今年初めて、蓼科に過ごす日々

  1. GWの大型連休を挟んで2週間の予定で、長野県茅野の田舎家で過ごしています。

 

(1) 今年から車を手放しました。東京の街中や中央高速を運転することがなくなります。中央高速は眺めの良い快適なドライブを楽しめますが、諦めました。

 

(2)免許は二人とも返上していないので、今回から蓼科は、電車で新宿・茅野を往復し、現地ではレンタカーを借りました。

 荷物の一部は宅急便を利用しました。夏はこのスタイルでもう少し長い滞在になる予定です。多少の不便はやむを得ません。現地での運転は妻が主体です。   

  1. 滞在中、4月末から5月へと、気候も変化します。

(1)到着時は、桜満開で、まだ咲いています。花桃、山吹、シャクナゲなど周りは花盛りです。八ヶ岳は雪が残っています。新緑が日ごとに濃くなります。

 

(2) 山奥の古い家ですから室内は寒く 雨が一日降り続く日もありました。

 庭にはいろんな小鳥がやってきてはひまわりの種をつまみます。鶯の初音も聞かれます。

 

4.(1)良く晴れた日には、近くの八ヶ岳農場に行き、動物たちの姿や山を眺めました。

畑仕事も基本は若い世代にまかせていますが、若干手伝いました。

鹿よけのネットを貼り、畝をつくり、じゃがいもの種芋や枝豆・人参の種を植え付けました。夏の収穫が楽しみです。農家の田植えも始まります。

 

(2) 昨年の晩秋以来、ここでしか会わない友人たちにも会いました。

 友人夫婦に来てもらい、ワインを飲み、お喋りをし、麻雀も楽しみました。

 

(3)医者にがんの手術を強く勧められて「しないと余命3年」と宣告された堺市在住の友人がいます。彼は自らの信念で手術を拒否し、その後も無事に過ごしています。立派な生き方だと感じます。

4年目の今年も秋まで蓼科で過ごすつもで、半年ぶりに健康な姿を見るのは嬉しいです。

(4) 他方で、会社を退職後、原村で素敵なペンションを経営していたMさんが3月に急逝しました。79歳でした。昨年の秋、「また来年,会いましょう」と言って別れて、それきりというのは寂しいです。

 ブログにコメントを頂くMasuiさんがかつての上司で、社内報で知ったと教えて下さいました。お二人が現役時代の話ですが、Masuiさんが本社からの海外出張時、当時ロンドン駐在だったMさんがご夫妻でスウエーデンなど同行して一週間一緒だった由。「上品で明るい奥様でした」。

 その奥様に、妻がお悔やみの電話を入れて長話をしました。長患いもせず、痛みもさほどなく、自宅で穏やかに死去されたことに感謝しておられる様子だったとのことです。がんを患っておられることは聞いていましたが、ずっと元気で、3月ごろから急激に悪化したようです。

 79歳は少し早いのではという悔いはありますが、奥様が納得しておられることが

何よりで、我々もこんな風に穏やかに終末を迎えられたらいいなと話し合いました。

(5)最後になりますが、一緒に畑仕事をしている、年下の友人Mさん宅では、4年間大事にしていた愛犬桜ちゃんががんのため、5月2日に死去しました。

一昨年、我が家の庭で、彼が亭主になってお茶を点ててくれた野点の会では、京都から参加した従妹夫婦にも会いました。いつも穏やかな、吠えた声を聞いたことがない犬で、Mさんが保護犬から引き取ってからは、皆に可愛がられて、短いけれど幸せな後半生だったと思います。