蓼科・東京ほか

今年最後の蓼科と「旅する」人たち。

1.10月30日(月)から1週間、茅野市の山奥で過ごしました。今年最後の滞在です。 朝10時新宿発松本行の「あずさ」は満席でした。車窓から眺める青空が気持良く、車内には山行姿や外国人も多くみられました。行楽の秋、旅に出る人は多いです。 私の場合、こ…

「せめては・・・きままなる旅にいでてみん」

一週間前の日曜日、夏を過ごした田舎家から二人で帰京しました。 蜜柑箱を二つ宅急便で送り、重いキャリーケースをそれぞれ引っ張り、私はPCと妻のアイパッドを入れたリュックも背負って移動しました。 中古のレンタカーを返し、茅野駅から新宿まで特急「あ…

「戦後78年、命あればこそ」

1.当地もお盆休みは人出が増えました。 長男夫婦も田舎家に2泊してくれました。短い夏季休暇です。この機会に一緒に外出もし、少し贅沢な時間を楽しみました。 いつもの市営の温泉ではなく、蓼科温泉滝の湯にあるホテルの日帰り入浴に行きました。台風7号が…

広島原爆の日に第28回茅野市平和祈念式

先週の日曜日(6日)は広島原爆の日。二人で茅野市平和祈念式に参加しました。 2015年の第20回から出ています。それ以前はこの時期まだ京都に居ました。 2.私がいま住んでいる茅野市では、広島・長崎に原爆が投下されてから50年の1995年、市・市民からの募金…

恵泉蓼科ガーデンを訪れる

信州の田舎家に居を移して10日が過ぎました。 老夫婦二人の静かな日々です。当地も気温は高いですが、朝夕は涼しく、人が少なく、緑がふんだんなのが有難いです。聞こえるのはうぐいすの鳴き声ぐらいです。 先週の日曜日は、「恵泉蓼科ガーデン」の一般公開…

暑中お見舞い申し上げます

前回は「源氏物語」の「宇治十帖」に登場する「浮舟」を取り上げました。 京都の岡村さん、飯島さん、藤野さん、宇治の田中さんからコメントを頂きました。 岡村さんは10日の祇園祭神輿洗いなどの写真を載せて頂きました。宇治から鵜飼を思い出したとも書い…

『車窓の山旅、中央線から見える山』(山村正光,実業之日本社)

前回のブログは、NZアーダーン前首相の「退任演説」を取り上げました。 (1) Masuiさんから、 「引き際も立派ですね。上に立つ者としての模範です。かんたんな様ですが、なかなか出来ることではないです。尊敬します」とコメントを頂きました。 (2)ドイツ在住…

憲法記念日も蓼科で過ごしました。

先週、茅野駅から「あずさ」で帰京しました。車窓から眺める山々や新緑を楽しみました。 2週間の蓼科滞在を報告した前回のブログにいろいろコメントを頂きました。 ドイツ在住の刈谷さんは、今年からライン川沿いの河川敷で家庭菜園を始めたそうで、野兎の被…

今年初めて、蓼科に過ごす日々

GWの大型連休を挟んで2週間の予定で、長野県茅野の田舎家で過ごしています。 (1) 今年から車を手放しました。東京の街中や中央高速を運転することがなくなります。中央高速は眺めの良い快適なドライブを楽しめますが、諦めました。 (2)免許は二人とも返上し…

今年最後の蓼科と、男性合唱を聴く

先週は蓼科に4泊しました。今年最後の滞在で、水を抜き、家を閉めて帰京しました。 (1) 紅葉は盛りです。もみじ、どうだんつつじ、落葉松、と色とりどり。 (2)八ヶ岳は、到着当日はまだ雪もなく、2日後に冠雪しました。 (3)行きつけの蕎麦屋に寄って、挨拶も…

蓼科の秋深まり、稲の刈り入れの時期です。

先週は信州茅野に、4泊5日の短期滞在しました。 この時期は稲が実り、刈り入れも始まり、美しい里山をどうしても眺めたくなります。 2.10 月1日の土曜日に出て5日(水)に帰京しましたが、行きの中央高速は渋滞でした。週末の人出が増えているようです。 …

『僕たちのバルセロナ』、そして夏の終わり

前回紹介した『僕たちのバルセロナ』(田澤耕)の語り手は、6歳の長男悠君です。 (1) 日本の幼稚園から、いきなりバルセロナの小学校1年生になりました。 言葉は一切分かりません。 (2)いちばん困ったのが「トイレに行きたくたって「行きたい」って言えない…

蓼科で畑と食の話

お盆も終わり、帰省客の多くは都会に戻り、田舎はまた静かになりました。 お盆の時期は地元JA経営のスーパーも大混雑し、レジは長い行列でした。 いまは、畑の脇に咲くコスモスやひまわりの花を眺める人も少なくなりました。 2.無事に英国に帰った次女からメ…

広島原爆の日、平和祈念式典と畑の収穫

8月6日(土)、今年も妻と二人で、茅野市の平和祈念式典に参加しました。 いつものように、朝8時15分に1分間の黙とう、そのあと献花をしました。 (1) 長野県茅野市は、岡村さんの奥様の故郷です。岡村さんも奥様が元気だった頃は、夏は農作業の手伝いに、こ…

英国からの豆台風と過ごす

前回は、英国から孫たちがやって来て、長時間の飛行や時差などに参って、当方もくたびれた、と書きました。 フェイスブック仲間の藤野さん、田中さん、岡村さん、Masuiさんから、疲れが出ないようにと優しい気遣いの言葉を頂き、感謝しております。 岡村さん…

テレビ番組「新発見!言葉でつながる小鳥たち」

1, 蓼科で過ごしていると、古い・小さいテレビしかないこともあって、見る機会が減ります。その代わり、庭にやってくる小鳥を眺めています。 そんな訳で、東京の家で見た、小鳥たちの生態を伝えるテレビ番組を取り上げたいと思いました。 BSの「ワイルドライ…

京都と茅野の絆、『最強の野菜スープ』のこと

1.前回のブログで、長野県茅野市の山奥で過ごし、徐々に次世代に任せているが多少 は畑仕事を手伝ったことに触れました。 (1) 京都の祇園町会長岡村さんの奥様は、もう亡くなられましたが、茅野市のご出身です。 ご自分も以前は5月の連休には奥様の実家に行…

 GWの蓼科はまだ早春のおもむきでした。

ゴールデンウイークの連休は信州蓼科で過ごしました。 季節は、東京と1か月遅いようで、ちょうど早春の趣きです。草木が緑になり、レンギョウ、山桜、花桃、山つつじ,山吹,雪柳など,花が一斉に咲きます。 今年は3年ぶりの「行動制限のない」ゴールデンウィ…

今年初めての蓼科と御柱(おんばしら)祭

4月上旬は初夏のように温かな日が6日ほど続き、今年初めて老夫婦で蓼科に滞在しました。今回は、素人写真と滞在報告です。 家まで中央高速経由で約180キロ、妻と交代で、時速85キロ前後の慎重運転を心掛けたつもりです。 途中、山梨県にある釈迦堂パーキン…

新年早々、東京は4年ぶりの大雪でした

先週の6日〈木〉は東京都内でも,夜まで雪が降りました。 (1)行き帰りに苦労した方もおられたのではないでしょうか。 私は、朝から病院での治療があり、昼前に終わったので、帰るころに小雪が降り始めた程度で済み、助かりました。 (2)夜自宅で夕食を燗酒と頂…

年齢当てゲームと英国エコノミスト誌が選ぶ「カントリー・オブ・ザ・イヤー」

今年もよろしくお願いいたします。 前回のブログに頂いた刈谷さんのコメントによると、ドイツではクリスマス・ツリーを1月10日ごろまで飾っているそうです。英国の娘の家もまだあります。飾り始めるのも早いです。 日本の松飾りの時期は短いですね。 年の…

中央高速を往復したこと

先々週は妻と交代で運転して田舎に行き、帰宅してからの先週は東京で、平日の4日を電車とバスで病院に通いました。 (1)この年でまだ運転を続けるのは悩ましいですが、田舎家ではどこに行くにも車は欠かせません。 (2)無理や不要不急を避けるために注意して…

ドイツの総選挙と、蓼科で10月を迎えました。

拙いブログを続けて、今年もあと3か月を切りました。 (1)コメントを頂くMasuiさんはドイツ留学の経験があり、刈谷さんはドイツ在住です。今回の同国の総選挙とその後への関心は高いでしょう。 「前回の4年前は大連立政権まで数か月かかった。今回はコロナ…

映画『いのちの停車場』公開記念オンライン講演会

オンライン講演会が、コロナ禍の中で盛んになりました。 会場に足を運ばなくても、自宅のパソコンから視聴できるのが便利です。 このブログでも「ゴリラからの警告」など報告しました。 今回は青梅慶友病院のオンライン・イベントです。 「映画『いのちの停…

梅雨時の蓼科と職人さんのこと。

長野県茅野市の田舎家で過ごしています。雨がよく降り、山奥は静かです。りすがやってきます。里まで下りると、田の稲が少しずつ育っています。 古い家なので、修理がいろいろ出てきます。 (1) 先週はとうとう雨漏りがしました。あわてて,妻が地元の工事屋さ…

「ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな」

1. 先週は茅野市の山奥に妻と二人、あまり人に会わずに6日ほど過ごしました。 新緑の季節で、雨に当たる緑も風情があります。 車で里山を走ると、田植えは終わり、田に稲が育ち、水が張られています。 すでに作物が育っている畑も、写真のように耕しが終わっ…

今年初めて蓼科で過ごし、「黙浴」と「黙食」をしました。

前回は、赤坂で、京言葉や祇園の芸妓だったモルガンお雪の話を聞いたことを記しました。京都から参加した講師他の皆さん、「東京は刺激になりますなあ」と言いながら、帰洛されたそうです。 私の方は、7日に「刺激的」な都会を離れて、長野県蓼科に移動しま…

今年の2月は、人に会うための外出はたった2回

先週の東京は、三寒四温でした。ちっぽけな庭に沈丁花の花が香ります。妻の姪の小学生のお子さんが、親切に小鳥のエサ台を作ってくれました。お陰で、居心地がよいのか目白が次々にやってきます。 2月中に、人に会うために外出したのはたった2回でした。昨年…

京都から東京へ「東下り」

前回に続いてまた、京都から東京に出て来られた方のことです。「上洛」「帰洛」とは言いますが、京都人の東京行きは「東下り」でしょうか? 「東下り」の語源は在原業平の「伊勢物語」でしょうか。「なほ行き行きて、武蔵の国と下総の国との中に、いと大きな…

東京暮らしに戻り、「米中新冷戦」を考える

1.ここ2回、アラスカで暮らした星野道夫のことを書いていますが、フェイスブックでMasuiさんから、「『旅をする木』を読み始めた。読めば読むほどに素敵な経験が書かれている」とコメントを頂きました。紹介した本を読んでくださる方がいるのはまことに嬉し…