モルドバのワイン、宇治のお茶

1. 東京は例年より梅が咲くのが遅く、駒場民芸館もほんの二つ三つ蕾を開いたばかりです。

 後半は雪の日もあり、庭に咲いた沈丁花と、霙の中でも来てくれるメジロを眺めるぐらいの静かな日々でした。

 

f:id:ksen:20220211114720j:plain

 

  1. 前回はコロナ3年目に入り、英国など欧米と日本との対策の違い、欧米は「ウィズ・コロナ」が主流になっているようだと報告しました。

貴重な情報提供や的確なご意見を頂きました。

 

(1) まず刈谷さん情報――ドイツは接種証明があれば、入国にあたって隔離はなく、公共の交通機関で移動が可能。

 日本では、ドイツからの一時帰国者も外国人も一律、指定のホテルに6日間隔離され、部屋から一歩も出られない。2度の検査で陰性が判明するとOKだが、公共の交通機関は使用不可。欧州の商工会議所から訴えが出ている。

 

f:id:ksen:20220210130545j:plain

(2) 田中さんからは、昨年夏フランスから一時帰国した、子供4人を連れた友人が入国にあたって本当に苦労したという話です。

 

(3) 他方でMasuiさんからは、卓見を頂きました。

・日本人一人一人は頑張っている。

・しかし、感染対策で重要なのは、

(1)PCR検査を徹底して、感染者を明確にすること

(2)ワクチン接種を出来るだけ早期に実行すること、

(3)感染した時の経口薬を準備すること。

・この3つのどれを取っても日本は、先進国で最低のレベルと思う。

・検査で陰性と分かれば、一律に隔離する必要はないのではないか。

・科学的な解析や判断はデータが必要。その為にも膨大な検査をしない限り正確な結論や定量的な施策も対策もとれない。なぜ日本はこんなにデータを軽視するのか?

 

――以上、私のような素人でももっともな理屈だと思うのですが・・・・。

  

f:id:ksen:20220204095153j:plain

  1. そんな愚痴を妻やメジロにこぼしたところで、埒はあかず、フラストがたまるばかり。

 英国に住む次女は孫を連れて今年の7月末に帰ってくるつもりで、人の少ない蓼科の山奥で孫と2年ぶりに過ごせるかと楽しみにしているのですが、どうなることやら・・・・。老い先短い老夫婦なので、いつまで待てるか。事態の早期好転を祈っています。

 

4.ストレスばかり溜まっても精神衛生上よくないので、以下ささやかな話題を2つ提供です。

f:id:ksen:20220204094744j:plain

(1) 1つは、モルドバのワインの話です。

1月初めのブログでこの国の名前を紹介しました。英エコノミスト誌が、「昨年の“一押しの国(country of the year)”」の候補にリトアニアなどとともに上げました。

  ルーマニアウクライナに接する人口400万人の小さな国。

先日のBS「世界のニュース」で、いまこの国が欧州向けのワインに注力しているという特集を報道していました。ハーバード大卒の初の女性大統領が2020年末に誕生したことも、契機になったようです。将来はEU加盟を目標にしているとのこと。

f:id:ksen:20220204095627j:plain

モルドバは世界で最古のワインの産地だそうです。西海キャスターも「知りませんでした」と言っていました。

もっとも、この国、ロシアの軍事進攻を防げるか目下緊迫しているウクライナと接しています。ロシアとの経済関係も濃く、あまり西欧よりになるといろいろ問題も起こりそうで、大統領の政治手腕が注目されます。

f:id:ksen:20220202145520j:plain

(2)もう1つは宇治のお茶の話です、

1月30日の毎日新聞が、宇治市に、新スポット「お茶と宇治のまち交流館・茶づな」が昨年オープンしたという紹介記事を載せました。

ここを案内をしてくれるのが、「宇治市の職員で、芸人としても昨年12月に全国デビューした、まちこガールズさん」という記事です。

f:id:ksen:20220202150056j:plain

 こんな職員がいるのかと楽しく読みました。

 私は、宇治市にある大学に11年前まで13年勤務し、市の総合計画審議会やまちづくりなどを通じて、市の職員の方々とも親しく付き合ったので、懐かしい場所です。 

 彼女は「まちづくりや景観保護を担当する職員」だそうで、もっと前だったら、ご縁があったかもしれません。