モーリシャスでの「日本文化イベント」

1.蓼科の夏を終えて帰京してから10日以上経ちましたが、体調はいまいち。

夏の疲れが出たのかもしれません。

発熱と咳がありコロナを心配しましたが、抗原検査キットによる検査では陰性でした。

年齢のせいもあって回復に時間がかかります。

それにしても、周りでもコロナ感染者は増えています。幸いに軽症なので安心していますが、誰もが罹りうる病気になったのだなと痛感します。

 

2.そんな訳で、東京ではいまだに、家に閉じこもっています。

蓼科では、山奥ということもあり、近くに住む人との行き来はあったので懐かしいです。東京ではなかなか人に会えません。

3.たまたま英国に住む次女一家が、モーリシャスまで旅行をしました。暇なので、送ってくれたメールや写真を何度も眺めました。

 

(1)この国、観光地、とくに新婚旅行に大人気の土地だそうです。昨年夏には、沖合で日本企業の大型貨物船が座礁し、重油が大量に流出するという事故で、日本でも大きく報道されました。

 

(2)1968年にイギリスから独立した英連邦加盟国の1つ。1992年に立憲君主制から共和国に移行し、大統領制になりました。

(3)アフリカ大陸の南東に浮かぶ小さな島で、面積は東京都ほど、人口130万人弱の小さな国です。しかし日本の大使館がちゃんとあります。

 

(4)大使館のホームページで大使が紹介します。

「しっかりしたコロナ対策のお陰もあり、観光客を受け入れはじめ、例年の半数程度まで戻ってきた」。

また、「モーリシャス多文化主義、英仏バイリンガルの国民、高い教育水準、アフリカで一番の民主主義国家、素晴らしい自然などの利点が日本でも徐々に理解され始めた。ワカシオの油流出事故後、モーリシャスとのビジネス関係を強化しようという日本企業も現れてきた」として、

「大使館として、政治・経済・文化全ての面で交流を深め、良好な2国間関係を構築すべく務めてきた」「日本の皆さんも是非“天国に一番近い島”を訪問して頂ければと願っています」と結んでいます。

4.しかし、日本からの直行便はなく、英国からでも直行で12時間かかります。

(1)よくもまあそんな大旅行をしたものだと驚いたところ、亭主の仕事に同行したとのことでした。亭主はピアノを弾き、作曲もします。

 

(2)大使館のHPによると、

 「この8月25日~9月6日、平井元喜氏によるピアノコンサートおよび中島通善氏の版木画展から構成される日本文化イベント「Sun Rises」が開催された」。

 

(3)ピアノリサイタルは都合4回開催された。初回は大統領府でのコンサート。

「大統領府との共催で、ルーパン大統領をはじめ、各国大使、国際機関代表なども出席した。氏はバッハやモーツァルトショパンなどのクラッシックの名曲に加え、今回がモーリシャス初演となる組曲「日本の情景」など自作品も演奏した。演奏後には、川口大使が自ら用意した日本料理や日本酒などが観客に振る舞われ、日本文化交流にふさわしい夕べとなりました」。

5.彼がどういう経緯で招かれて、遠路はるばる同国を訪れたのか、その経緯は知りません。しかし成功裡に終わったようで安心しました。両国の文化交流の何がしかのお役には立ったでしょうか。

次女は亭主の随行役にすぎませんが、交流を補佐する役割を多少は果たしたかもしれません。

 以上、世界は広いな、私の全く知らない国で日本人がそれなりに活動しているなとは感じました。

 それにしても、写真では誰もマスクをしていません。