2022-01-01から1年間の記事一覧

3年ぶりの京都と「田澤さん偲ぶ会」

3年振りに、新幹線に乗り、京都に2泊しました。 12月中旬でしたが、13年も住んだ街、懐かしかったです。 旅の目的は、観光でも仕事でもなく、友人や知人と会ってお喋りをする、時々街を歩くといった時間で、楽しかったです。 2. 出掛けたきっかけは、今年9月…

消えていく渋谷の本屋

今年も残り少なく、暇な老人もそれなりに慌ただしく過ごしています。 (1) 六本木の国際文化会館で,昔の職場の仲間3人が集まり。 喋るのが目的で、軽食と珈琲4杯で3時間以上。ここは何杯でもお代わりが出来るので助かります。話題は,昔と今の戦争の話。 「…

『ポスト資本主義としての共存主義』(廣田尚久著)

今回も頂いた本の紹介です。 中学・高校・大学で一緒だった廣田尚久氏の新著『ポスト資本主義としての共存主義』(信山社)です。 (1) 氏は本職は弁護士ですが、著作に励み、ここ4年間で今回が5冊目の刊行です。私もブログで紹介してきました。 (2) 昨年には…

歌集『生命萌えたつ』(関根キヌ子)を読む

今年も残り少なく、何やら慌ただしくなりました。 そんな中で、これも頂いた本ですが、歌集『生命萌えたつ』(関根キヌ子)を読みました。 出版した西田書店は雑誌「あとらす」のご縁で、編集担当の関根則子さんにはいつもお世話になっていますが、本書の著…

外国人旅行者が集まる谷中と渋谷

前回は法事のあと谷中ぎんざを歩いた話を書きました。 (1)タイミング良く、24日(木)の毎日新聞は、「コロナ@外国人旅行者が集まる谷中」という記事を載せました。 下町風情が残る台東区谷中周辺も隠れた人気スポットだそうで、「なぜ下町のこんな奥深くま…

アメリカ中間選挙を振り返る

今回のアメリカ中間選挙は、野次馬には面白かったです。 昔の職場の同期会で、アメリカ通の某君がニュヨーク・タイムズの記事をもとに解説してくれました。 (1)予想以上に、民主党が善戦した。 (2)上院で民主党が50議席を確保し、ジョージア州の決戦投票を残…

読書週間―「この一冊にありがとう」

読書週間が11月9日に終わりました。今年の標語は「この一冊にありがとう」。 (1) 初日10月27日の毎日新聞は「きょうから読書週間」と題する社説を載せました。 「紙の本の販売額は昨年15年ぶりに前年を上回った」 「最近は短歌の歌集を手にするひとも増えて…

今年最後の蓼科と、男性合唱を聴く

先週は蓼科に4泊しました。今年最後の滞在で、水を抜き、家を閉めて帰京しました。 (1) 紅葉は盛りです。もみじ、どうだんつつじ、落葉松、と色とりどり。 (2)八ヶ岳は、到着当日はまだ雪もなく、2日後に冠雪しました。 (3)行きつけの蕎麦屋に寄って、挨拶も…

頂いた『キリスト教美術史』(滝口美香、中公新書)を読む

中公新書の9月刊行、『キリスト教美術史、東方正教会とカトリックの二大潮流』 (滝口美香著)を読み終えたところです。貴重な読書体験でした。 まずは、帯にある本書の説明文を紹介します。 「ローマ帝国下、信仰表示や葬礼を目的としたキリスト教美術が成…

会社での「さん付け」と先生の「あだ名」

先週は秋晴れの日、二人で神代植物公園に行きました。いまは秋薔薇が盛りです。 前回は、新入社員になった孫の話でした。 (1) 中学・高校の6年間一緒だった岡田・Masui両氏からコメントを頂きました。 よく働いた若い頃を思い出して頂いたようで、嬉しいで…

孫と3人の「でらうまかった」夕食会

東京に戻って10日、体調徐々に戻り、近くの大学への散歩も始めました。 キャンパスでは元気な若者を見かけます。銀杏並木はまだ緑で紅葉は1か月先でしょう。 若者と言えば、先日は孫と3人での夕食会がありました。 彼は4月に新入社員になりました。ささや…

蓼科の秋深まり、稲の刈り入れの時期です。

先週は信州茅野に、4泊5日の短期滞在しました。 この時期は稲が実り、刈り入れも始まり、美しい里山をどうしても眺めたくなります。 2.10 月1日の土曜日に出て5日(水)に帰京しましたが、行きの中央高速は渋滞でした。週末の人出が増えているようです。 …

『僕たちのバルセロナ』が遺作になった田澤耕氏

8月末のブログで、『僕たちのバルセロナ』を紹介しました。 『僕たちのバルセロナ』(田澤耕、西田書店、2022)と岡田さん - 川本卓史京都活動日記 (hatenablog.com) 著者の田澤耕さんは9月24日死去しました、69歳。本書が遺作になりました。 友人がカ…

エリザベス二世の葬儀と立憲君主制のこれから

1.19日の英国女王の葬儀の模様をテレビで眺めました。 (1) 国民の40%以上が視聴したそうです (2)厳かで華やかな行進が続き、沿道に集まった人々の多さを見ながら、雨の多いロンドンでこの日降らなくてよかったなと思いました。 それと無粋な話ですが、高齢…

モーリシャスでの「日本文化イベント」

1.蓼科の夏を終えて帰京してから10日以上経ちましたが、体調はいまいち。 夏の疲れが出たのかもしれません。 発熱と咳がありコロナを心配しましたが、抗原検査キットによる検査では陰性でした。 年齢のせいもあって回復に時間がかかります。 それにしても、…

「品格のある風景」とエリザベス女王逝去

田澤耕さんの『僕たちのバルセロナ』を取り上げたときに、京都に「バルセロナ文化センター」が出来たと書きました。 早速岡村さんが行かれたそうで嬉しいことです。 責任者のカタルーニャ出身の女性に会って話を聞いた。 「公的なものでなく、支援者に恵まれ…

『僕たちのバルセロナ』、そして夏の終わり

前回紹介した『僕たちのバルセロナ』(田澤耕)の語り手は、6歳の長男悠君です。 (1) 日本の幼稚園から、いきなりバルセロナの小学校1年生になりました。 言葉は一切分かりません。 (2)いちばん困ったのが「トイレに行きたくたって「行きたい」って言えない…

『僕たちのバルセロナ』(田澤耕、西田書店、2022)と岡田さん

1.今回は、法政大学名誉教授・田澤耕氏の著書『僕たちのバルセロナ』を取 り上げます。田澤氏は日本におけるカタルーニャ研究の第一人者です。 2002年に日本で初めて本格的な「カタルーニャ語辞典」を刊行しました。 一般向けの著書には、中公新書の『物語カ…

蓼科で畑と食の話

お盆も終わり、帰省客の多くは都会に戻り、田舎はまた静かになりました。 お盆の時期は地元JA経営のスーパーも大混雑し、レジは長い行列でした。 いまは、畑の脇に咲くコスモスやひまわりの花を眺める人も少なくなりました。 2.無事に英国に帰った次女からメ…

広島原爆の日、平和祈念式典と畑の収穫

8月6日(土)、今年も妻と二人で、茅野市の平和祈念式典に参加しました。 いつものように、朝8時15分に1分間の黙とう、そのあと献花をしました。 (1) 長野県茅野市は、岡村さんの奥様の故郷です。岡村さんも奥様が元気だった頃は、夏は農作業の手伝いに、こ…

私たちの「思い出トランプ」

私事ばかりのブログで恐縮ですが、孫2人は、8月1日英国に戻りました。 最後の4日間は猛暑とコロナの中,東京に滞在。無事に帰国したようで安心しました。 蓼科では、山のような洗濯物を、近くのコインランドリーに行って、10分100円の機械に入れました。こ…

英国からの豆台風と過ごす

前回は、英国から孫たちがやって来て、長時間の飛行や時差などに参って、当方もくたびれた、と書きました。 フェイスブック仲間の藤野さん、田中さん、岡村さん、Masuiさんから、疲れが出ないようにと優しい気遣いの言葉を頂き、感謝しております。 岡村さん…

コロナ感染急増の中、英国からの豆台風

1.身近でも、コロナ感染のニュースは珍しくなくなりました。 ただ、いまのところ、彼らに重症者がいないのが幸いです。 それでも4回目の接種を受けた友人が、その直後に感染し、一日だけでしたが38.5度の熱が出たそうです。 2.そんな中、英国ロンドン郊外に…

テレビ番組「新発見!言葉でつながる小鳥たち」

1, 蓼科で過ごしていると、古い・小さいテレビしかないこともあって、見る機会が減ります。その代わり、庭にやってくる小鳥を眺めています。 そんな訳で、東京の家で見た、小鳥たちの生態を伝えるテレビ番組を取り上げたいと思いました。 BSの「ワイルドライ…

『金閣寺』と宮津丹後のリモートオフィス

前回は、三島由紀夫『金閣寺』の話でした。小説の題材になった金閣寺は、1950年7月放火によって全焼し、56年に金ぴかの寺が新築されました。 2.コメントをいろいろ頂き、感謝しております。 田中さんからは「金閣は(三島が好んだように)キンキラキンでなけ…

読書会で三島由紀夫の『金閣寺』を読む

前回は三島由紀夫が歌舞伎のために書き下ろした作品を、没後52年経って、アメリカの大学生が英語で上演したという話題を紹介しました。 いつも祇園の思い出話が楽しい岡村さんのコメントに、飯島さん経由の情報で、三島が『金閣寺』を書いたのは、祇園の花見…

「英語で歌舞伎、人々に笑いを」

1.「テレビのニュースをつけても、世界も国内も暗い話題ばかりで明るい気持になれない」と妻が嘆いています。 前回紹介した精神科の医者が書いたベストセラー『80歳の壁』には、ご丁寧に「高い壁を低くするヒント50音カルタ」まで載っています。 最後の「わ…

ロンドンからの出張者と友人たちの話題の本

先週は、外出の機会が多かったです。 11日(土)には、英国に住む次女の2年4カ月ぶりの出張でした。 翌日曜日は、我々家族も再会を楽しみました。場所は六本木の国際文化会館です。 (1) まずは順調に帰国できたようです。入国時の検疫も時間がかからず、すん…

「リアルな日々」と「公共的な死」

前回は、妻が、ITに弱い同世代の仲間と久しぶりに会食をした話を書きました。 (1) 田中さんから、「いろんな意味でリアルな日々が大切だと、コロナ禍で学びました」とコメントを頂きました。 (2)岡村さんは、「京都にも観光客が目立って増えてきた。修学旅行…

高齢者もようやく外に出るようになりました

1. 今回も神代植物公園の薔薇の写真です。 (1)我が家の玄関脇にも、「プリンセス・ミチコ」の小さな薔薇が今年も元気です。 (2) これも「プリンセス・チチブ」も英国で開発されました。今年は、女王の即位70年を記念して「エリザベス女王陛下」と名付けら…