タイム誌が選ぶ「次世代リーダー2021」

ワクチン1回目の接種を終えた我々夫婦は、短期間長野にやって来ました。田舎道を車で走って、畑の草取りをして、山奥で静かに過ごす日常です。 今回は、そんな田舎暮らしで読んだタイム誌の特集「次世代のリーダーたち2021年」 の話です。 同誌は、2014年か…

バイデン新大統領の評価とホワイトハウスからの手紙

今回はアメリカの話。就任して4か月強過ぎたバイデン大統領の内政面での評価が 高いようです。 (1)5月28日には2022会計年度(今年10月~来年9月)の予算教書を議会に提出し、「大きな政府路線」を鮮明にしたと報じられました。 ・すでに、3月には約200兆円の(1…

自粛の日々を、ご近所と交流しながら過ごす。

東京は緊急事態が延長されて、「緊急」が「常態」になりました。外出は医者通いのほかは、近くの駒場公園までゆっくり散歩をするぐらいです。 医者通いは、ワクチン接種も含まれますが、我が家の第1回接種は私は5月30日、妻は6月5日です。自治体によっ…

『院政、もうひとつの天皇制』(美川圭)を読む

日本の中世史がご専門の美川圭・立命館大学教授から『院政、もうひとつの天皇 制』増補版(中公新書)を贈っていただき、このほど読み終えました。いま渋谷の丸善ジュンク堂に平積みになっています。 2006年に初版が出て5版を重ね、この4月25日に増補版が出…

「なにか邪悪なものが迫ってくる」(エコノミスト誌続き)

今回も英エコノミスト誌5月1日号「中国と台湾」の続きです。前回は「論説」を 紹介しましたが、今回は「解説」と「ビジネス」です。 「論説」は、何としても米中の戦争を回避すべきという“提言”が中心でした。 他方で「解説」の方は、情勢判断を主にして「台…

エコノミスト誌がとり上げる台湾問題

今回は、国際面の大きな関心事を取り上げます。 バイデン政権下、米中対立が新しい局面に入ったと言われます。中国に対決する明確な姿勢を示し、その中の一つに「台湾問題」があります。アメリカの主導により、4月16日の日米首脳会談後に続いて5月5日ロンド…

コロナ禍にあって、養老孟司さんは「ひょうひょうと年を重ねる」

前回報告したPCトラブルの件では、幸いに身近の先生の助けでダイナブックが 動くようになりました。 世田谷区のワクチン接種の予約はネットか電話かで行います。お陰で私は、新しいPCを使って5月30日の予約ができました。 しかし、この成功に過信したのか…

PCダウンのこと・友人の絵を国立新美術館で見たこと

我が家にも、「新型コロナウィルス接種券」が世田谷区役所から届きました。 75歳以上の対象者全員に4月27日までに届けるとあり、予約は28日からインターネットか電話で受け付ける、接種はまず区の施設から、連休明けから順次実施するといった内容です…

いつも長いコメントを頂く岡村氏に敬意を表して

前々回、東京の赤坂でお会いした京都人について書きました(3月末でしたが、良いタイミングで来られたと思います)。 その中の一人、岡村さんを今回紹介したいと思います。ご本人の事前了解は得ていませんが、フェイスブックへのコメントからの紹介なので、…

今年初めて蓼科で過ごし、「黙浴」と「黙食」をしました。

前回は、赤坂で、京言葉や祇園の芸妓だったモルガンお雪の話を聞いたことを記しました。京都から参加した講師他の皆さん、「東京は刺激になりますなあ」と言いながら、帰洛されたそうです。 私の方は、7日に「刺激的」な都会を離れて、長野県蓼科に移動しま…

京言葉で話す大女将とモルガンお雪 のこと

東京のソメイヨシノは散りはじめました。「散る桜 残る桜も散る桜」。 1週間前は満開で、3月27日、京都の客人を赤坂に迎え、私も陪席しました。 昨年8月末に下前講師による「床屋談義」と題する話があり、好評だったのでこの日に「続・床屋談義」が実施され…

京都上賀茂神社の曲水の宴と入選した友人の短歌

京都にはもう1年以上ご無沙汰しています。 残念に思っていたら、大勢の京都人が下洛してこられました。 昨年の8月、赤坂で下前さんの「床屋談義」と題する講演会があり、好評だったのでその2回目が同じ場所で昨日開かれ、私も何を措いても出席しました。東京…

カズオ・イシグロの『クララとお日さま(Klara and the Sun)』

前回、ドラえもんが大好きだと言う、駒場小学校1年生スズメ君の話をしました。 それで思い出したのが、8年前、母校の中学の入学試験に出た理科の問題です。 ――「いまから99年後に誕生する予定のネコ型ロボット『ドラえもん』はすぐれた技術で作られていても…

スズメたちのこと 東日本大震災から10年 

だいぶ春めいてきました。駒場野公園の小彼岸桜も咲き始めました。 コロナのせいで、ここ1年以上、東大と付属研究所の構内に入れません。 そこで妻と二人の朝の散歩は、代わりに駒場の住宅街を歩いていますが、近くの駒場小学校に通学する生徒たちに会います…

ニューヨークのワクチン接種と「読書は永遠に楽しめる遊園地」

ニューヨーク(NY)在住の昔の職場の友人からメールが来ました。 (1)「コロナワクチンの第1回接種に行ってきました」とあります。 「良くオーガナイズされており、待ち時間もなく、流れ作業で30分程で全てが終了した後、アレルギー等の副反応に備えて20分様…

今年の2月は、人に会うための外出はたった2回

先週の東京は、三寒四温でした。ちっぽけな庭に沈丁花の花が香ります。妻の姪の小学生のお子さんが、親切に小鳥のエサ台を作ってくれました。お陰で、居心地がよいのか目白が次々にやってきます。 2月中に、人に会うために外出したのはたった2回でした。昨年…

ささやかなユーモアと「言葉を取り戻せ!」

先週の東京は良い日和が多く、世田谷羽根木公園の梅林まで散歩しました。恒例の梅まつりは今年は中止ですが、距離を空けつつ梅を見る人が、それぞれ楽しんでいました。 前回は台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏を紹介しました。本人のみならず、同氏を登…

国際文化会館の「次世代リーダー」ウェビナーで聞く、オードリー・タン大臣の話

ネットを通じて繋がる社会がどんどん広がっています。前回紹介した、20歳を迎えたウィキペディアはその良い面を代表しているでしょう。他方で、誹謗中傷やフェイクニュースや炎上の弊害も大きい。両者善悪のせめぎ合いが、これからも続けられるでしょう。 と…

「20歳になったウィキペディア」と「カニンガムの法則」

1. 2月に入り、カレンダーを1枚めくりました。 今年の東京の梅は少し遅く、朝散歩する駒場の日本民芸館もちらほらです。 2.前回のブログで京都のボランティア団体「ミンナソラノシタ」の新しいプロジェクトを紹介しました。Masuiさんから、「藤野さんの文章…

京都のボランティア団体「ミンナソラノシタ」まだ頑張ってます

1. 年に2回発行する「あとらす」という素人雑誌の編集の手伝いをしています。 執筆者は全員アマチュアですが、大学の名誉教授など何人もいて、皆さん楽しく自由に寄稿してくれます。 最新の43号(ということは20年以上続いています)が届き、私は「パンデミ…

大統領就任演説とフォークソング「This land is your land ♪」

先週はもっぱらステイホームで、小さな庭に鳥が来るのを見るのが楽しいです。 妻が、みかんをかりんの木の枝においておくと、目白が来ます。大きなひよどりもきます。妻は、「たくさん食べてしまう」と言って、追い払うときもあります。それでも、先に目白が…

タイム誌「2020年パーソン・オブ・ザ・イヤー」は「アメリカの物語」を変えるか?

新大統領の就任を3日後に控えて、アメリカはどうなってしまったのかと感じている人が多いのではないでしょうか。 6日連邦議会の議事堂にトランプ落選を認めない過激な右派の暴徒が押し入り、トランプが扇動したとして、下院は弾劾の手続きに入り、13日可決さ…

エコノミスト誌「2020年カントリー・オブ・ザ・イヤー」は、マラウイ共和国。

緊急事態宣言のもと、ほぼ終日家で昨年から持ち越した本や雑誌を拡げたり,ネットに向かったりしています。頂いた新年の挨拶も、コロナに触れることが多いです。 新年早々シドニーから届いた挨拶には、「一時上手く収まっていたコロナが、クリスマス前に再度…

2021年の初め、カレンダーを眺め、「昨年話題のエンタメは?」

今年もよろしくお願いいたします。 お正月を自宅で静かに過ごした方が多いでしょう。私も、昨年末に頂いたカレンダーを飾りながら、妻と昔話をしたりしています。 友人二人から素敵なカレンダーを頂き、心遣いに感謝しております。 2.一つは大英図書館作成の…

2020年は「アナス・ホリビリス(本当にひどい年)」でした。

1.今年最後のブログです。振り返って2020年は,「新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)の年」として長く記憶に残るでしょう。エコノミスト誌12月19日号は「疫病の年、全てが変化した年」と題する論説を載せ、同時期のタイム誌表紙は「2020」に赤…

「サンタクロースは新型コロナウィルスの免疫を持っているから、心配しないで!」

年末年始はステイホームの人が多いでしょうね。 私の場合も、会食をともなう忘年会・新年会はほぼ全てキャンセルになりました。 自身のこともありますが、病院での医者や看護師のご苦労をTVのニュースで見ていると、高齢者は少しでも迷惑を掛けてはいけない…

東京藝大「メサイア」慈善演奏会は、今年が70回目の筈でした。

庭にあるかりん(花梨)の木が「今年は、なかなか落葉しない」と妻が不思議がっています。 例年より暖かいせいか、まだ緑の葉が残り、枝に置いた蜜柑をついばむ目白の姿の見分 けがつかないほどです。 1 2月の会食・会合予定はさすがにキャンセルが続いて、…

ドキュメンタリー映画「13 th(米国憲法修正13条)」のことなど

前回の黒人差別に関する本の紹介については、いろいろコメントを頂きました。 ブログで本書を最初に取り上げた7年前に知って、読んで「衝撃をうけた」と中島さんが書いて下さいました。 同志社女子大で勉強している飯島さん、対米歴の長い木全さんや松崎さん…

読書会と『黒人差別とアメリカ公民権運動』という本

前回は、旅した福井の喫茶店で、1950~60年代のアメリカのジャズのレコードを見つけたと書きました。岡村さんは私より少し年下なので、70年代のレコードがまだ自宅にあるので、取り出して久しぶりに聴いたと書いて下さいました。誰にも、懐かしい・若い思い…

福井の三国町の喫茶店「たぶのき」と思い出話

1. 前回報告した「Go to」を利用した福井旅行を無事に終えてから、某大学病院で半年に1回の定期的な診察を受ける機会がありました。 「最近、家に閉じこもりですか?」という質問が呼吸器科の先生からあり、 「感染者が増えているときに気が引けますが、実は…