- 今年もGWを挟んで2週間、長野県茅野で過ごしています。
昨年同様、JR「あずさ」とレンタカーの利用です。
山の家で、例年と変わらない穏やかな時間が流れます。
2. 4月末から5月初めは、この地の遅い春が日ごとに進みます。
到着時は,山桜が満開でした。花桃、スミレ、タンポポ、山吹、石楠花、雪柳、ツツジなど、一斉に咲き出しました。
新緑も日ごとに濃くなります。紅葉の葉も出て、普段はさほど目に付かない、小さな紅い花が咲きました。うぐいすの初音も聞こえます。
八ヶ岳に残る雪も少しずつ消えていきます。
3.山麓の気候は変わりやすいです。
(1) 良く晴れた暖かい日が続き、庭に出て、軽食をとり、読書にふける時
間があるかと思えば、終日小雨が降り続く肌寒い日もあり、室内で薪ストーブを焚きました。
(2) 連休中は好天だったので、若い世代は畑仕事に精を出しました。我々は勤労する姿を眺めるだけです。
彼らは、借りている畑(土地の所有主が、事前にトラクターで耕してくれます)で、鹿除けのネットやビニールシートを張り、畝をつくり、トマトのビニールハウスを建て、じゃがいもなどの植え付けをします。
大地の感触を味わいつつ、森林浴をするのは気持ちよいです。
(3)田には水が張られました。田植えも始まります。
昨年の晩秋以来ここでしか会わない友人にも会いました。同じように都会からやってきた友人宅を訪れ、ワインを飲み、お喋りを楽しみました。
4.ということで、観光地にも行かず、平凡な日々ですが、今回の唯一の事件と言えば、ネズミ騒動です。
(1) 昨年11月初めに水抜きをし、閉めて帰った山の家を今年初めて訪れたと
ころ、冬の間にネズミが侵入していました。
(2)留守中ネズミに入られるのは初めてではありません。
「ネズミはプロでも見付けられない小さな穴から入ってくる。とくにお宅のような古い木造家屋を防ぐのはなかなか難しい」とは地元の建築業者の弁です。
(3)しかし今回は、大々的な侵入でした。事前の防止策を怠ったのも被害を大きくした一因のようです。
部屋はどこもかしこもフンだらけ、置いてあったお米や野鳥用のひまわりの種などの食べ物だけでなく紙類まであちこち食べ散らかし、かじった跡が・・・・。
到着日の午後は、二人で大掃除で終わりました。
(4)山の住まいは自然との共生、こういう事態も想定しないといけないのでしょう。
庭にやってくる小鳥やリスは、家の中に入ってくることはないので、姿を眺めて楽しんでいます。
しかし、野生動物はかわいいだけではありません。厳しい冬の間も、必死になって食べ物を探しているでしょう。
先住民族である彼らを害獣扱いするのは気の毒かなと思いつつも、家の中まで荒らされては困ります。侵入防止策について地元の業者と相談せざるを得ないのです。