1.4月20日の土曜日、日帰りで京都に出掛けました。
「いとこ会」と「かるた会」に出席するため、ホテルでの昼食と従妹の家でのかるた取り。合計6時間弱の短い滞在でした。
その他は、京都駅の人の多さに驚き、ホテル17階の食堂から東山の姿を眺めただけでした。
2.少子化のいま、「いとこ」と言う言葉自体消えていくかもしれません。
(1)しかし、明治生まれの母であれば、兄妹が8人いました。
第2世代である「いとこ」が主になっても、賑やか好きな連中だったので、
食事とかるた会を兼ねた集まりを,京都で、年に一度はやっていました。
(2)それが、2020年1月末を最後に、コロナもあってお休みが続き、今回4年振りの開催となりました。
この間、元気な「いとこ」の数は減りました。それでも最年長の90歳から70歳まで連れ合いも含めて10人。さらに「いとこの子たち=第3世代」も加わりました。
3.まずは昼食会ですが、
(1)第1世代で存命なのは94歳の叔母一人だけですが、出席は出来ません。
そこで叔母の娘(私の従妹)が現地から、もう一人の娘はホテルにいて、スマホとスクリーンを操作して、映像発信と会話が可能になりました。
ITを自在に扱う世代です。
(2)あとは、出席者の近況報告とお喋りです。
従弟のひとり幹事役の公教君は、長くホテルマンを務めたあと70歳を過ぎて、請われて別のホテルのフロントを任されている由。
今や京都のホテルは、外国人の観光客と彼らに対応する外国人の従業員がどんなに多いか、話してくれました。
スペイン、コロンビアなどから来た4人の若者がともに働いていて、日本語も勉強中で、若者からは「なるべく日本語で話してください」と言われる、彼らの言葉での会話にはスマホの翻訳機能がとても役立つ、など時代の変化を痛感する話でした。
(3)別の従弟公隆君は、若い息子二人を連れてきましたが、ともに京都府警に勤務しています。
警察官と親しく話す機会などないので面白かったです。
母の実家の姓は「西四辻」と言います。日本全国でも30人も居ない苗字ではないかという話になったのですが、その珍しい苗字の人間がたまたま二人も京都府警に居るとはこれまた珍しいです。
(4)ちょうど前日に、国宝級の「古今和歌集の注釈書原本」が「時雨亭文庫」のお蔵から発見されたという記事が新聞に出たばかりで、従妹夫妻からはその話をして貰いました。
4.昼食会のあとは、彼女のお宅に直行して、「かるた会」です。
これも4年振りです。若い連中はとれませんから、見物と「坊主めくり」だけ。かるた競技の参加者は減って今回は6人になり、3人ずつ別れて勝負しました。読み手は時雨亭文庫の事務局で働く京大生で、彼は大学の「かるた部」所属だそうで、こういう若者もいます。
私は、記憶力も集中力も衰え、腕はすっかり鈍りました。
それでも定家卿の「来ぬひとをまつほの浦の夕なぎに、焼くや藻塩の身もこがれつつ」を今回も取ることができて、楽しいひとときを過ごしました。