- 今回またハチ公の話からです。
(1)彼が今年生誕100年を迎えたという毎日新聞の記事を10月29日のブログで紹介しました。
(2)昔の職場で一緒だった年下のKさんが、「東大にある銅像を案内しましょう」と誘ってくれました。私のためにわざわざ時間を割いてくれる親切が嬉しかったです。
(3)当日は、彼が運転する車に乗って大学まで、快適なドライブでした。
誰でも自由に入れるので、散歩する人も多くみかけました。
(1)旧東京帝大農学部の教授だった上野英三郎博士にハチが飛びつく姿が銅像になっています。
(2)仕事帰りの上野博士と彼を出迎えるハチの姿を、良く捉えています。
博士は抱き合うために持っていた鞄を地面に置く、その鞄まであります。
もうすぐ博士も犬も、キャップをかぶってクリスマスの装いになるそうです。
(3)中国人の観光客が数組訪れていました。
(4)我々はそのあと、農学部の学食で昼食をとり、お隣の本郷キャンパスまで足を伸ばし、安田講堂や三四郎池を散歩しました。
(5)2015年の完成を祝う除幕式で、当時の農学部長はこんな挨拶をしています。
――「飼い始めてから1年半ほどで、上野博士は大学構内で急逝しました。それからハチは死ぬまでのほぼ10年間、朝夕に渋谷駅に通い、博士の姿を探し求めました。
私達が作ったこの像は、待っていたハチと上野博士が喜ぶところを捉えたものであり、犬の純真さとそれを受けとめる人の素直な心が表現されています。(略)二人の物語をとおして、動物と人との関係、深い愛情の交流を表すものであり、このキャンパスでは、大変ユニークな像であると思います」。――
(6)因みに弥生キャンパスは戦前は旧一高があり、その頃の農学部は駒場にあり、博士の自宅は松濤、何れも渋谷のごく近くです。
- お陰で、久しぶりに学生時代に戻った気分で、先日、同じ職場の年上の先
輩との昼食時に聞いた話も思い出しました。
(1)先輩は普通部(中学)から慶應義塾大学卒業ですが、「今年は慶應の年だったね」と嬉しそうでした。
・高校が夏の甲子園で全国優勝した。
・大学も六大学で優勝。
・大学には準硬式野球のリーグ戦があるが、慶應はここでも優勝。
・テニス部でも男子が全国優勝。
(2)ここまでは、私も他人事として聞いていたのですが、おまけがあって、
・お孫さんが中学から慶應で、高校から野球部。
・いま大学4年だが、準硬式野球部120人を束ねるキャプテンの三塁手。
・そして、優勝後、慶應から彼一人が「ベストナイン」に選ばれた。
(3)これにはさすがに驚きました
おまけに、先輩自身は大学時代体育会テニス部のレギュラーだったそうで、近日開かれる祝勝会にOBとして出るつもり、と嬉しそうに話してくれました。
世界が戦火に見舞われている話をしたあとの明るい話題は、聞いている方も気持よかったです。