米大統領選まで4カ月弱と「リンカーン・プロジェクト」。

1.前回のブログは、キング牧師とロバート・ケネディ暗殺の年の思い出を書きました。以下は頂いたコメントです。 (1) Masuiさんは同年齢ですが、ちょうどこの年西ドイツの大学で勉強中、プラハの春で欧州が揺れている状況を身をもって体験されました。毎日ラ…

「制度的な人種差別(systemic racism)」―1968年と2020年。

1. 5月末に起きたミネアポリスでの黒人死亡事件は、アメリカ全土のデモに始まり、世界的な人種差別への抗議に発展しました。 米タイム誌は2週続けて特集記事を組み、英国エコノミスト誌も連続して取り上げました。エコノミストの「抗議の力とジョージ・フロ…

米タイム誌「コロナ対応ベストの国は?」(イアン・ブレマー)

1.まだ「ステイ・ホーム」中の先週に、パソコン詐欺にやられかけました。 (1)たまたまロンドンから「フォーブス・ジャパン」に寄稿した記事を読んでくれというメールが来て、サイトを開けていろいろ操作しているうちに、突然警報が鳴り、ブロック画面が出てP…

「女性のいる民主主義社会」に向けて

1.前回紹介した『女性のいない民主主義』(前田健太郎、岩波新書)に、いろいろコメントを頂きました。 (1)Masuiさん――「他国に比べ、日本で残されている資源として最も期待できるのは女性の活躍だと信じる。その点で未来は明るい。そのためには、現役時代に…

『女性のいない民主主義』(前田健太郎、岩波新書)を読む

1.私たち老夫婦は、東京では相変わらず「stay home」ですが、短期間、長野県蓼科の古い田舎家には行ってきました。 自宅だからそろそろ許されるかなと車で移動して、畑をいじったり本を読んだり静かに過ごしました。散歩で鹿にも会いましたが、例年以上に人…

ミネアポリスでの黒人男性死亡事件とタイム誌

1.前回、アメリカ最高裁の女性判事の話をしたところ、岡村さんが若い時に訪れた中米コスタリカのことを書いてくれました。 1ヶ月の長い滞在でこの国に好感情を抱いたようです。2017年3月、国連が核兵器禁止条約を採択したときにコスタリカが議長国として取り…

タイム誌「100年100人の女性」と2人のアメリカ最高裁判事

1.前回のブログで、朝の散歩で通る家に咲き誇る薔薇の花の写真を2枚載せたところ、友人が「気に入った」と漢詩を送ってくれました。 「紅白薔薇(そうび)花影新(あらた)なり」で始まり、 「杖を停め陶然とする一散人」で終わる七言絶句です。 散人は「役…

「検察庁法改正案反対意見書とタイム誌「今年の女性」」続き

1.朝の散歩では見事に薔薇で飾られたお屋敷を眺め、眼の保養になりますが、そろそろ終わりでしょう、残念です。 散歩しながら家人と、「お役人や新聞記者の言動は、私ども市井の庶民とは違うようだ」といった話もします。 長年、友人夫婦3組6人で毎月1回、自…

薔薇が咲いた。京都「ミンナソラノシタ」の話。

1.小さな庭に、昨年末に神代植物公園で買った薔薇の苗木が花をつけました。「プリンセス・ミチコ」です。神代植物公園もいま盛りでしょうが、閉鎖中です。 前回は「タイム誌選出100年の100人」の話をしました。今回も続けるつもりでしたが、頂いたコメント優…

タイム誌が選出した「100年の100人の女性」

1.外食する機会がなくなり、食事は毎日自宅で(我が家は何年も前から一日二食です)、家人が用意してくれるのを頂き、感謝しています。 友人の中には奥様を先に亡くされた方もいて、たいへんだろうなと気になります。それとこの時期、シーツを夏用に替えて古…

マスクも届き、㈱カスタネットの植木さんからも電話。

1. 今回も新型コロナウィルス関連のもろもろ報告です。 朝の散歩以外は自粛を続けています。幸いに我が家は長年生協と契約していて、週1回、食材を届けてくれます。 アベノマスクは届きました。家人に任せて、開けずにそのまま施設に送りました。「アベノマ…

BBC(英国放送協会)の「健康に暮らす国とCOVID-19」の記事

1.京都では、山鉾巡幸も中止、祇園のお茶屋も「イノダ」も臨時休業とのことで、一時的とはいえ、文化と伝統も消えていきます。 このところ毎回COVID-19の話題ですが、前回の岡村さんのコメントに、家に四六時中一緒にいると、「DVを初めいろんな問題が生じて…

朝の散歩で考えた、新型コロナウィルスの「死者率」

1.「あの戦後の惨めな経済情勢から,我々は努力して今日の繁栄を築くことが出来ました。しかし戦争で失った命は帰っては来ませんでした」。 前回頂いたMasuiさんのコメントを読み返しながら、命を守る人たちを思い、自粛を続けています。 ここ2週間、出かけた…

新型コロナウィルスと闘うロンドンから

1. COVID―19は世界で、日本で、いつどのように収束できるのでしょうか? 前回はニューヨークの情報を報告しました。コメントをいろいろ頂きました。 ・田中さん:リーダーは心を込めて、命をかけて、国家・国民を守る。自ずと、言葉と態度に出ると思うのです…

「ソーシャル・ディスタンシング」とニューヨークから

1.東京でも「ソーシャル・ディスタンシング」が当たり前の日々になりました。 つい10日ほど前までは、冒頭の写真のように桜を楽しむ家族連れが見られました。いま同じ駒場公園には入れますが、ほとんど人気はありません。 2.とうとうアメリカが感染者で世界…

「ソーシャル・ディスタンシング」の中で、アーダーン首相を考える

1.「social distancing(他人と距離を保つ)」と「self isolation(ひとりになる)」という、今まで耳にしなかった2つの英語が、メディアに頻繁に登場するようになりました。この週末は東京も諸外国に近い「外出自粛」になりました。 世界のどこを見ても逃げ…

ドイツ・メルケル首相のスピーチとある英国クルーズ船の対応

1. 新型コロナウィルスについて、ドイツのメルケル首相が18日夜異例のTVスピーチを行い、世界で話題になっています。 「第二次大戦以来の試練」に直面して、国民の連帯を呼びかけました。ドイツ政府の公式サイトから英文で読むことができます。 https://www.…

この時期出掛ける場所として、墓参と神代植物公園。

1.今年の3月は、10日は東京大空襲から75年、11日は東北大震災から9年。そしていまは伝染病。13日の読売新聞論説は「21世紀の人類の、感染症との最初の本格的な闘い」と位置付けています。 東北大震災について東京新聞に、震災で若い父親を亡くした8歳の少女…

「コロナウィルスでカミュの小説『ペスト』が売れているらしい」

1.コロナウィルスは世界的に拡大していますね。 渋谷のスクランブル交差点もいつもより人が少なく、外国人観光客が立ちどまって写真を撮る、普段の光景は見られません。 皆様のところもそうでしょうが、商社勤めの長男は15日まで原則在宅勤務、ただし管理職…

アンドリュー・ヤンとベーシック・インカム、『ベーシック、命をつなぐ物語』(廣田尚久)

1. 新型コロナウィルス問題、早く収束してほしいですね。 私も家にいる時間が多くなりました。近くの散歩は続けており、梅やまんさくが咲く、立派なお宅の庭を眺めたりしています。 世界大で感染者が増えていて、経済も先行き懸念が広がっています。2月27日…

王維の「鹿柴」と新島襄「寒梅」VSアメリカの選挙は?

1.前回は、美しい日本語を耳で覚え、暗誦することが大切だと思う、と書きました。 (1)もちろん、他の言語でも言えることで、詩であれば英詩も漢詩も同じでしょうね。 先月末に京都の街を歩いて苔に夕日があたる景色を眺めて、漢詩に、 「復(ま)た照らす青…

三好達治『詩を読む人のために』と「きれいな日本語」

新型コロナウィルスが日本でも拡散しているようです。 1.(1)こういう状況では、京都もおそらく観光客激減でしょう。 私も今月、大坂・京都に行くつもりでしたが、中止しました。風邪の症状があり、81歳の老人が咳やくしゃみが取れないままで電車に乗るのは、…

京都を歩き、人に会い、かるたを取りました。

1. (1)もう10日以上前ですが、京都に2泊しました。今回は遅ればせながらその話で す。中国からのコロナヴィルス発生がすでに報道されていましたが、まだあまり気にせずに、歩き、多くの人に会いました。 穏やかな日和で、大徳寺の早咲きの梅がもう咲いていま…

京都で考えた「寅さん」とアメリカ大統領選挙

1. 前回のブログで、いま上映中の映画「お帰り寅さん」を観るきっかけになった台詞 (「人間は何のために生きている?」)を、岡村さんに教えて頂いたことに触れました。 寅さんの映画を全作見ている友人が、このせりふが出てくるのは39作目の「寅次郎物語」…

「男はつらいよ、お帰り寅さん」を観る

1.ここ2回続けて、気候変動と「グレタ効果」をご報告しました。コメントをいろい ろ頂き、関心の高さを感じました。「若者が主導して(権力者や年寄りはせめて邪魔しないで)グレタさんを日本に招いてほしい」という意見もありました。 この問題、私としては…

「グレタ効果」―「時には、子どもの眼で世界を見ること」

1. 前回のブログ「タイム誌2019年“今年の人”にグレタさん」では、渋谷が「学生時 代にもっともよく通った懐かしい街だった」と書きました。 中高までの通学に使った「館(やかた)ぶね」と呼ばれるバスの思い出話に触れたところ、同級生のMasuiさんから「自…

タイム誌「2019年今年の人はグレタ・トゥンべリさん」

1.渋谷駅周辺の再開発が進み、その変貌が著しいですが、地下鉄銀座線の新しい渋谷 駅が1月3日からお目見えしました。 学校が港区麻布にあり、中高の同級生には渋谷から通学する者が(私を含めて)多く、懐かしい土地です。60年以上も昔の思い出話の投稿が同…

 2020年最初のブログは、豆台風の襲来と年賀状の話

1. 今年最初のブログはもっぱら私事で申し訳ありません。 昨年12月後半の我が家は、娘が休暇を取って幼い孫を連れて英国から一時帰国。 狭い家はてんやわんやでした。下がまだ2歳で時差調整ができず、夜寝ないので老夫婦も(もちろん娘も)グロッキー状態で…

2019年の出来事――ローマ教皇の来日を思いだして

1.一年を振り返って,ブログでも取り上げましたが、京都での茶事が私にとってそこそこ思い出に残る出来事でした。 私事ながら、使われた茶道具が先年死去した長姉の遺品だったことに意味がありました。三重県松坂で長年お茶を親しんでいたので、京都の従妹に…

英国の総選挙、保守党の大勝利とエコノミスト誌

1.先週は、忘年会がひとつ、上野の都美術館内のレストランであり、夫人連れで集ま る場所としては、なかなか良いアイディアだと思いました。ロンドン・コートルード美術館展の最終日の前日でした。 2.私のブログは週1回なので、今回は1週間ほど前の出来事、1…