思い出話

世代交代は進んでいます

1.私事ながら、先週85歳の誕生日を迎えました。 東京の孫二人、英国の孫二人、それぞれの母親経由バースディ・カードが届きました。 2.英国のカードは大きくて写真と名前だけ。日本のカードは小さく、細かい字でいろいろ書いてあります。 東京の上の孫(たつ…

Xmas EveにElio Ratoo君のことなど

(写真1-昔のエリオ君の写真9486) 昨夜は、長女夫婦と渋谷の青山学院大で。恒例の「オール青山」による 「メサイア」を聴きました。いつも最後に、聴衆も一緒に「きよしこの夜」を歌って終わります。そのあと4人で居酒屋に寄り、遅く帰宅しました。 (写真…

所沢まで遠出しました

先週の秋晴れの日、埼玉県所沢まで遠出をしました。 (1)古くからの友人夫妻と4年振りに会うのが目的です。 我が家からの行程は、小田急線東北沢から次の駅代々木上原で千代田線に。 2駅目の明治神宮前で乗った副都心線がそのまま西武池袋線に乗り入れ、終点…

「東おばさんと京じいさん」の話

1.今回は京都の岡村さんを紹介したいと思います。 このブログがフェイスブックからも見られるようになったのは、6年前。 以来、岡村さんは毎回欠かさずコメントを載せて頂き、内容も(私の本文よりはるかに)面白く、たいへん感謝しております。 2,内容は多…

「聞こえない声に耳を傾ける」

前回は「恵泉蓼科ガーデン」の紹介をしました。 高橋さん、Masuiさんから、恵泉OBの友人が居るとのコメントで、何れも母校に良い思い出をお持ちのようです。 「(ガーデンは学校の創立者)河井道さんの理想がかたちになった」とは飯島さんの感想です。 Masui…

4年振りのクラス会のこと

6月22日(木)、高校3年生の時のクラス会が開かれました。 ご多聞にもれずコロナで中断しており、4年振りの再開です。 場所は大手町の日本工業倶楽部で、22人が参加しました。東京駅や新丸ビルのすぐ近くで、都心のビル街を歩くのは久しぶりでした。 3年の間に…

「モツレク」を聴きました。

「モツレク」とはモーツァルトの「レクイエム(死者のためのミサ曲)」のことで、合唱仲間ではもっぱらこの略語が使われるそうです。 2.その「モツレク」を、4月16日(日)文京シビックホール大ホールで聴きました。 麻布OBプラス合唱団の演奏会です。 混声…

2023年の元旦、ブログはまだ京都の思い出

明けましておめでとうございます。 週一回の報告なので、年が変わってもまだ昨年の話です。 前回のブログには岡村さんから、 「町内に「をけら木」と「人形」を配り30日には祇園(八坂神社)さんに納めます。昨日は掃除。そして、知恩院の除夜の鐘を聞く・・・…

会社での「さん付け」と先生の「あだ名」

先週は秋晴れの日、二人で神代植物公園に行きました。いまは秋薔薇が盛りです。 前回は、新入社員になった孫の話でした。 (1) 中学・高校の6年間一緒だった岡田・Masui両氏からコメントを頂きました。 よく働いた若い頃を思い出して頂いたようで、嬉しいで…

『僕たちのバルセロナ』が遺作になった田澤耕氏

8月末のブログで、『僕たちのバルセロナ』を紹介しました。 『僕たちのバルセロナ』(田澤耕、西田書店、2022)と岡田さん - 川本卓史京都活動日記 (hatenablog.com) 著者の田澤耕さんは9月24日死去しました、69歳。本書が遺作になりました。 友人がカ…

『僕たちのバルセロナ』(田澤耕、西田書店、2022)と岡田さん

1.今回は、法政大学名誉教授・田澤耕氏の著書『僕たちのバルセロナ』を取 り上げます。田澤氏は日本におけるカタルーニャ研究の第一人者です。 2002年に日本で初めて本格的な「カタルーニャ語辞典」を刊行しました。 一般向けの著書には、中公新書の『物語カ…

私たちの「思い出トランプ」

私事ばかりのブログで恐縮ですが、孫2人は、8月1日英国に戻りました。 最後の4日間は猛暑とコロナの中,東京に滞在。無事に帰国したようで安心しました。 蓼科では、山のような洗濯物を、近くのコインランドリーに行って、10分100円の機械に入れました。こ…

『金閣寺』と宮津丹後のリモートオフィス

前回は、三島由紀夫『金閣寺』の話でした。小説の題材になった金閣寺は、1950年7月放火によって全焼し、56年に金ぴかの寺が新築されました。 2.コメントをいろいろ頂き、感謝しております。 田中さんからは「金閣は(三島が好んだように)キンキラキンでなけ…

コロナ禍にあって、養老孟司さんは「ひょうひょうと年を重ねる」

前回報告したPCトラブルの件では、幸いに身近の先生の助けでダイナブックが 動くようになりました。 世田谷区のワクチン接種の予約はネットか電話かで行います。お陰で私は、新しいPCを使って5月30日の予約ができました。 しかし、この成功に過信したのか…

2021年の初め、カレンダーを眺め、「昨年話題のエンタメは?」

今年もよろしくお願いいたします。 お正月を自宅で静かに過ごした方が多いでしょう。私も、昨年末に頂いたカレンダーを飾りながら、妻と昔話をしたりしています。 友人二人から素敵なカレンダーを頂き、心遣いに感謝しております。 2.一つは大英図書館作成の…

東京藝大「メサイア」慈善演奏会は、今年が70回目の筈でした。

庭にあるかりん(花梨)の木が「今年は、なかなか落葉しない」と妻が不思議がっています。 例年より暖かいせいか、まだ緑の葉が残り、枝に置いた蜜柑をついばむ目白の姿の見分 けがつかないほどです。 1 2月の会食・会合予定はさすがにキャンセルが続いて、…

福井の三国町の喫茶店「たぶのき」と思い出話

1. 前回報告した「Go to」を利用した福井旅行を無事に終えてから、某大学病院で半年に1回の定期的な診察を受ける機会がありました。 「最近、家に閉じこもりですか?」という質問が呼吸器科の先生からあり、 「感染者が増えているときに気が引けますが、実は…

75年前の昨日、日本の国民は降伏を知らされた

1.昨日は終戦記念日でした。75年間、少なくとも日本は、戦争がなく暮らしています。これがどんなに貴重なことかと思います。 この年になっても、平和な田舎暮らしを過ごせることに感謝しています。先週末は、年下の友人夫妻と4人で、地元の農家から借りた土…

「制度的な人種差別(systemic racism)」―1968年と2020年。

1. 5月末に起きたミネアポリスでの黒人死亡事件は、アメリカ全土のデモに始まり、世界的な人種差別への抗議に発展しました。 米タイム誌は2週続けて特集記事を組み、英国エコノミスト誌も連続して取り上げました。エコノミストの「抗議の力とジョージ・フロ…

 2020年最初のブログは、豆台風の襲来と年賀状の話

1. 今年最初のブログはもっぱら私事で申し訳ありません。 昨年12月後半の我が家は、娘が休暇を取って幼い孫を連れて英国から一時帰国。 狭い家はてんやわんやでした。下がまだ2歳で時差調整ができず、夜寝ないので老夫婦も(もちろん娘も)グロッキー状態で…

2019年の出来事――ローマ教皇の来日を思いだして

1.一年を振り返って,ブログでも取り上げましたが、京都での茶事が私にとってそこそこ思い出に残る出来事でした。 私事ながら、使われた茶道具が先年死去した長姉の遺品だったことに意味がありました。三重県松坂で長年お茶を親しんでいたので、京都の従妹に…

台風が荒れる週末に、蓼科とニューヨークを思い出す。

1.昨夜の東京は台風19号の直撃を受けました。強烈な雨風。家人が率先して、自転車をしっかり縛り付けるなど事前の防備を固めました。 長野の田舎では、台風前に急いで農作物の収穫を終えてしまったでしょう。 つい1週間前、まだ台風の影も見えない穏やかな…

「里の秋」「海行かば」そして「Bank of Tokyo Building」

1. 東京は良い天気が続き、相変わらず、メジロが昨日は二羽でミカンをついばんでいます。 2. 前回のブログに、童謡「里の秋」に出来れば「物語」が欲しいと書いたところ、 我善坊さんから3番の歌詞は、 「さよならさよなら椰子の島、お船に揺られて帰られる…

サーロー節子さん講演「被爆者として北米に生きて」

1. 先週は、まだ穏やかな日が続きました。 所用があって、久しぶりに本郷の東大キャンパスまで出向き、三四郎池の紅葉も見てきました。 4日(火)には、六本木の国際文化会館でサーロー節子さんの講演を聞いてきました。 2. その前に前回のダニ・ロドリック…

沖縄や広島やアウシュヴィッツを旅するということ

1. まず初めに、2011年5月23日付「「胸中の公平な観察者(アダム・スミス)」とアメリカ憲法」と題するブログに7年後の18年8月15日に「勉強になりました」とコメントを頂いたinoue3さんにお礼を申し上げます。こんな昔に書いた文章を今だに読んでくれる人が…

「広島原爆の日」と「沖縄慰霊の日」

1. 前回のブログで、海外旅行者の増加がとくにヴェネチアなど欧州の受け入れ都市で大問題になっているというタイム誌の記事を紹介しました。4人の方からフェイスブック上コメントを頂き、有難うございました。 「8月15日も近づき戦争の悲惨を反省する機会も…

蓼科の雨の日と、「議院内閣制」再考

1. 猛暑の中、被災地とボランティアの人たちの映像をテレビで見ながらのブログです。 老人はせめてささやかな寄付をするぐらいで、他にどうしようもないのです。 当地茅野市でも10日と12日の夜は「土砂災害特別警報」が出ました。 雨水が傾斜のある道路を勢…

「閑中、雅もあり」の日々かな?

1.山口さん、柳居子さん、コメント有難うございます。 ご友人にもお嬢様の出産の手伝いに海外に行かれる方が居られる由、我が家だけではないのですね。「主婦に定年なし」もご指摘の通り、専業主婦は立派な仕事、亭主の年収の半分は堂々と受け取る権利がある…

今回はインフルエンザでダウン。身辺雑記に終わりそうです。

1.岡村さん、下前さんコメントまことに有難うございます。以下の事情から今回はお礼だけで、次回にフォローすることでお許しください。 2.のっけから私事で恐縮ですが、付き合いの良い老人であることもあって、最近大流行しているA型インフルエンザにかかり…

「聖フランシスの平和の祈り(Make me a channel of your peace)」と織部の「沓型」茶碗でお茶を頂く

1. 紅葉が美しい季節になりました。 何れは散るのですが、前回は、医者の助けを得て自ら「散る」時期を選んだ事例を紹介しました。カナダでは法(the medical assistance in dying law)によって医者が患者を安楽死に導くことが認められています。 (ところで…