読書会で三島由紀夫の『金閣寺』を読む

前回は三島由紀夫が歌舞伎のために書き下ろした作品を、没後52年経って、アメリカの大学生が英語で上演したという話題を紹介しました。 いつも祇園の思い出話が楽しい岡村さんのコメントに、飯島さん経由の情報で、三島が『金閣寺』を書いたのは、祇園の花見…

「英語で歌舞伎、人々に笑いを」

1.「テレビのニュースをつけても、世界も国内も暗い話題ばかりで明るい気持になれない」と妻が嘆いています。 前回紹介した精神科の医者が書いたベストセラー『80歳の壁』には、ご丁寧に「高い壁を低くするヒント50音カルタ」まで載っています。 最後の「わ…

ロンドンからの出張者と友人たちの話題の本

先週は、外出の機会が多かったです。 11日(土)には、英国に住む次女の2年4カ月ぶりの出張でした。 翌日曜日は、我々家族も再会を楽しみました。場所は六本木の国際文化会館です。 (1) まずは順調に帰国できたようです。入国時の検疫も時間がかからず、すん…

「リアルな日々」と「公共的な死」

前回は、妻が、ITに弱い同世代の仲間と久しぶりに会食をした話を書きました。 (1) 田中さんから、「いろんな意味でリアルな日々が大切だと、コロナ禍で学びました」とコメントを頂きました。 (2)岡村さんは、「京都にも観光客が目立って増えてきた。修学旅行…

高齢者もようやく外に出るようになりました

1. 今回も神代植物公園の薔薇の写真です。 (1)我が家の玄関脇にも、「プリンセス・ミチコ」の小さな薔薇が今年も元気です。 (2) これも「プリンセス・チチブ」も英国で開発されました。今年は、女王の即位70年を記念して「エリザベス女王陛下」と名付けら…

5月の薔薇とウクライナのオルガ・ルデンコ編集長のこと

1.五月晴れの気持ちよい日、妻と二人で調布の神代植物公園に満開の薔薇を見に行きました。大勢の人出でした。 2.それぞれに付けられた名前を確認するのも楽しみです。 「プリンセス・チチブ」「イングリッド・バーグマン」などは毎年迎えてくれます。 「ピー…

第四回京語りの会に出席しました。

1.5月14日(土)、東京は赤坂で、今年最初の「京語りの会」が開かれました。通算4回目です。 (1) 最初は京都の有名人・下前さんの「床屋談義」でした。2回目からは同氏の語りに加えて、もうひとり講師が加わりました。 (2)今回は、「帯匠誉田(こんだ)…

京都と茅野の絆、『最強の野菜スープ』のこと

1.前回のブログで、長野県茅野市の山奥で過ごし、徐々に次世代に任せているが多少 は畑仕事を手伝ったことに触れました。 (1) 京都の祇園町会長岡村さんの奥様は、もう亡くなられましたが、茅野市のご出身です。 ご自分も以前は5月の連休には奥様の実家に行…

 GWの蓼科はまだ早春のおもむきでした。

ゴールデンウイークの連休は信州蓼科で過ごしました。 季節は、東京と1か月遅いようで、ちょうど早春の趣きです。草木が緑になり、レンギョウ、山桜、花桃、山つつじ,山吹,雪柳など,花が一斉に咲きます。 今年は3年ぶりの「行動制限のない」ゴールデンウィ…

タイム誌「大谷選手は“ミスター・エブリシング”」と、友人の絵

前回は,タイム誌の表紙になった大谷翔平選手の写真を載せました。以下、記事の一部をご紹介します。 (1)「すべてを備えた男(Mr.Everything)」と題する記事で、まずは「昨シーズン彼は、米大リーグの歴史で今まで誰も見たことがないことを成し遂げた」と評…

ジョン・デンバー「カントリーロード」とカイン・リー「美しい昔」

新緑が美しい季節です。東大駒場キャンパスの銀杏も葉が出ました。学生姿が増えました。 キャンパス内を散歩しながら、前回のブログで頂いた、皆様のコメントを思い出しています。 まず岡田さんから、諏訪湖畔の「タケヤ味噌」という明治5年創業の老舗企業を…

今年初めての蓼科と御柱(おんばしら)祭

4月上旬は初夏のように温かな日が6日ほど続き、今年初めて老夫婦で蓼科に滞在しました。今回は、素人写真と滞在報告です。 家まで中央高速経由で約180キロ、妻と交代で、時速85キロ前後の慎重運転を心掛けたつもりです。 途中、山梨県にある釈迦堂パーキン…

ETV特集「ウクライナ侵攻、海外の知性に聞く」

前回、「今年ばかりは墨染めに咲け」という古歌を紹介しました。 藤野さんから「京都の墨染寺(ぼくせんじ)に、この歌に因む墨染桜がある」という情報を頂きました。岡村さんはこのお寺に行って撮った写真を載せて下さいました。 お二人のご親切に感謝です…

「今年ばかりは墨染に咲け」(古今和歌集)

4月最初のブログです。3月は4回すべてウクライナ関連になりました。コメントもいろいろ頂きました。 京都の岡村さんはこの戦争に、若い頃旅をしたベトナムを思いだすようです。 ベトナム戦争を取り上げた『サイゴンから来た妻と娘』(近藤紘一)や『ライ…

いまのウクライナを思い起こす、トクヴィルとヴァイニング夫人の言葉

1.ウクライナの戦争を思い、以前に読んだ本の一節を思い出しています。今回はその中から、2つご紹介します。 2.一つは、『アメリカのデモクラシー』(トクヴィル、松本礼二訳、岩波文庫)にある文章です。 (1) アレクシス・ド・トクヴィルは19世紀半ば…

『物語ウクライナの歴史』と藤原帰一教授の想い

にわか勉強で、中公新書の『物語ウクライナの歴史、ヨーロッパ最後の大国』(黒川祐次、2002年)を読みました。著者はもと駐ウクライナ大使です。 (1)たまたま、ドイツ在住の刈谷さんもこの本を読み終えたそうです。同じことを考える人は少なくないでしょう…

ゼレンスキー大統領はいつまで発信を続けられるか?

今回もウクライナの悲惨な状況です。「私はキエフを決して離れない。最後まで残る」と繰り返し語るゼレンスキー大統領と2百万の市民が残る首都キエフに向けての、ロシア軍の総攻撃が今にも迫っていると伝えられます。 他方で、ネット時代もあるにせよ、国家…

「第二次世界大戦以来、欧州で最大の地上戦」

ウクライナの状況がますます悲惨になっています。 3月4日、ゼリンスキー大統領は、「原発が砲撃された。人類史上初めて、テロリスト国家が核のテロリズムとなった。欧州は目を覚ますときだ(Europe must wake up now)」と訴えました。 以下は、ここにいた…

澤木さん翻訳のエリコ・ヴェリッシモ『大使閣下』

1.80年も昔の、この国の悲惨な戦争の記憶と体験を持つ老人は、テレビの映像を通して見るウクライナの状況に心を痛めながら、今日もブログだけは続けます。 2.今回は,前回紹介した、澤木忠男さんが翻訳した、エリコ・ヴェリッシモ『大使閣下』(文芸社)の話…

コロナに負けずに頑張っている友人たち

1.コロナがいまだに収まらず、同世代の友人たちはどのような日々を過ごしているかなと、時々思うことがあります。 2.今回は、80歳前半になっても、コロナ禍の中で頑張っている元気な友人を紹介します。 (1)まず、神奈川県の中高一貫校で、ロボットプログラ…

モルドバのワイン、宇治のお茶

1. 東京は例年より梅が咲くのが遅く、駒場民芸館もほんの二つ三つ蕾を開いたばかりです。 後半は雪の日もあり、庭に咲いた沈丁花と、霙の中でも来てくれるメジロを眺めるぐらいの静かな日々でした。 前回はコロナ3年目に入り、英国など欧米と日本との対策の…

WHOの新型コロナ緊急事態宣言から2年過ぎました。

WHOが新型コロナの緊急事態を世界に宣言した日から2年が過ぎ、3年目に入りました。 当初、こんなに長く続くと予想した人が、どれだけいたでしょうか? (1) 最初の1年の動きを、私なりに整理して、「パンデミック2020「ステイホームの中間報告」」と題して…

京都で活躍する人たち

今回は、「京都人」三人を、ご当人の許しも得ず勝手に紹介iいたします。 まずは、いつもコメントを頂く、祇園町会長の岡村さん。 同氏からホームページ(HP)を教えて頂きましたので、覗いてみました。 祇園はええとこどすえ – マナーを守ってもらっておおき…

英エコノミストの「日本特集」,課題先進国日本の未来は?

1.(1) 京都から、祇園のつる居という老舗のお茶屋が作っているカレンダー「祇園浪漫」を送って下さった方がいて、感謝・感謝です。 (2)つる居は、大学生だった頃に、祇園に住む叔父に連れてってもらいました。 60歳近くなって京都住まい、叔父はもう世を去り…

英エコノミスト誌の「日本特集」

1.東京は、青空の美しい、しかし朝夕の寒い日が続きます。年を取ったせいか寒さが応えます。 (1) 我が家は古い一軒家なので、廊下や階段、洗面所など寒いです。 刈谷さんから、「ドイツは建築基準法で、真冬でも室内は19度以上に保つことが義務付けられてい…

新年早々、東京は4年ぶりの大雪でした

先週の6日〈木〉は東京都内でも,夜まで雪が降りました。 (1)行き帰りに苦労した方もおられたのではないでしょうか。 私は、朝から病院での治療があり、昼前に終わったので、帰るころに小雪が降り始めた程度で済み、助かりました。 (2)夜自宅で夕食を燗酒と頂…

年齢当てゲームと英国エコノミスト誌が選ぶ「カントリー・オブ・ザ・イヤー」

今年もよろしくお願いいたします。 前回のブログに頂いた刈谷さんのコメントによると、ドイツではクリスマス・ツリーを1月10日ごろまで飾っているそうです。英国の娘の家もまだあります。飾り始めるのも早いです。 日本の松飾りの時期は短いですね。 年の…

今年の「メサイア」と「サンタはいるの?」

1.朝の散歩に、2年前までの定番コースが復活しました。 コロナで閉鎖中だった東大駒場キャンパスと付属研究所が先週から、またもとのように開放されました。 静かなキャンパスを久しぶりに歩きましたが、銀杏の紅葉も散りました。 残念ながら、図書館には、…

文化財修理と正しい記録を残す大切さ

前々回のブログで、下前さんが登場した「京語りの会」を紹介しました。 今回は、同日、続いて登場した、やはり京都人による講話「文化財修理を支える装潢(そうこう)技術」の報告です。 (1)「装潢(そうこう)修理技術」とは、「紙や絹など、脆弱(ぜいじゃ…

「カワセミ」と「電線」の話が続きます。

まずはカワセミです。 (1) シドニー在住の女性からメールを頂きました。「オーストラリアのマスコット鳥 “クッカバラkookaburra”は“カワセミ”の種類なのです」と始まります。 (2) 「日本では“笑いカワセミ”と呼ばれて、カワセミの中で最大の種類だそうで、い…