年齢当てゲームと英国エコノミスト誌が選ぶ「カントリー・オブ・ザ・イヤー」

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  1. 今年もよろしくお願いいたします。

前回のブログに頂いた刈谷さんのコメントによると、ドイツではクリスマス・ツリーを1月10日ごろまで飾っているそうです。英国の娘の家もまだあります。飾り始めるのも早いです。

 日本の松飾りの時期は短いですね。

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  1. 年の初めでもあり、まずは「貴方の年齢あての数字ゲーム」で遊びたいと思います。

 

(1) あなたは、週に何回、お酒を飲むか?あるいは、(例えば「イノダ」の)珈琲を飲むか?
・・・・1回以上10回までの「数字」を選んでください。

 

(2)選んだ「数字」を2倍してください。

(3)その「数字」に5を足してください。

(4)その「数字」に50を掛けてください。

 

(5)もしあなたが、今年の誕生日を迎えていたら1772を、まだだったら1771を「(4)の数字」に足してください。

(6)あなたが生まれた西暦年の数字(4桁)を「(5)の数字」から差し引いてください。

(7)すると、3桁の数字が得られる筈です。

最初の数字は、あなたが選んだ、お酒を,あるいは珈琲を,飲む回数です

そして、次のつの数字は、・・・・・・あなたの年齢です

ピンポーン!

 

―――以上、お粗末様でした。

(注―なお、(5)の数字1772 と1771は来年になると1つ加える必要があります。念のため)

 

  1. 晦日に、英国エコノミスト誌の「2021年のカントリー・オブ・ザ・イヤー(今年いちばんの国)」と題した論説を読みました。

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(1)この選択が特徴的なのは、「この1年間で、目立って良くなった国、世界を明るくさせた国はどこか?」に注目していることです。特に「民主主義を進めた国」に注目します。

 

(2) そのせいもあるか、小さい国が選ばれることが多いです。

昨年の「2020年の国」は、アフリカ大陸南東部にある、人口15百万人のマラウイ(Malawi)共和国です。私は初めて聞く名前で、何の知識もありませんでした。

他に候補として、ニュージーランド、台湾、アメリカ、ボリビアの4か国を選びました。(台湾を“country “of the yearの候補に入れているところがThe Economist らしい)。

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4. 2021年はイタリアです

 マリオ・ドラギという前の欧州中央銀行総裁が、コロナ禍のさ中の2020年2月首相になりました。連立政権を率い、不安定が売りものだった同国の政治を安定させ、経済も回復させ、EUの優等生になりました。

 

  1. 他に候補になったのは以下の4か国で、相変わらず私は名前を辛うじて知っている国です。

 

サモアー南太平洋にある7つの小島からなる、人口約20万人

モルドバー東欧にあり、ルーマニアウクライナに接する、人口400万。

ザンビアーアフリカの南部に位置する、もと英国領北ローデシア。17百万人。

リトアニアバルト三国の一つ、人口280万人

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特徴的なのは、

(1) なるべく小国を選ぼうとする。(170年以上昔に発刊された時からの、同誌の理念であるリベラルな姿勢を感じます)

(2) 独裁的なリーダーを追い出して、民主化を進めた国が多い。

(3) 4か国のうち3つは、女性の大統領ないし首相である。

 

(4)リトアニアについては「民主主義の価値を世界に示した」と、とくに高く評価します。

 ご存知の方も多いと思いますが、昨年、中国との関係が悪化し、ついに大使館を北京から引き上げざるを得なくなり、注目されました。

  同誌は同じ号の「中国」欄でこの問題を別途取り上げています。リトアニアが大国中国の政治的介入や人権政策を強く批判し、台湾との接触を深め、これに中国がむきになって対抗する動きを「小国をいじめる(Bullying small countries)」姿として捉えています。

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6.イタリアを別にして、他の4か国、私は行ったこともないし、殆ど何も知りません。

しかし、いまの日本には、40年前の岡村さんのように見知らぬ異国を夢見て、こういう国々を旅する若者がいることでしょう。