 東京は例年より梅が咲くのが遅く、駒場民芸館もほんの二つ三つ蕾を開いたばかりです。 後半は雪の日もあり、庭に咲いた沈丁花と、霙の中でも来てくれるメジロを眺めるぐらいの静かな日々でした。 前回はコロナ3年目に入り、英国など欧米と日本との対策の…

京都で活躍する人たち

今回は、「京都人」三人を、ご当人の許しも得ず勝手に紹介iいたします。 まずは、いつもコメントを頂く、祇園町会長の岡村さん。 同氏からホームページ(HP)を教えて頂きましたので、覗いてみました。 祇園はええとこどすえ – マナーを守ってもらっておおき…

文化財修理と正しい記録を残す大切さ

前々回のブログで、下前さんが登場した「京語りの会」を紹介しました。 今回は、同日、続いて登場した、やはり京都人による講話「文化財修理を支える装潢(そうこう)技術」の報告です。 (1)「装潢(そうこう)修理技術」とは、「紙や絹など、脆弱(ぜいじゃ…

3回目の東下りと「床屋談義」

前回のブログに、杭にとまっている、とても小さいカワセミの写真を載せたところ、田中さん&松崎さんから「見つけた」とコメントを頂きました。視力がいいのは若い証拠、羨ましいです。 岡田さんからは、「漢字では翡翠と書く。英語のkingfisherよりピンとく…

京言葉「そうおしやす」と蓼科の風に吹かれて

前回、京都小説『異邦人(いりびと)』(原田マハ)を紹介したところ、祇園町会長岡村さんから長いコメントを頂きました。 (1)「多くの京言葉に少しの違和感を感じることなく物語に没頭した」とあります。たしかに本書には、 「あんじょう、おしやすか」 「…

いつも長いコメントを頂く岡村氏に敬意を表して

前々回、東京の赤坂でお会いした京都人について書きました(3月末でしたが、良いタイミングで来られたと思います)。 その中の一人、岡村さんを今回紹介したいと思います。ご本人の事前了解は得ていませんが、フェイスブックへのコメントからの紹介なので、…

京言葉で話す大女将とモルガンお雪 のこと

東京のソメイヨシノは散りはじめました。「散る桜 残る桜も散る桜」。 1週間前は満開で、3月27日、京都の客人を赤坂に迎え、私も陪席しました。 昨年8月末に下前講師による「床屋談義」と題する話があり、好評だったのでこの日に「続・床屋談義」が実施され…

京都上賀茂神社の曲水の宴と入選した友人の短歌

京都にはもう1年以上ご無沙汰しています。 残念に思っていたら、大勢の京都人が下洛してこられました。 昨年の8月、赤坂で下前さんの「床屋談義」と題する講演会があり、好評だったのでその2回目が同じ場所で昨日開かれ、私も何を措いても出席しました。東京…

京都のボランティア団体「ミンナソラノシタ」まだ頑張ってます

1. 年に2回発行する「あとらす」という素人雑誌の編集の手伝いをしています。 執筆者は全員アマチュアですが、大学の名誉教授など何人もいて、皆さん楽しく自由に寄稿してくれます。 最新の43号(ということは20年以上続いています)が届き、私は「パンデミ…

久しぶりに京都の方々に会い、「床屋談義」も聞きました

1. ここ10日間で、家人が1回、私が2回、合計3回日帰りで東京と茅野を電車で往復し ました。 因みに、家から中央線の茅野駅までは公共交通機関がないので、どちらかが車で送り迎えします。電車通学する高校生の子を持つ親は連日、車で送り迎えをする必要があ…

「Go to 京都」―「イノダ」と「松長」の魅力。

1. 東京は16日(木)に警戒レベルを「最高」に上げました。私たち老夫婦は、2日(木)から長野県茅野市の山奥に暮らしています。東京に居ても人には会えないし、大学の図書館はやっとオープンしましたが学内の教職員と学生以外入館できず、ということで逃げ…

薔薇が咲いた。京都「ミンナソラノシタ」の話。

1.小さな庭に、昨年末に神代植物公園で買った薔薇の苗木が花をつけました。「プリンセス・ミチコ」です。神代植物公園もいま盛りでしょうが、閉鎖中です。 前回は「タイム誌選出100年の100人」の話をしました。今回も続けるつもりでしたが、頂いたコメント優…

京都を歩き、人に会い、かるたを取りました。

1. (1)もう10日以上前ですが、京都に2泊しました。今回は遅ればせながらその話で す。中国からのコロナヴィルス発生がすでに報道されていましたが、まだあまり気にせずに、歩き、多くの人に会いました。 穏やかな日和で、大徳寺の早咲きの梅がもう咲いていま…

京都で考えた「寅さん」とアメリカ大統領選挙

1. 前回のブログで、いま上映中の映画「お帰り寅さん」を観るきっかけになった台詞 (「人間は何のために生きている?」)を、岡村さんに教えて頂いたことに触れました。 寅さんの映画を全作見ている友人が、このせりふが出てくるのは39作目の「寅次郎物語」…

2019年京都の秋と出会った人たち

1.朝の散歩の東大駒場キャンパスでみる黄金色の銀杏並木もそろそろ終わりです。掃除がたいへんですね。職員が動員されている光景も見ました。 さて前回に続いて、今回もまだ京都の話です。 中村哲氏のアフガンでの悲劇について、岡村さんが「7日に三条大橋で…

中村哲氏追悼と、京都での気楽な茶事のこと

1.今回はもっぱら、京都での茶事を書くつもりでした。 ところが、4日アフガニスタンで人道支援に長年取り組んできた中村哲医師(NGOペシャワール会の現地代表)が銃撃され死亡した、という衝撃的なニュースが飛び込んできました。 そこで、京都でたった1回お…

京都での平井元喜ピアノ・リサイタルで会った人たち

今回も1週間前の日曜日(5月12日)の話です。12日は、ブログをアップしてから家を出て、1泊で京都まで行きました。 まだ基本的には静養中で腰も痛いのですが、接骨医から「歩きすぎない、重い物は持たない」などいろいろ注意をもらって久しぶりの遠出でした…

横浜での同期会で京都曲水の宴の話を聞く

1.前回は「碌でもない話」にお付き合い、有難うございました。 麻雀で某氏夫人が、出来ている四暗刻の1枚を落として頭にして、両面待ちにして上がった話を書きました。 藤野さんの「僕なら五索か六策のどちらかを捨てます。四暗刻単騎の魅力には勝てません。…

京都&雑誌「あとらす」(西田書店)とチャールズ・ディケンズ

1.(1)前回の京都行きについてはフェイスブックのコメントを幾つか頂きました。 Masuiさんから、「伝統の京都文化を今後どのように守っていくべきか心配。 長い歴史の中で京都は多くの争乱に巻き込まれてきた。江戸末期には薩長の異文化の連中に大いにかき混…

台風24号の直前に、京都で「百人一首かるた会」

1. 柳居子さんコメント有難うございます。アメリカの政治・社会は、今回の最高裁判事選任の大騒動に象徴されるように、トランプ支持と反トランプとに真っ二つに分断されています。「皆が選んだ」とは誰も考えていない状況のようです。ところで、先週の台風24…

「江戸時代の日本美術」を学ぶことと京都の「品格」

1.三寒四温で、まだ寒い日も続きますが、2月20日の国際文化会館のロビーには、早くもひな人形が飾られていました。会員から寄付されたそうで、「京都にある丸平大木人形店のもので、昭和初期につくられ、顔の丸さや、内裏びなの隣に三人官女が飾られているの…

京都で「国宝展」を観る。「縄文のヴィーナス」にも再会。

1. 前回に続いて京都の話です。昨日(12月9日)も法事があって日帰りしたのですが、ここで取り上げるのはまだ前回の続きで11月23〜25日のこと。「祝賀会」に顔を出すという用事で行ったのですが、紅葉見物もして「国宝展」にも行ってきました。 この時期はも…