所沢まで遠出しました

  1. 先週の秋晴れの日、埼玉県所沢まで遠出をしました。

(1)古くからの友人夫妻と4年振りに会うのが目的です。

我が家からの行程は、小田急線東北沢から次の駅代々木上原で千代田線に。

2駅目の明治神宮前で乗った副都心線がそのまま西武池袋線に乗り入れ、終点の小手指で下車します。

(2)乗り換えはすべて駅構内の移動で人混みや街中を歩くこともなく、どの駅にもエレベーターがあり、電車は空いていました。怪我が完治していない身ながら快適な道中でした。

 

(3)駅に車で迎えに来てくれて、夫婦4人で「武蔵野山居」という林の中のイタリア料理店に直行して昼食をとり、そのあと自宅にも伺い、帰りはまた駅まで送って貰いました。

 農地があちこちに残り、遠くには奥多摩の山並みが見渡せ、お住まいも閑静なところです。

(4)彼とは20代後半の青春時代、ともにニューヨークで過ごしました。同じ年ごろの子供がいたこともあり、家族で付き合い、週末を利用して旅行もしました。そんな思い出話で花が咲きました。

 

(5)私が転倒したことを知って、実は彼も数か月前に自宅で転び、左目のふちを三針縫ったと話してくれました。怪我の話題は老人にはつきものです。お互いに大ごとにならなかったのは幸運でした。

2.「4人で会おう」という約束が、コロナで延び延びになりました。

(1)その間に、奥様が運転免許の更新時の認知症テストで不合格になりました。

(2)以来、彼の方も都心に出ることもなく、奥様の面倒を見つつ、静かに暮らしています。

 そんな事情でこちらからご自宅近くまで出向こうと決めて、今回やっと実現できました。

(3)4年振りに会う奥様は昔と変わらず、話題にもちゃんと加わり、楽しい時を過ごしました。ただ、同じことを繰り返し話題にしたり質問したりということはありました。

3.再会を終えて届いた彼からのメールには、

―「家内もご夫妻がわざわざおいでいただいたことを恐縮して、それこそ毎5分置きに今日は楽しかったと繰り返しております。10分前のことはすぐ記憶から消えてしまうのが常なのに、珍しいことです。よほど快い印象が強く脳を刺激してくれたようで、私も嬉しく存じ、ご友情に感謝します。」

翌朝のメールには、

―「今朝は、トマト、玉ねぎ、人参、オクラ、レタス、茄子、パプリカ、柿、レーズンを細かく切って、少々の塩とイタリアンドレッシングで和えて、「山居」風サラダを作ってみました。昨日に負けず劣らずに仕上がりました」。

4.お邪魔した自宅では日常の暮らしが話題になり、家事や買い物、車の運転など全てが彼の任務になったようで、

「家事はたいへんな仕事だと再認識した」と言っていました。

上述のメールにあるように、地元野菜をたっぷり使った「武蔵野山居」に劣らないサラダを早速作ったというのには感心しました。

バスの運行が減り、買い物などどこに行くにも車が必要だそうです。

 介護を含めてこれらの日常を淡々と手際良くこなしているようで、我が妻はすっかり感心していました。尊敬すべき友人です。