コロナ感染急増の中、英国からの豆台風

1.身近でも、コロナ感染のニュースは珍しくなくなりました。

ただ、いまのところ、彼らに重症者がいないのが幸いです。

それでも4回目の接種を受けた友人が、その直後に感染し、一日だけでしたが38.5度の熱が出たそうです。

2.そんな中、英国ロンドン郊外に住む次女夫婦が2週間の休暇を取り、10歳と4歳の二人の孫を連れて、17日の日曜日にやってきました。

 

(1)2年半ぶりの来日です。

 英国は18日から熱波に見舞われ、40度を超える異常な暑さを逃れてやって来た点は幸運といえましょう。

 何せこんな暑さをかつて経験したことのない英国では、冷房のある家はごく稀で、もちろん娘の家にもありません。

(2)しかし、子連れで英国から日本に移動するのは相当たいへんです。

 まずは、今回のANA便は午後4時35分到着予定が4時間以上遅れました。コロナの影響でヒースロー空港の職員が手不足のところに旅行客が殺到し、搭乗手続きが混乱したことが主因です。

 

(3)おまけに子供たちは、久しぶりの日本国は、コロナと湿気のある暑さと冷房に慣れていないせいもあって体調を崩し、時差ぼけのなかなか解消しません。

 

(4) そこで何とか19日(水)には蓼科の山奥にやって来ました。

 ところが、山奥は冷房は要らない代わりに、逆に朝夕は涼しく、厚手の着るものを持ってきていないので、今度は寒さに驚いています。

 10歳の男の子は、せきが出て、コロナではないかと心配しましたが、薬局で抗原検査キットを購入して鼻に入れたところ幸いに陰性と分かり、ただの風邪のようでほっとしたところです。

(5)もっとも英国では、いまやコロナの感染は珍しく、話題にもならない。誰もマスクをしていないし、誰もが罹っている、2回・3回も珍しくないそうです。

 

3.ということで、普段は静かに暮らしている老夫婦にとって、久しぶりの豆台風の襲来は本当にくたびれます。

とくに時差の問題は大きく、夜に起きてしまうので、我々も付き合っていると寝不足になります。

 それでも娘の方は、仕事を持ちながら家事も子育ても何とかこなしていて感心します。若いからできることでしょう。

4.昨日ぐらいから徐々に時差は解消し、当方も夜の時間に静かに寝られるようになりました。

(1)それでもコロナの広がりもあり、街に出るのは、買い物に行くぐらいです。

4歳の孫娘は、スーパーで幼児用のカートに乗って喜んでいます。こんなサービス精神は英国にはないとのこと。ささやかな異文化体験です。

(2)あとは、室内でトランプ遊びをしたり、絵を描くのを手伝ったり、

ホタルブクロが咲く庭で鬼ごっこをしたり、近くを散歩して鶯や蝉の鳴き声を聞き、トンボや蝶々を探したりといった時間です。鶯も蝉も英国にはいないようです。

 

(3)庭で、4歳の孫娘が「IT!」と叫ぶので何かと思ったら、「鬼」と「鬼ごっこ」の両方の意味があるそうです。幼児が使う英語はさっぱりわかりません。

 

5. こんな具合に、この一週間は、二人と付き合うのにほとんどの時間がとられます。

 本も新聞も読まず、テレビもPCも見ず、すっかり世間や友人たちともご無沙汰の日々が過ぎました。

 ということで、今回はまことにささやかな私事の報告で失礼します。